2014.5.21(水)雨のち曇り 穴虫考(66)は2014.5.19
上開田(かみかいで)に青谷があって、どんなところか見てみたいとは思っていたのだが、奥野さんにそのことを言った憶えはない。ところが以心伝心というのか「敦賀に抜ける街道跡があるので行ってみませんか」ということになった。街道跡には興味は無かったのだが、青谷がどこにあるのか確認はしたかったのでありがたく連れて行ってもらった。
上開田には称念寺と坂本神社があり、その中を敦賀に抜ける街道が走っている。敦賀と琵琶湖を結ぶ街道は古代文化の通路として重要なものだが、上開田を通るこの道がどれほど重要であったかは解らない。今津、海津方面から敦賀に抜けるにはこの道と、牧野を通る道、在原を通る道など考えられるが、海津から追坂峠を通る国道161号線、西近江路がもっとも短距離で楽な街道と思われるのだが、、。
称念寺の脇を通る街道、多数の地蔵はこの地域にあったものを集めたものか、それとも寺院の墓地跡のものか、、。
街道跡は称念寺の脇を浦に向けて夕暮れの闇の中に消えている。晴れた日中に散策するのはとても気持ちよさそうだが、今のわたしには何の興味の無い。称念寺には元国宝の薬師如来像や大仏などもあって、奥田さんも盛んに説明してくれるのだが、これとてさしたる興味も湧かない。何が知りたいかって、青谷の位置を知りたいのだ。
もちろん青谷の位置を知ったところでこの時間では遡れる訳もないし、遡ったところでなにが見つかるわけでもない。しかしわたしはその地をこの目で見てみたいし、足で踏んでみたいのだ。
称念寺手前の街道が90度曲がっているところに豊富な湧き水が出ていて、土地の人だかが水を汲んでいる。挨拶をして青谷の位置を聞く。そのすぐ上にある坂本神社の前を流れている谷が青谷と聞く。少し坂を登って写真を撮る。
坂本神社の社殿が見え、その前に青谷が流れているという。
もう辺りは薄暗くなっているし、奥野さんを待たせているのも気になっている。位置はわかったので満足して帰路につく。先ほどの水場は有名なそうで、他にも水くみの人が現れていた。
これで正味二時間にも満たないが大変濃い内容の奥野さんの案内が終了した。袋一杯の鉄滓、石庭周辺の地名研究地図、十一面観音の所在地図、そしてお借りした「古墳と観音の里」のDVDなどお土産を一杯詰め込んで宿舎に帰還した。
【作業日誌 5/21】
ゴーヤ植え付け完了(願寿ゴーヤ2本、サツマ長レイシ1本)
【今日のじょん】指間炎が何時までも完治しないので、夕べステロイド剤を投与する。前回恐ろしく水を飲んで、お漏らししてしまったので躊躇したのだが、短期に改善するとのことでやってみる。
水はさほど飲まなかったが、早朝に起きてオシッコさせると、まあ長いことオシッコしていた。それも数回。
それで夕方には肉球が改善していた。これほど効く薬も何か怖い物がある。
じょんジョロリン、じょんジョロリン