2014.5.26(月)雨 考察-3
2.別所について
西浜別所については別途「別所探訪」の中で紹介予定。
3.御墓について
小字別所の御墓については海ノ谷(うみのたに)の吉根墓とともに気になっていたので奥野さんに出会った時に聞いてみたのだが、即座に小分け地名の穴虫の上部の山がはげたところに”みはか”があると答えられた。道も教えていただいたのだが、マキノ北遺跡などに行くこととなったので実際の訪問は出来なかった。そこには石塔があると聞いたのだが、航空写真で見ると確かにはげたところが見つかるのだが、石塔までは確認出来ない。しかし問題はこの”みはか”の位置はどうみても小字穴虫の中にあるようで、つまり小字別所の御墓とは別物ということだ。
奥野さんから届いた穴虫とみはかの位置図、黒いのは奥野さんからいただいたマキノ遺跡の鉄滓。
長谷という小分け地名がどこにあるのか現在のところまったく解らないのだが、長谷=泊瀬、初瀨でそこには両墓制で言うところの”ミハカ”、つまり埋墓があって、それが奥野さんの言うところの”みはか”なのではないかと考えた。
ところが奥野さんの回答には、”みはか”には三つの石塔があるので”三墓”かと思っていた、とあり、実はそれが正解なのではないかと思っている。
もちろん三つの石塔がどのようなものなのか、何が刻まれているか見てみないといけないのだが、一般的に埋墓には石塔は無いものだから、三つの石塔があるのならそれは三墓とするのが妥当だと思われる。
このお墓には小分け地名穴虫から道が通じているということだから、なんとしても訪れてみたい。この穴虫にも穴虫パターンが存在するとしていいのだろう。
【今日のじょん】じょん君尺八を聴く。
この不安そうな顔は何だ。そう、隣室では佐々木大師範が尺八を演奏しているのだ。一体鳴るのか鳴らないのか素人では解らない尺八を大師範に頼んで吹いてもらったということ。みんなが吹いてもスースーしか鳴らない尺八が名人の手にかかると立派な曲を奏でる。さすが名人と感心しているのだが、じょん君はこの音が苦手みたい。なんてったって風の音が大嫌いなんだから無理もない、おかーのそばで不安そうなこと、、、。