「この指 どれを切っても痛か!痛さはかわらん!」
両手をひろげて 亡き父がよくいっていた
2+1+2+1=6 最後の1人は またもや女の子
(もう、これで打ち止めにしておくれ~~~)・・・
子供心に思ったものでした。
だって、いつも子守におわれて 勉強も ベビーカーをおしながらオムツを持って
暗記をしたもんだ~ 弟も背負っていましたので、身長が伸びなかったかもと冗談話ですが
そう思ったものです。
(一応、人並みの身長はあります。 背中から、充分に肥料もかけられましたから・・・) ところが うちどめの子が大当たり!!
新婚時代に、わたしたち夫婦が 安い給料の中からですが、妹に
「なんか 買ってあげるよ、なにがいい?」
妹「う~ん・・・お金がいい 買いたいものがあるから・・・本を買いたいから」
小学4年生で父を亡くしたときの答えがそれでした。
妹が 高校卒業までは
長男である弟が、一家の大黒柱となって母を助け、姉(次女)と妹たちの面倒もみてくれました。
末っ子の妹はしっかり、ちゃっかり・・・自分の力で ”福岡教育大学”を卒業して
福岡市内の小学校の教師に着任いたしました
もちろん奨学金、アルバイト、ささやかなる姉夫婦(杏子)の援助、(すずめの涙で)
今は二人のこどもと、やさしい夫との生活をいとなみ
「奨学金」の返済も続けているところです。
おまけに わたしの長女が近くに住んでいるので、母親代わりでもあります。
はじめて、妹を動物園につれていった時、おおきな象の牙をみて叫びました
「あァーッ!!だいこん」
6本の指から 1本消え去り5本となり、つつがなく母も健在です。
こどもの日に、なぜかこんなことを思い出して・・・
ま~るいたんぽぽ、やがて どこかえ飛び立ってゆくのでしょうね