わたしたち夫婦の足となり乗り慣れていた普通車は、
T社のノーマル車1,800CC。
買い替えた台数は指折り数えたら、5本の指には足りないかなぁ
40数年の運転歴が物語る。
高齢化とともに乗る回数も少なくなり燃費、税金等を考えて
軽自動車のオートマチック車に買い替えたのが2年程まえのこと。
はじめはオートマチックへの切り替えに抵抗と、不安があったが
小回りもきく軽さに魅力を感じて、ようやく自由に運転できるようになった
軽自動車だったが・・・
しかし
大腸の病気の再発で、熊本の病院まで車での通院になり、軽自動車に揺られて
体に微妙な変化がでてきた。
片道約2時間の距離、慣れない道を運転することで
持病の腰痛も再発して、どうしたものかと・・・
次女が最近車を買いかえたことで刺激をうけて、
「また普通車に変えてみようかなぁ」と
夫に冗談まじりでついポロリ
ところが思わぬことで、案外簡単な返事が返ってきた。
「乗りたい車にかえたら・・・」「え?ほんと?」
内心うれしかった。どうしても普通車がほしいと思っていたから。
「うん、はよKさんに電話してみらんね」
気が変わらぬうちにと、長いお付き合いのKさんに早速電話。
これまた疾風のように、ニコニコのKさんがカタログ持ってすぐにやって
きてくださった。
車種は、以前と変わらぬT社車に決めていたので、すんなりと決まってやれやれ。
話はしてみるもんだと胸の中でホッ!。
「納車は、お盆すぎになりましょうかねぇ・・・」
「あ~かまいませんよ、ゆっくりで」
ところが手続関係がさっさと完了、お盆前の納車になり「ええっ!」
そして8月8日、大安吉日を選んで納車となりました。
1,200CC の小型ですが、パールホワイトで軽やかです。
びっくりしたのは、車といっしょに、きれいな花束のプレゼントをいただいたこと。
40数年間で車を買い替えること数回、こんなことは初めてのことだった。
「うわ~、ありがとう!!」
高齢者へのいたわりかもねと、とってもうれしかった。
お天気上々、さっそく練習開始。
係りのYさんから説明を聞きながら、ゆっくりと発車した。
2年ぶりの普通車、ちょっと感覚が戻るのが心配だったが・・・
発車の際にキーをさしこまなくてもよい。ブレーキをふみながら
ボタンを押すだけで、軽い軽いエンジンの音がかすかに聞こえるぐらいで
発車できるのにまずびっくり!
近所をひとまわりしてみたら、「ふんふん、これはいいですよ。乗りごこち満点」
後ろの座席のじいやも「これは、よかばい!」
というわけで、目下のところ新車の運転練習に汗々、
気落ちよく運転中であります。
そして翌日、近くの成田山で安全祈願にいってまいりました。
2年余お世話になった軽自動車さんに 「ありがとう、さよなら ・・・」
あと何年、こうして車の運転ができるかわからないのに、気持ちよく許してくれた
じいや様に熱く感謝の今日この頃であります。