3人目の孫S君が大学生となった。(次女の長男)
3歳下の妹が生まれてからは、お母さんの膝が恋しくて・・・
ある日、洗濯物を膝の上でたたんでいるお母さんに
「今度は僕をたたんでくださ~い」と・・・
あんなに甘えっ子だったS君が、見事 国立大学合格の栄冠を勝ち取り
九州から離れての学生生活を送ることになった。
入学式を迎えて、大学近くの新しい住まいのアパートが決った。
今は一人暮らしとなる学生のために、アパートには最小限度の生活用品も備えられていた。
「学食」というのがあり年間契約で申し込むと、食事も心配ないようになっているそうな。
色々と準備が整い、「じゃあ、今から帰るからね」と声をかけた両親の姿をみて・・・
次女が帰ってからの話だが
「帰る時にねぇ、S君が泣いたよ・・・」と次女も涙声に。
つられて私も涙が頬をつたって・・・ 日頃、口喧嘩ばかりしていた姉妹と離れるのが少しさみしくなったのか?
「Sちゃんとあ~ちゃんによろしく・・・」なんていいながら、顔がくしゃくしゃになって
涙がほろり・・・
そう、あんなにちいさかったS君がねぇ
足に少し障害をもって生まれたが、数回の手術を受けて成功した。
中学生になったらクラブ活動もサッカー部にはいり
2年目にはレギュラーになって多くの試合にも出場するまでに成長した。
そのS君、大学生になってからひと月すぎた。
さわやかな5月の陽を浴びながら自転車でキャンバスまでの道、春風に吹かれて・・・
今頃は、新しい友といっしょに自由に好きな勉学に励んでいるのだろうなぁ
おおいに青春を楽しんでほしいと思う、ばあやの今日この頃であります。