お庭をちょっとのぞいて
毎回数をかぞえるのですが、途中で一休みしている間に忘れてしまうので
いまだに何段あるのやら・・・
途中で、手摺をつたいながらゆっくりと降りてくる親子連れに出合いました。
小学2~3年生でしょうか、ほっぺが真赤な女の子は
額に汗しながらも手摺にしっかりつかまっています。にっこり笑顔です。
お母さんは先におり、足をとめて後ろを振り返っています。
「こんには~」声をかけたら
その子はにっこりして頭をさげて、右手のひらをパッ!とだしました
見知らぬわたしに ハイ、タッチ!!
わたしもあわせて、はい、 タッチ!!
熱いものが胸にきました・・・
お母さんがにっこりほほえんでいます。
少し体に障害があるようでしたが、暖かく見守るおかあさんの強い気持ち
「この子は大丈夫、きっとげんきに成長してゆくよね」と心の中で思いました。
あ~ いい親子に逢えましたよ~
着きました。
こんな言葉がありました ホッ!
おや~、家族そろってしっかりお参りです。
抱っこの子どもはぐっすりねむっていますよ
最近はイクメンパパが増えましたね。
こうして子ども3人の面倒見がいいのには、ほんとうに感心します。
私たちの時代には考えられなかった家族風景・・・で、
子守りはお父さんがふんばり お母さんはラクチンです。
途中でも この家族ををみました
ほほえましいね。
清水寺からすこし登ると、左手に三重塔がみえてきます。
春は、さくらにかこまれます。
樹齢?の古木、銀杏がきれい
登り詰めて汗ぬぐっていて、そして気が付いた
あれ? リュックの紐の間に挟んでいた毛糸の帽子がありません
「どこで落としたんやろか?」
あわてて石段を降りながら、キョロキョロさがしますが
どこにも見あたりませんでした。
「まぁ いいか!」
災難から逃れたと思えば・・・
でも、惜しいな惜しいなぁ、手編みだったものねぇ
下り階段をゆっくりおりながら、時々あたりをチラチラ
山門あたりまできたとき
「あっ! あったよ!」
手摺にひょいとかぶせてあった帽子です、間違いなくわたしのものです
手にとり、ほっとした私と目がバッチリ合った中年男性の一声
「あ・あはは~」 のけぞって、えら~い笑い声の大きかったこと
帽子を胸にかかえて、にやりとした私をながめていたのでしょうね。