ばあやの のんび~り日記  

還暦をむかえてからパソコンの勉強を始めて
傘寿も越えてしまいました。
いつまでパソコンできるやら・・・

雷さんには、

2013年08月08日 | 思い出



    とうもろこしも、何本もやられた・・・

雷さんには、もうひとつ ほろ苦い思い出がある。
  この頃の夏の出来事だった。

夏やすみのある日の夕方のことだ。
親戚に、お中元をとどけるからといって、二人の娘には
「ちゃんと留守番をしていてね、すぐに帰ってくるから」といいきかせて、
バイクに二人乗りで、夫とでかけた
長女が6才、次女が3才の頃。

あ~、いつまでも忘れることなく、雷さんがゴロッとなるたびに、
「あの時は、ごめんね・・・」
娘二人に怖い思いをさせたことが、いまでも悔やまれてならぬ。

どれほど詫びても詫びきれない、これからも、絶対に忘れられないだろう。

 実は・・・
”親戚にお中元をとどけるから”というのは口実で・・・
夏休みにはいつも子どもたちを、市営のプールにつれていって楽しんでいたが、
一度でいいから、ゆっくりと二人だけでプールへ行ってみたいなぁという思いもあった。

その頃に、ようやくテレビを買うことができた。まだ白黒のテレビだった。
子どもたちは、毎日テレビ番組のマンガを喜んで見ていた。
その時も、丁度好きなマンガを観ていたので、いまがチャンスとばかり 
バイクで、ちょっとだけとプールへ出かけたのだった。

ところがプールに着いたころに、雲行きが怪しくなり始めて、
「これは、もしかしたら
ひと雨くるな」と思いながらも、水着にきがえてプールに入ったときだった。
突然、ゴロッ!ときた

 「あ、雷!帰ろう!!」
子どもたちが家に残っている!!急いで着替えた。
途中から雨もふりだし、雷もいっそうひどくなってきた。
あ~悪いことした・・・ 急いで帰らなきゃ!早く早く 走ってと心の中で叫んでいた。

「ただいまッ!!、ごめんね!!」
「ママ~ッ! こわかったよ!!」 泣きながら二人とも飛びついて来た。

子どもたちは、テレビはそのままで家の隅の方で、
二人とも震えていたのだった
「・・・・・・ごめんね、ごめんね、怖かったやろ? ごめんね・・・」

ようやく雨も雷も止んで、静かになった時だった。
なんとバックの中の、濡れた水着をみつけた長女が・・・

「ママたちは、プールに行ってきたね!  なんで私たちを置いていったの?」

あのときの顔が今も忘れられない、ちいさな胸を恐怖にかられた精いっぱいの抗議だったろう。

心から恨んだことだろうなぁ・・・ 
あれから40余年が過ぎた
長女は、この事を覚えているだろうか・・・

若き日のほろにがい思い出  

コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

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 (ako.)
2013-08-09 00:57:56
雷が 家に落ち 怪我をするという事もあるんですね
下の記事のコメントを読んで 驚きました
妹さんたちも 怖かったことでしょうね

40年前の思い出 ほろ苦いですね
杏子さんも お若かったんだなぁと感じました
たまに 二人でゆっくり としたいと言う気持ちを
お持ちだったのですもの
子どもが出来ると 夫婦二人になりたくないというご夫婦
よくいます
今もとても仲良しさんのようで素敵なご夫婦ですね

娘さん 覚えているでしょうか?
6歳なら強烈なものなら覚えているでしょうし
その時はショックでも 過ぎて忘れてしまっているかも・・
返信する
おはようございます。 (koyuko)
2013-08-09 05:57:22
あぁ~ 杏子さん お嬢さんたちは忘れていますよ。
覚えていても、今はお母さんになって、きっとわかって下さいますよ。
私もこれと似たような事がありました。

実家に帰って、2人の子供を姉に預けて、恩師に逢いに行き、
帰宅したら、次男が熱を出して苦しんでいました。切なかったです。
返信する
夫婦の重み (杏子)
2013-08-09 14:00:10
ako.さんへ

>仲良しさんのようで素敵な・・・

いいえ、そうでもないです
”あれから40年~のきみまろさん”と一緒ですよ~ん

絶対に覚えていると、変な自信があります。
長女が結婚するときに「私は6割ぐらいしか、力はださないから、お義母さんとも旨くいくから、
心配せんでもいいよ

わたしが、いつも100%出しきっている事をわかっていたのかも・・・ (義母と小姑の関係も理解できていた)

そんな冷静な面があるので、大人になったら、わかってくれたと思います。
返信する
泣けてきました (杏子)
2013-08-09 14:18:17
koyukoさんへ

あるある、そんなことも・・・

>覚えていても、今はお母さんになって・・・

そうですね、きっとわかっていてくれます。

妻と母親の重責に、攻め立てられ、放り出したいときがありました。

実際に、いつも冷静だった長女が、出産直後の数ヶ月、
慣れない育児に疲れはて、
「赤ちゃんが泣きやまない、どうしたらいいの?」
途方に暮れた夜中の電話に驚き、車で2時間余の夜道を一人で長女の家まで駆けつけたこともありました。

やっと着いた時には、泣きつかれた赤ちゃんと一緒に、スヤスヤねむっていました。
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