hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

赤鬼 ~三軒茶屋グルメ

2013-11-08 06:25:33 | グルメ

気がつくとあとカレンダーも残り一枚、寒くなってくるのも当たり前である。『精選 東京の居酒屋』太田和彦著という本を偶然手にしたのが1993年、なかなか面白そうな居酒屋がラインナップされており、最初の店が銀座八丁目の『樽平』。なかなかいい店だったので、太田氏の審美眼を信じて一軒毎に飲み歩いた。その中の白眉の一軒が三軒茶屋の『赤鬼』である。初めて入った時は混んだ店だなあ、という印象、酒の種類と選別の仕方、店員の知識量、そしてつまみの旨さ、どれをとっても素晴らしい。一点きになったのはタバコの匂いだったが、その後禁煙となったので、満点の店だと思う。今は土曜日もやっているが、なかなか予約が取れない所が難といえば
難である。
今日は古くからの友人O氏と呑む約束をしていたが、何とか『赤鬼』の予約が取れた。予約の電話で刺身盛り合わせをお願いする。この店に行ったことがある人は必ず頼む、というのも予約すると魚の9種類が増えるからである。

店に到着したのは7時5分、店はカウンターの一部を除き満員。まず、地ビール小ジョッキで乾杯、突き出しはマグロのすきみとイワシの団子汁、特に新鮮なイワシを叩いた団子汁は美味いら、酒はまず十四代(山形県)のオリジナル大吟醸を注文。いつ飲んでもうまい。あてはいつもの『鯵の唐揚げ土佐酢かけ』、『ホタテ入りオムレツ』と『タコの吸盤焼き』『珍味3品盛り合わせ』。

まず、珍味が登場、イカ塩辛、生カラスミなど。次いで鯵から、骨まで美味しく、土佐酢が良く合う。この辺で『鍋島~三十六萬石』(佐賀県)や『写楽』(福島県)を注文。刺身もマグロ・生うに・生タコ・イサキ・カンパチ・カレイ・平目・ホタテ貝・コチの9種類の盛り合わせでそれぞれが美味い。

ここで『王禄~丈径』(島根県)これは結構重いが、旨みも強く存在感のある酒。


さらにオムレツが登場。ホタテと卵そしてバターがなぜかよく日本酒に合う。次いで『あたごの松』を注文、これは若いが荒々しく、いい酒。さらに『ミョウガとアゲのあえもの』『竹輪の天ぷら』『塩らっきょう』『ぬか漬け』を注文、最後に『奈良萬』(福島県)を飲んで大団円。みんな美味かったというのが、正直な感想。なかなか予約はとれないが、また来たい店である。

赤鬼
世田谷区三軒茶屋2ー15ー3
0334109918