hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

三鷹市牟礼界隈

2013-11-12 06:42:41 | 日記

秋も深まり、あれだけ続いた猛暑も影さえなくなって、さすがに木の葉も色づく季節、家から10分ほどの三鷹市牟礼あたりを歩いてみた。牟礼二丁目の交差点の近くには三木露風の墓や庚申塔などがある。

低い火の見櫓のすぐ横にある庚申塔は2つ並んでいる。ただ、本来の庚申信仰というより、交通安全を願う人々の信仰が厚いようで、いつも花が絶えない。


交差点そばには神明社がある。1537年に北条綱種により芝飯倉神社から分霊して作られた歴史のある地元の鎮守社。秋祭りは賑やかだったが、今は七五三の時期で朝早いにも関わらず、そうそうに人が集まり始めていた。境内には大きな木々も多く、参道と思われる道には柚子や柿の実もなっている。


少し三鷹台方向に坂を上がると牟礼の里の公園に着く。ここは三鷹市でもっとも標高が高い地点らしい。もみじは赤くなり始め、グラデーションが美しく、また、黄色く色づく木もある。モズの鳴き声も聞こえるこの公園は裏が農地で、武蔵野の面影を残しており、何もこれといってないが、それがかえっていいのかもしれない。


さらに三鷹台駅に向かい少し坂を下りると玉川上水にぶつかる。



その宮下橋から吉祥寺方面に左折するとカンナの黄色い花や山茶花の白い花も咲いており、こちらの木の葉もそろそろ黄色くなり出している。

今はあの鬱蒼と茂っていた川岸の草木も減り、流れも見えるほどになっているが、その流れは、昔、少し上流の万助橋で生徒を助けようとした教諭が溺死したことなど嘘のような静かな流れである。
もうあと一週間もすれば益々木々の色も鮮やかになり、秋は深まりを見せる。