hokutoのきまぐれ散歩

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鉄道不通区間

2013-11-29 06:41:11 | 日記

鉄道シリーズ その24。今年ほど自然災害が立て続けに起こった年もあまりないのではないか。鉄道の不通区間もどんどん増えて、ますます廃止に拍車がかかるのではないかと懸念している。災害で鉄道が不通になると大きく報道されるが、復旧状況に関し、ニュースで流れることが少ないため、調べてみた。

まず、東日本大震災の影響だが、特に原発の影響で常磐線は長い間、広野~浜吉田までは不通となっている。両端は復活の見通しはあるが、相馬~駒ケ嶺は未定のままである。

他にも津波の影響で仙石線は高城町~陸前小野、石巻線の浦宿~女川は不通乍ら復活に向けて工事を行っている。大船渡線の気仙沼~盛、気仙沼線の柳津~気仙沼はBRTに変わる見通しだが、山田線の宮古~釜石はBRTを周辺自治体が拒否しているらしい。

あまちゃんで有名になった三陸鉄道北リアス線はあと田野畑~小本だけがまだ工事をしており、南リアス線の釜石~吉浜と同じく来年4月の開通を目指している。

一方、深刻なのは只見線越後川口~只見で費用が嵩むため、まだ復旧工事が決まっておらず、岩泉線全線に至っては地震前から不通だったが、いよいよ廃止届が出されてしまった。

今年の台風の影響は山口県を中心に山口線の地福~津和野、山陰本線の須佐~奈古、三江線の江津~浜原が不通でまだ復旧の目処が立たない。

さらに名松線は家城~伊勢奥津が2009年の台風被害で不通のままとなっている。この路線は岩泉線と同じく特定地方交通線第二次廃止対象線区になったこともあり、その趨勢には注意を要する。

最近、話題になっているのが、信楽高原鐵道の貴生川~信楽(全線)だ。9月16日の台風で橋が流され、まだ不通のままだが、10月に信楽線80周年で全線乗り放題の記念切符1500枚を売り出したところ、鐵道ファンなどが復旧を信じて完売したという微笑ましいニュースもある。因みに鉄道は動いていないので代替バスが乗り放題ではあるが。
また、関東近県でも小湊鉄道の養老渓谷~上総中野が不通になっており、いすみ鉄道との上総中野駅での対面ができない状態。

ともかく、今だにJR12線区、私鉄4線区合計200km以上が、復旧できていないことが、心配。特に三江線や只見線など営業係数の優れない線の復活を心より願いたい。