hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

日中線記念館

2013-11-07 06:40:32 | 日記

鉄道シリーズその15。北から鉄道記念館を一つずつ紹介しているが、青函連絡トンネル記念館は先日の日本一低い駅でかなり紹介したので割愛する。ただ、あのブログでふれたように竜飛海底駅は11月10日で最後の体験下車が終了するが、その切符の購入を巡り、朝日新聞が発売日に列ができたが、前に並んていた2人が買いだめして、売切れてしまったくだりが記事で紹介されていた。1人でも多くのファンが行きたいのにえネットオークションに出品して(2000円ほどの整理券が5000から1万円くらいらしい。)儲けようとするダフ屋的な輩は絶対許せない。

前置きが長くなったが、今日紹介するのは『日中線記念館』である。日中線は福島県喜多方・熱塩間11.6kmを結んでいた線で当初は栃木県今市と山形県米沢を結ぶ計画の一部として1938年開業したが、その後の戦争などで計画は中止となり、第一次特定地方路線となって、1984年に廃止になった。当時から運行本数が2本と清水港線に次ぐ少なさで興味はあったが乗れないまま廃止された。

その終点だった熱塩駅をそのまま保存して1987年に整備された記念館。訪れたのは今年5月、まだ寒さが残る頃だったが、洋館風の駅舎とホーム、旧型客車オハフ33、ラッセル車が展示されている。駅舎の中には当時の発券機やパネルが飾られ、地元の人たちの手で運営されている。係りの人に聞いたらやはり冬は雪が深くて施設維持は大変らしい。5月でもストーブがあり、温かいコーヒーが有難かった。それでもホームには桜が咲いて、遅い春を迎えつつあった。バスは廃止されて、行くなら車しかない。

会津の自然の中で素晴らしい風景と鉄道の遺構が楽しめる無料スポットである。