東京の雪は滅多に降らないので、たまに降ると印象深い。例えば1984年は外回りを担当していたが、度重なる雪で革靴を4足ダメにしたこととか、万博の前年1969年に30cm雪が降り、雪だるまやかまくらをつくったこととか、かなり前のこともよく覚えている。
今シーズンは昨年12月20日に初雪が降って以来2回目だが、昨日(2月4日)の雪は都心では午後4時~5時過ぎくらいまでがピーク。その時には昭和通り沿いを歩いていたが、コートには雪がこびりついた。夜、家の近くに帰ると車や自転車のサドルなどにははっきり雪が積もり、一部道路にも微かに雪が積もっていた。このくらいならば凍結しても大したことはないが。
因みに東京の降雪日数は平均9.7日、これは全国平均の32.6日に比べると遥かに少ない。ここ数年をとっても昨年が6日、一昨年が10日、さらに遡ると12日、15日とこの5年では減少傾向にある。また、積雪もなかなか10cmを超えることはなく、昨年は1月14日の成人の日の8cmが最高、ただ、5cmを超えると大騒ぎになり、予報だけで雪は降らなかったのにJRが大幅な間引き運転をする(昨年2月6日)くらいだから、東京は雪に弱い。
暖かい部屋で降る雪を観るのは風情があるが、外を歩くと寒い。さらに積もると雪かきも大変で、それをしないと路面が翌朝凍結する。なんとも始末におえない風物詩である。