この雪の中、酔狂にと言われるかも. しれないが、今日もMくんと酒場放浪記ではないが、門前仲町に新たな飲み屋への誘いを受けて、飲みに行く。門前仲町駅を降りて3分、店の名前が『酒亭 沿露目』、これでゾロ目と読ませる。昨年開店した店だが、開店した日がゾロ目だったのが、その起源とか。
カウンターのみの一見バーのような造り。雪がひどく、いつもは金曜日で満員であろう店もゆったり、この雰囲気はなかなかよい。寒いため、ビールは飛ばして『飛露喜』(福島県)の冷やからスタート、お通しはニンジンのナムルの巻き寿司とウコン入り澄まし汁。最初に寿司が出てくるのは店主の大野さんが前にいた『市ヶ谷 あて』と同様、ただ野菜を活用したところが憎い。
あては、まずは『しめ鯖』、酢〆の鯖が酢の中にある、これに山葵と醤油を付けて食べる趣向。脂がのった鯖があっさりいただける。
さらに『湯豆腐』、出汁が張った中に適温の豆腐、上に載せたたっぷりのおぼろ昆布と柚子がいい相性。Mくんも自宅でやってみるとじっくり出汁を飲む。
次に『鰯の梅煮』、『あて』より味はいい気がする。酒は寒いので『群馬泉』の燗、程よい辛さがいい。
次に『クリームチーズの西京漬』『風呂吹き大根』『鮪のづけ』を注文。酒は『日置桜』(鳥取県)、これも燗だが、強力という米の旨さを味わう。
最後に『鯖の燻製』、マスタードが添えられているが、これもベストマッチ。酒は『王録 出雲麹屋(うすにごり)』、あまり甘くなく締めにはいい。これ以上呑むと帰れなくなりそうで止む無く後ろ髪を引かれる思いながら、早仕舞い。是非また、来たい店。因みに今月のduncyuに載ってます。
酒亭 沿露目(ぞろめ)
江東区富岡1ー12ー6
0358758382