hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

新井薬師

2015-01-02 05:00:52 | 日記

『古刹を巡る』その26。今回訪れたのは新井山梅照院薬王寺、といっても新井薬師のほうが通りがいい。

中野駅で下車、江古田行きのバスで5分乗り、『新井薬師梅照院前』バス停で下車、すると境内の入口に到着。周辺は門前町がそのまま商店街になったような所。この寺は真言宗豊山派の寺で西新井大師や護国寺などと同じ宗派である。

新井薬師の名前は『新井』が新たに井戸を掘ったことからきており、本尊の薬師如来からこのように呼ばれている。寺の創建は室町時代後期(戦国時代)の1586年、本尊は薬師如来と如意輪観音、秘仏で12年に一度寅年につまり8年後に開帳される。その霊験は徳川秀忠の5女が当時薬師如来に眼病平癒を祈願したところ回復したことから目にご利益があると言われている。(目のお守りや絵馬もある。)

入口から少し奥には山門があり、新井薬師の提灯が下がっている。その奥には本堂、さらに不動堂などが並ぶ。縁日にはかなり露店も並ぶようだが、まだ、お炊き上げのテントがあるくらいでのんびりとした雰囲気、武蔵野の面影を残す。



アクセスは中野駅以外に西武新宿線新井薬師前駅までは500m足らずで交通至便な薬師様である。余談だが、駅は昔ながらの西武鉄道の駅、これは聞いたところ中井~野方は地下化の計画があるらしくそのままになっているが、この駅の姿もそれほど長くは拝めないようである。