hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

ラグビー大学選手権準決勝観戦記

2015-01-03 05:00:53 | 日記

本当に久々のラグビー大学選手権準決勝観戦。今回思い切って見に来たのは国立競技場から秩父宮に会場が移ったことが大きな要因。国立競技場もいいが、トラックがあるのでラグビー専用競技場の秩父宮がすきである。

天候も朝は曇っていたが、ラグビー開催時間には青空、バックスタンドは1時頃から太陽の光が降り注ぎ暖かくなった。まあ、日差しが眩しく見にくいこともあったが。やはり、人気の早稲田・明治が出ないため、観客席もバックスタンドはほぼ満員だが、メインは7分くらいであった。

第一試合は筑波大vs東海大、FWが持ち味の東海を筑波がどう対応するのかが焦点と思っていたが、それよりもまず筑波のハンドリングミス、ラインアウトやスクラムの正確性の欠くプレーが最初は目に付いた。前半2つ、後半1つのDGをFB野口に決められ、前半の東海大のトライもDGを囮に使ったサインプレー。

後半は3点ずつ取り32分、殆ど東海大ペースだったが、筑波はようやくNo8山本がトライ、ゴールも決まる。しかし、この時点で時間がないが、トライ直後のリスタートからHO村川のビックゲインを息も切らせず攻めて38分に正面にトライ、ゴールも決めて逆転というなかなかスリリングな試合。たが、言い換えるとDGを狙わず、トライに拘れば東海大は勝っていたかもしれないゲームだった。


第二試合は帝京大vs慶応義塾大、対抗戦48対0、昨年の大学選手権45対14と大敗している相手。しかし、スタートから相手ボールのスクラムをターンオーバーするなどFWの頑張りが見られたが、個人の速さと強さ、特に相手SO松田、CTB金田などの個人の力を返し切れず、さらに慶応の主将FL木原が負傷退場するアクシデントが響いた。さらにゴール前の反則繰り返しでシンビンも取られ、慶応No8森川の1トライはあり、盛り上がったが、前半26vs10で折り返し。


後半の最初からミスを突かれ、帝京がトライを量産。慶応が飛び込んだトライもレフェリーが見逃し、トライにならず、観客席がレフェリーにブーイングすることもあり、その後も相手のコラプシングの連発にもシンビンも出さず、ベナルティトライも出さないジャッジには疑問も感じたが。さらに控えメンバーに変えた頃からはスクラムも押され、最後はミスの連発で4トライされるなど、結果は53vs10で力負け。折角、スクラムでFWが勝ってもラインアウトから十分な球が供給できなかったり、ハンドリングミスが出たため、リズムに乗り切れず、後半の最後には切れてしまったように見えた。特にキャプテン不在が昨年同様響いた気がした。

ただし、今年の慶応、特に大学選手権では昨年以上にセカンドステージで3連勝、特に流通経済大戦では粘ってリーグ戦優勝チームに勝つなど対抗戦の時に比べて格段に良いチームになった。今日は負傷者が多く出たため、十分な試合ができなかったのかもしれないが、ラグビー名門高校出身者が少ない中でよくやったと言えよう。さらに残念ながら御所実業に惜敗したが慶応義塾高校も花園で頑張ったこともあり、慶応義塾大のラグビーは今後も十分期待できるものと思う。ただ、毎年、準決勝で帝京ばかりと当たるのは若干きつい気もするが。