hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

北沢川緑道を歩く(2)

2017-09-09 05:00:43 | 日記

前回に続き、北沢川緑道を歩く。せせらぎに沿いながら歩くが、川の流れは綺麗でよく見ると小さな魚たちもいるし、アメンボも水の上を器用に歩いている。



しばらく行くと萩原朔太郎が居を構え、詩集青猫の自序に出てくる『大都会の高圧線の青白いスパークを大きな青猫とイメージ…』とある第61番高圧鉄塔が鶴ケ岡橋からはよく見える。また、ここには『文学の小道』と名付けられた碑があり、斎藤茂吉のことも書かれている。

気がつくと周囲のアブラゼミがうるさく鳴き続けている木は全てが桜の木であり、橋も桜橋と名付けられていた。


そして、鎌倉街道が上を走る橋はここも鎌倉橋、確か杉並区浜田山で神田川にも同じ名前の橋があったことを思い出す。


三好達治の碑、二子橋、橋場橋と過ぎるが、ドーム型の二子橋、妙に欄干が高い橋場橋と特色がある。そして茶沢通りを渡ると少しせせらぎの周りの草が深くなる。


川沿いになぜか玄関があるが、よく見ると坂口安吾の文学碑。代沢小学校で代用教員をやったことがあるようだ。
代沢橋、中下橋、横光利一の碑、一本橋などが続けてある。こちらの橋もいずれの欄干も低いが、特にアーチ型の一本橋は可愛らしい。


稲荷橋、山下橋、福寿橋と通過するが、茶沢通りを越えてからは道が広くなっている。


そして、東急バスの車庫が見えてきたら、すぐに下代田橋で、淡島通りとクロスする。この先はもう少し同じような緑道が続き、目黒川緑道となっていくが、今回の緑道歩きはこの辺りで終了。

それにしても小さな橋がたくさんあり、さらに著名な文化人も数多くいたのはさすが世田谷区である。緑道もよく整備され、道の細いところは自転車も規制されているまさに散歩にはもってこいのコースである。