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鉄道会社立食いそば食べ比べ、番外編。私鉄の立食いそばは私鉄の関連会社がサイドビジネスとして行なうケースが多い。小田急、京王、京浜急行、東急、東京メトロ、JR東日本などである。しかし、東武鉄道や京成などは業者にやらせている。
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今回ご紹介する東武鉄道の場合は複数業者が入っていて、例えば北千住駅は小諸そばが構内に店を出している。その中で東京スカイツリー線西新井駅3・4番線に業者が店を出しているが、これが『立食いそば』ならぬ『立食いラーメン』なのである。店の名前は『西新井ラーメン』、そのままである。この店は以前に訪れた際に覚えていたもので駅舎内にラーメン店は珍しいことではないが、ホームにラーメン専業店というのは珍しい。
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戻って来た酷暑の中、熱いラーメンを食べる人はやはりそれほど多くはないが、それでも客は途切れない。私は券売機で『チャーシュー麺』(650円)にしてみる。
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店のおばさんに食券を渡し、『ラーメン一丁』と言うと奥の煮えたぎる鍋の前にいるおじさんがラーメンをひと玉鍋に放り込む。火加減を見ながら数分間、慣れた手つきで平たいザルで湯切り、つぎにスープも注ぐ。おばさんはチャーシュー、ナルト、半分のゆで卵、メンマ、ワカメを並べ、最後に刻みネギを振って提供してくれる仕組みである。
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味はというと、いわゆる東京ラーメン風の醤油味、麺も中太縮れ麺。スープもそれほど濃い味ではなく、また、熱さもほどほど。もし、アツアツならば大体丼が持ち上げられないが、そのあたりは工夫されている。チャーシューはバラを巻いて作られた煮豚系で5枚も入っている。他にも具は多く、ボリュームも満点。
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お店はメニューにも工夫しているようでラーメン(450円)、チャーシュー麺以外にワンタン麺、味噌ラーメン、キムチラーメン、ご飯ものはカレーライス。季節メニューの冷やし中華やザルラーメンまである。
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暑いホームに立って食べている私以上に暑い厨房で煮えたぎる鍋の前にいるおじさんとおばさん。『暑いでしょ〜』と声をかけるとおばさんが『ほんと、水着で来たいくらいだよ。だけど私が水着を着たら、お客さんがこないかな?』と談笑。下町ならではの駅ホームラーメンは楽しかった。
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それにしても不思議なのは他の客も冷やし中華ではなく、みんな熱いラーメンを食べていること、来る人は覚悟を決めて来るのかな?