hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

井の頭公園駅

2017-09-28 05:00:27 | 日記

『井の頭線気まぐれ散歩』その12。今回は井の頭公園駅あたりを歩いて見る。その前に井の頭公園駅についての基礎知識から。

《その1》今では吉祥寺の1つ手前の駅としか認識されていないこの駅も1933年8月に帝都電鉄が開業した頃は渋谷〜井之頭公園であり、翌年に吉祥寺まで開通するまでは終着駅であった。(その証拠ではないが、横浜の原鉄道模型博物館にある井の頭線開業日切符は井之頭公園駅のものである。氏がまだ小さい頃に開業1番切符を買いに行った際に先頭に並んだにも関わらず1番切符が関係者に渡るかとに苦情を言って結果この切符を手に入れたエピソードがあった。)

《その2》京王はテレビドラマやCMに画像が使われることを早くから許可する関東では珍しい鉄道会社であるが、日生のCM『丘の上公園駅』に使われたのは井の頭公園駅である。今でもユーチューブで2006年に改築される前の姿を見ることができる。

《その3》花見のシーズンは乗降客が増加するため、吉祥寺行きの急行が臨時停車するが、以前は臨時出口を設けて対応していた。

この後は今もホームに残り、また、ホームにも3本ほどのソメイヨシノの木が生えている。


井の頭公園駅を降りるとすぐ前にはコンビニが幅を利かせているが、そのならびには昔からの寿司屋(亀井鮨)や喫茶店(宵待草)などもあり、しっとりとした雰囲気がある。


駅は改札口は一ヶ所、しかも吉祥寺に向かって左側にしかも出口はない。その横には井の頭公園入口があり、すぐ公園となる。電車は吉祥寺方面に向かうとすぐに鉄橋を渡るが、この鉄橋は竹内清鐵工所により1932年に架けられた歴史のあるもので高さ制限も2.6m(自動車は通れない)である。


もう少し行くと神田川の源流に行き当たる。神田川は井の頭池から流れ始め、両国橋で隅田川に合流する。流路延長24.6kmのスタートの地点である。

最近は法政大学高校も開校し、平日は生徒たちで賑わう。また、晴天時は公園に行く人も多い。ただ、井の頭線というと井の頭公園ぎわを通るようであるが、公園が見えるのはこの駅前後の100m程度である。