彼岸を越えるとさすがに秋らしくなる。そんな中、久しぶりに三鷹農業公園に菊の鉢を買いにやって来た。もう彼岸花は終わってしまったが、公園に入り最初に気づいたのがハナミズキ。
と言っても花ではなく、葉が紅葉し始め、さらに赤い実がたくさん付いていることである。ハナミズキは春の花と同様、秋の実も楽しめるのである。
さらに公園の畑では大根がかなり育ち、霜よけのネットの中でのびのびと葉を広げてきている。
その奥には11月には開花する皇帝ダリアの背が徐々に高くなり、竹のような茎もかなり太くなりつつある。
店の前の花には日に誘われてかキタテハとアカタテハが必死に蜜を吸っていて、そばで写真を撮っても逃げない。おかげで、色々な角度から写真を撮らせてもらう。
さらに店の中に入り、菊を物色するが、ここにはキタテハが黄色い菊にまるで保護色のように止まっていて、よく見ないと気づかない。
また、コスモスにはセセリチョウの仲間がジッと蜜を吸っているが、花びらと違い茶色なのですぐに分かってしまう。
最終的にはボサギクの黄色いのを求めたが、花を見に言ったというより、蝶を見に行ったような気がした。1年で最も気持ちの良い季節である。