hokutoのきまぐれ散歩

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目青不動尊

2017-10-21 05:00:15 | 日記

『五色不動』とは五行思想の五色(白、黒、赤、青、黄)の色にまつわる不動尊を示すが、元は三代将軍家光が天海の建言により江戸府内に5つの不動尊を選び、天下泰平を祈念したと伝えられる。このうち、目黒、目白は山手線の駅にもあるくらいだが、残りの赤・黄・青はあまり知られていない。

今回は目青不動尊として知られている教学院(最勝寺)を訪ねてみた。場所は世田谷区太子堂、東急世田谷線三軒茶屋から少し下高井戸方向に戻ったところにある。駅にからは徒歩で4分と極めて便利である。


山門から本堂が見渡すことができる。縁起は鎌倉時代後期に玄王和尚により江戸城内に作られ、その後は麹町、青山などに移転、現在の場所には明治42年頃移転したものである。目青不動尊は『青い空の色を担う不動尊』であることから天と地をつなぐ縁結びのご利益があると言われている。

喧騒の三軒茶屋からわずかに入ったところにあるが、閑静かつ質素な寺院で本堂には秘仏不動明王のお前立である青銅の不動明王にお目にかかることができる。

境内には大きな銀杏が2本あり、武蔵野の面影が残る素晴らしい古刹。知る人ぞ知る寺院で中高年の夫婦ばかり3組くらいが休日の昼下がり、ゆったりとした時間をたのしんでいた。


最勝寺(目青不動尊)
世田谷区太子堂4ー15ー1