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紅花というと『ロッキー青木』と連想する人はかなり年配である。日本橋にある紅花別館はロッキー青木のお父上が戦後まもない時期に作った当時まだ珍しい洋食店である。それにしてもなぜ『別館』で本館ではないのか、ということは気になる。色々と調べたが、どうも現在はイタリアンレストラン『モルタルチノ』(こちらも紅花が経営)を昔は本館とよんでいたらしく、そのために紅花本館はない。
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紅花といえばパフォーマンス付きの鉄板焼きが有名だが、今日はもう一つの名物『ココットカレー』を食べに来た。昼時は列ができるほどであるため、11時40分に入店したが、もう沢山の先客がカレーを食べている。
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ランチは1階はカレー、ステーキは2階となっているようだが、1人の客は鉄板を取り囲むように座る。するとウェイターが『チキンカレーでよろしいでしょうか、シーフードはお時間を頂きますが』という。オススメのチキンカレー(税込1620円)をお願いする。
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するとすぐにおしぼりと水、ついでグリーンサラダ、さらに大きめの茶色のココットに入ったカレーが蓋つきで運ばれてくる。最後にライス、これはお代わり可である。まずはソースレードルをココットに突っ込み、ソースをひと匙。サラサラである。
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また、骨なしの鶏肉の塊とジャガイモは大きめ。これらを掬い、ライスと頂くが、スパイシーで美味しい、次の瞬間に辣さがやってくる。結構辛い。ただ、また次の一口が食べたくなる。
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店の説明にはスリランカ人のスタッフが賄いのために作ったのが始まりだとか。それにしてもスパイスの配合が良いのか後を引く旨さである。それに加えてソースの量がハンパなく多い。付け合わせの福神漬やラッキョ、サラダなどを駆使して辛味を抑えながら食べ進めるが、やはり辛い。
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しかもライスに比べソースを多めに、あたかもスープカレーのように食べるため余計に辛い。それでも美味いので何とか食べ切るが、隣の若いサラリーマンは上司にご馳走してもらっているのに、辛くてもう食べられないと謝っている。
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これはライスをたっぷり食べた方が良いかもしれない。玉ねぎ、シャンピニオン、鶏肉もたっぷり入って満足。名物にうまいものありであった。
紅花別館
中央区日本橋1ー2ー15
0332710600