hokutoのきまぐれ散歩

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芝山鉄道

2017-10-27 05:00:31 | 日記

『鉄道シリーズ』その186。日本で最も短い私鉄を逆に売り物にしている鉄道とは?これが芝山鉄道(東成田〜芝山千代田、2.2km)である。この鉄道開通までには色々と紆余曲折がある。京成の成田空港延伸により1991年に従来の成田空港駅は東成田駅に改称、この駅を始点に成田空港の地元対策として空港東側との連絡線として1998年に着工、2002年に現在の路線が開業した。


現在は京成電鉄との相互乗り入れがなされ、京成成田〜芝山千代田は運転されている。11時台は2本、11時12分に乗車すべく成田空港行き京成本線特急に乗る。京成成田駅では連絡通路を通って2番線より出る。5分前に折り返し電車が到着。先頭車両に陣取るが、その車両は僕1人。しかも8両編成だから、殆ど空気を運んでいる。


京成成田駅からは高架線が続き、田園風景の中走り出す。しばらく行くと二又に分かれて、右側が東成田、左側が空港第2ビルの駅となる。東成田は現在、ホームは上下各1本を使っているが、かつて成田空港駅であった頃は後2本使っており、そちらのホームは今も『成田空港』の表記が使われない薄暗いホームに残る。

東成田を出るとすぐにトンネルとなるが、これは成田空港の下を走っているからであり、地上に出ると貨物ターミナルの飛行機が見え、程なく芝山千代田駅に到着。


芝山鉄道のシンボルカラーは緑であり、京成と同じようなレイアウトだが、グリーンにして差別化を図っている。降りたのは私を入れて4人。

改札口には自動改札機はあるが、パスモは非加入で清算のため200払うと後で乗る駅でデータ修正できるように清算済みの紙をくれる。さらに乗車証明書までくれる。

外に出るとスタンプはあるが、人気はなく、1日5本程度来るJRバスと地元のコミニュティバスの停留所、さらにタクシー乗り場のみで店は皆無。広場には有名なのか馬の埴輪を模したモニュメントがある。

タクシーで航空科学博物館に行ったが、芝山鉄道の延伸を請願はしているらしく、ただ、乗る人がいないよという言葉が全てであろう。側には整備工場や貨物ターミナルがあるのみでここに行く人は少ないながらいるらしいが、すぐに空港に消えて行き、いつも誰もいないなんとも寂しい駅である。