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『メトロに乗って』その108。一旦、神谷町駅まで戻り、今度は第二京浜を北に向かう。この辺りはちょうど谷の部分を道路が走っている。その1本外側の道に曲がると八角形の寺の建物が出てくるが、これが天徳寺。
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1533年に創建、1611年に現在地に移った浄土宗の寺院であり、江戸時代は江戸浄土四寺に数えられ、また江戸三十三ヶ所観音霊場の20番目となっている古刹である。
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少し戻ると23区内としては唯一の自然にできた山をくりぬいたトンネルとなる。愛宕山は標高26mの山であり、都内では最高地点。このトンネル、正しくは愛宕隧道は1930年に掘られた。
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愛宕隧道を抜けると右側には愛宕神社に向かうエレベーター、そう出世の石段を登らなくても愛宕神社はお参りできるのである。(もちろん、無料)エレベーターではものの2分で頂上に到着。目の前にはNHK放送博物館、これは放送開始当時使われていた愛宕山放送局の跡地に建てられているのである。
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右手に歩いていくと愛宕神社の入口があり、先程の出世の石段を馬で登った曲垣平九郎の顔出しパネルなども置かれている。
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鳥居をくぐり、本殿にお参りするが、社務所には出世がらみの御守りがたくさん並べてある。その横の柱にもたれるように可愛らしい白猫くん。
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ほとんど寝ているように見えたが、実は目の前の池にいる鯉を見ているのかもしれない。池の淵を回るが、そこで三角点を示す石を発見する。
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その先は石段となっていて、特に男坂は降りる場合も怖いくらいの勾配。これを馬に乗り、登って、見事に梅の枝を取った曲垣平九郎の勇気には頭が下がる思いであった。ゆっくり階段を降りるが、神社の前の左右共が再開発で更地にしている工事中。ますます、神社がビルに囲まれてしまうのもそう遠い将来ではないようである。