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『東京の坂、日本の坂』その113。今回は井の頭線神泉駅から山手通り・旧山手通り周辺の坂道を歩き、東急東横線代官山駅を目指す坂巡り。まずは井の頭線渋谷の次の駅、神泉で下車、改札口を右に降りて右のほうに歩き、旧山手通りを越えて山手通りを左折、次の交差点が松見坂の頂上となる。
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松見坂は淡島通りにあり、登っている。1番高いところにレリーフがあり、和田義盛の後裔大和田道玄とその手下がこの辺りにあった松から見下ろし、追い剥ぎのようなことをしていたのでその名があるという説がある。
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しかし、坂を少し降りたあたりにある松見地蔵があったため、とも言われている。松見地蔵はそばに祀られていた。
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山手通りを反対側に渡り、少し行くと左側に伸びて行く細い道がある。この坂道が大坂である。ぐねぐね曲がりながら246号線(厚木街道)に向かう急坂。
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厚木街道の坂の中で最も急な坂道であったため、この名前がついた。バス停にも大坂上というのがある。
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国道246号線を歩道橋で渡り、降りた前の道を少し行くと右手に急な細い坂道が現れたがこれが相の坂。由来は大坂(厚木街道)と新道坂(駒沢通り)のあいだにあるから、あいの坂と言われたらしい。
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相の坂を降りて菅刈小学校に沿って歩き始める。すると左側に菅刈公園が現れた。西口から中に入ると和館、そして復興された池を囲む庭がある。
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この辺りは西郷従道邸があった場所で明治天皇の行幸の記録もある。池の周りには大きな合歓の木があり、ちょうど桃色の花をつけていた。(以下、次回)
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