hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

渋谷川の橋をめぐる(1)

2019-06-23 05:00:08 | 川と橋

『ぶらり橋めぐり』その84。今回は渋谷川にかかる橋を巡りながら渋谷〜恵比寿を歩いてみたい。橋や川の好きな私にとって渋谷川にフューチャーした『渋谷ストリーム』開業は実に喜ばしい。

渋谷川は山手線に沿うように流れていて、現在は渋谷駅より上流は元は隠田川といい、渋谷駅あたりで宇田川と合流していたが東京オリンピックの頃には暗渠となっている。その頃は現在のみずほ銀行渋谷支店の脇を流れ、このあたりには宮益橋があったが、今ではその面影すらない。


渋谷駅からまずは渋谷ストリームを目指すが駅周辺は道が何回も付け替えられ、鋼矢板に囲まれてまるで迷路のようになっている。外を回る道をやっと見つけて、歩道橋で玉川通りを渡る。


そして、降りると親柱と欄干が残る稲荷橋、この先を見ると渋谷川が地表に現れている。遊歩道を歩くと川の右手は新たに出来上がった高層ビル、左手は昔からの雑居ビル、その対照的な風景の間を渋谷川は流れている。


少し歩くとすぐに次の橋、金王橋。左に行くと金王神社があるためについた名前である。


次が八幡橋(はちまんばし)、東横線が地上を走っていた当時はこの上を通過していた。

今ではその頃の風景を表したベンチ、天井には線路が走り、また、記念のレリーフもある。すぐ先にある橋自体は小さな古い橋である。


この遊歩道には色々な施設があるが、カラフルなコンテナを使ったショップが3つ並び、Tシャツなどを販売していた。

今日は残念ながら強い雨が降っているため、人通りも少なく、スタッフも手持ち無沙汰でぼんやり外を眺めていた。その先にあるのが徒歩(かち)橋、名前と異なり車も通行できる橋。


その先には2本の橋、手前が並木橋、先の車道の方が新並木橋である。実は昭和20年までは渋谷を出た東横線の最初の駅は並木橋駅であった。


また、新並木橋を渡るこの道は鎌倉道と呼ばれる古道である。川沿いの遊歩道はここまで、渋谷川に沿っている明治通りに出ることにする。(以下、次回)