hokutoのきまぐれ散歩

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いし井〜日本橋グルメ

2019-06-22 05:00:05 | グルメ

今日は何度かランチにお邪魔して魚が美味かったお店に伺った。日本橋の裏通り、中々探すのが難しく、しかも地下にある『季節料理いし井』というお店。昼はカレイの煮付け、鯖の塩焼き、ブリの照り焼き、天丼、刺身定食などが1000円以下で食べられるため、大人気。しかもご飯と味噌汁が美味いのである。

今日は夜の部、かなり期待を込めて入店。まずはビールで乾杯。言い忘れたが夜の部は6000円(料理のみ)のお決まり一本勝負。ちょうど6月のメニューになったところだと伺う。まず突き出しはトロロを寒天で固め、梅ソース、上にはミニトマトと海ぶどうが乗り、カリカリに煎ったジャコの食感の対比がいい。まずは夏を先取りした涼しげな一品。


次にハモのお椀、卵豆腐と生麩があしらわれている。初物のハモを食べると梅雨入りを実感、やはり出汁が素晴らしい。


この辺りで日本酒、まずは石鎚(愛媛県)の純吟から。スッキリ爽やかな一杯。次は刺身、氷の上にはサーモン、ヒラメ、スミイカ、中とろ。特にヒラメをポン酢、これは美味かった。


酒も宗玄(石川県)の純酔無垢に変える。この酒は宗玄にしては優しい仕上がり。

続く八寸は時計回りにもずく酢、冬瓜のカニあんかけ、そら豆とエビ、そして稚鮎の一夜干し。

特に青蛙に見立てたそら豆、傘に見立てたエビ、シソの花でアジサイを表現するなど、実に手が込み。また可愛らしい、花札にもある小野道風を思い出させてくれる。稚鮎の一夜干しは頭からバリバリと。こちらも至福な時である。

この時にちょうど、下北沢の秋刀魚サンドの話題をしたら何と『しめ鯖サンド』が登場。薄いトーストの間にしめ鯖、さらにタルタルソース。酒のあてには最高。酒はいずみ橋(神奈川県)を頼む。ラベルにはちゃんとトンボが、これも夏らしいね。


揚げ物はキンメの揚げ出し、魚はもちろん旨いし、添えてある揚げ茄子も九条ネギまでいい感じ。

締めは土鍋で炊いたトウモロコシご飯、その甘さに驚かされる。酒も締めで水芭蕉(群馬県)、いやはや飲み過ぎである。もちろん、赤だしも香の物も美味かった。


それでもデザートまでいただき、大満腹、大満足で大団円となりました。さすが日本橋36年、板さんの腕が光り、誠に季節を感じさせる料理でございました。ご馳走さまでした。


いし井
中央区日本橋2ー2ー15 B1
0332713056