『ぶらり橋巡り』その90。目黒川を遡り、玉川通りが近づいてくる。万代橋の次が常盤橋、この橋も青く塗色されている。
すぐそばに水車跡の説明板、『江戸時代から明治時代まで多くの水車が目黒川にはあったが、特に大橋近くの加藤水車は有名で精米、製粉からガラス磨きや煙草の刻みなどの動力として活用されていた』とある。今はその跡すらないが、以前に深大寺で見た水車を思い出した。そういえば、東京の各所に水車坂とつけられた坂道がある。
玉川通り(国道246号線)が上を通るのが大橋、橋の下を見ると少し段差があり、川の流れが急になっている。ここから上流に行った東仲橋で北沢川と烏山川が合流する。つまり、ほぼこの辺りが目黒川のスタート地点となる。
ついでに玉川通りを右に曲がり、大橋jctの上に作られた目黒天空庭園を目指す。少し歩くと右手には丸い巨大なコンクリートの構築物が見えてくる。入口は2つあり、玉川通り沿いの歩道橋を3階まで登り、さらにその横にあるビルのエレベーターで9階に上がると図書館の入口があるが、その横に庭園に出るドアがある。
外に出ると円形の大橋ジャンクションの真上にあるだけにOの字のようになっていて風が気持ちいい。さまざまな植物も植えられていて近所の人たちの散歩コースのようだ。多少のアップダウンもあり、ベンチも備えられている。
ここが高速道路の上にあることを忘れさせるような気持ちの良い公園であった。