『鉄道シリーズ』その248。高輪ゲートウェイに続いて3月21日に新しい駅舎ができた原宿駅に行ってみた。従来は島式ホームを使い、一つのホームで内回り・外回りの山手線が発着、正月など多客時飲み臨時ホームを使用していた。
これを変更して、従来のホームは内回り専用にし、臨時ホームを改装して外回りのホームを新たに作った。私は渋谷駅から先頭車に乗り、原宿駅に下車。前方を見ると日本にここしかない皇室専用ホームが右前方に見ることができる。最後に使われたのは2001年のこと、ここからお召し列車が出発していた。しかし、まだ、廃止されたわけではない。
駅舎は旧駅舎から明治神宮寄りにガラス張りの大きな駅舎が完成、渋谷寄りに出口を作り、エレベーターを降りると大きな改札口が待っている。通路も広くなり、1つのホームから2つのホームになったため、今までの混雑が絶えなかった旧駅舎とは全く異なる様相になっている。
改札口を出ると従来と同じ東口に加えて、新たに西口を作り、直接明治神宮横に出る神宮橋を渡ったところに出ることができる。
つまり、橋を渡らずに明治神宮参拝ができるようになり、正月の混雑緩和も可能となった。また、階上にはお洒落な猿田彦カフェが作られている。
正面に回り、旧駅舎の前に行く。八角形の屋根が特徴のこの駅舎は1924年築の木造で都内の駅では最古参。残念ながら耐火性能に欠けることから取り壊しが決まっている。
細かいことだが、以前は東京メトロ明治神宮前駅から乗り換える際に雨の日は降られていたが、屋根続きになったおかげで便利になった。近くの代々木駅や千駄ヶ谷駅も改築され、オリンピック開催時の利便性も高くなるだろう。あの高原の教会のような旧駅舎がなくなるのは寂しいが。