確かここは元中華料理屋店、しかも四川料理を出す店だったのだが、新たに麻婆豆腐やよだれ鶏などを出す店が居抜きで入っていた。店の名前は『麻辣先生』という。調べてみると最近店数を増やしている小チェーン店のようである。
豊洲と飯田橋に2店舗あり、日本橋が3店舗目、さらに店内には木場店のオープンのポスターが貼ってあった。気になったのが『先生』という表記ではあるが、中国では『〜さん』程度の敬称とメニューに書いてあった。
四川料理を標榜しているだけにメニューは豊富で麻婆汁なし担々麺、薬膳香辛料石焼麻婆豆腐、よだれ鶏、石焼麻婆豆腐麺など辛いメニューの他、チャーハンや鶏そはのように辛くないメニューもある。悩んだが結局デフォルトの『老四川麻婆豆腐』(980円)にした。また、辛さは7段階あるが、中辛で様子をみることに。
待つこと5分、その間にカウンターは全て埋まる。意外に女性の1人客、また慣れたもので大辛を選ぶ人が多い。トレイに乗って出されたのは麻婆豆腐、搾菜、スープ、ご飯である。
まずはスープを一口、トロッとしたワカメスープ、とにかく熱いのには要注意である。
麻婆豆腐を一口、辛いというか、痺れる『麻』の花椒(ホワジャオ)が強く感じられ、『辣』はまあまあ。机にある自家製ラー油と花椒(ミルで挽くタイプ)で調節。
たぶん、次回は大辛でもいけると思いながら頂く。もちろんライスを食べつつ頂くが、だんだん口の中の痺れが強くなって来ることを実感、台湾ラーメンと同じなのだ。ただ、辛いが、痺れるが美味いのが四川料理、また麻婆豆腐の醍醐味。
時折、スープで味を整え、搾菜を齧りながら頂く。店員もコックも皆中国人のようだが、日本人の作る中華料理とは少しスパイスが違う。もちろん辛さや痺れは本場ではこんな生やさしいものではないのであろう。食べ終えて一言で言うとあと引く味、クセになる味である。
お冷を飲み、杏仁豆腐を食べて席を立った。次はよだれ鶏にして見たい、石焼麻婆豆腐も美味そうではあるが。ご馳走さまでした。
麻辣先生日本橋店
中央区日本橋本町3ー2ー12
05055925883