2023年は庶民の生活には厳しい年となった。円安を主因とする物価高、不安定かつ猛暑による農産物の高騰、軍備を中心とした増税、一方でなかなか景気好調と言えず、業績も頭打ちとコロナ禍がされば良くなるという甘い期待を見事に打ち砕いた一年であった。
いつの間にかランチ営業していた店が閉店したり、久しぶりに食べに行くと値段が上がっていたりと散々。その中で値段を維持したまま美味いランチを食べさせてくれる店の有り難みが身に染みる。そんな素晴らしい店を元の会社の先輩が神田で発見、早速ご一緒させてもらった。
店は小川町駅近く、『旬彩 雪竹』。開店は11時半だが、11時20分頃から人が集まりだす。夜は割烹でご主人の腕はななかなかのものである。11時半になると店が開いておかみさんが笑顔で迎えてくれる。メニューは『カレイ煮付け』『メバル煮付け』『鮭の西京焼き』『雪竹定食』、いずれも税込で1000円で提供される。私たち同様に店に3組くらい入るがもう殆ど満席となる。
頼むと7、8分で雪竹定食登場、おかずは3品で左から豚の角煮、カツオの刺身、鯖の西京焼。他にご飯、漬物、味噌汁が付く。
まずは味噌汁から。具は油揚げ、ワカメ。出汁がよく効いていて美味い。
鯖の西京焼から頂くが、つき具合がちょうど良く、ご飯が進む。魚の臭みも新鮮なのか、それとも味噌の効果かは分からないが、全く気にならない。
カツオはネギと生姜があしらってあり、熱いご飯に載せて頂く時堪らない。大きめのお刺身が5切れも乗っている。これだけでご飯はかなり進む。
豚の角煮は上品な味付け。やや味は薄めだが、ボリュームもある。添えてあるさつま揚げとブロッコリーも美味しい。
全体的に上品な仕上がりだが、いつの間にかご飯はペロッと一膳頂いていました。食後もゆっくりしたいところだが、他のお客さんを考えてお茶をぐびり。
食後の会話は別の喫茶店でコーヒーを頂きながら。大変美味しく、リーズナブルなランチ、ご馳走さまでした。また、伺います。
雪竹
千代田区神田司町2ー15ー1
0355776718