hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

珈琲シーボン〜御徒町ランチグルメ

2019-06-20 05:00:18 | グルメ

『喫茶店でランチをしよう』第3弾。今回は東京メトロ日比谷線仲御徒町駅から1分のところにある『珈琲シーボン』。ランチメニューが店の入口にたくさん書かれている昭和レトロな喫茶店である。


11時45分に店に入ると4人がけの壁際のボックスは1つ以外は満員、それも全ておばさん・おばあさんばかりである。気後れせずに空いた1席に座ると1人しかいない人の良さそうなマスターが水とおしぼりを運んで来てくれる。

また、わざわざ呼ぶのも悪いなあと思い、特製ピラフ(770円)とアイスコーヒー(180円)を御願いする。

すぐに玉ねぎを切る音がして、次にフライパンで炒める音がする。5分足らずで完成するが、今度は次のお客さんのナポリタンを作り始める。

ナポリタンがようやくできた頃、おかみさんが外から帰ってきて、私のピラフ、サラダ、スープをサーブしてくれた。


まずはミニサラダ、普通で和風ドレッシングがかけてある。スープはワカメスープの素を溶いたもの。

ピラフは完全に焼き飯だが、玉ねぎ、ピーマン、マッシュルームと卵がうまく炒め合わせてあり、香ばしく旨い。懐かしい学生街の味といったところである。残念ながら肉類は入っていないが。

食後にゆっくりアイスコーヒーを飲みながら外を見る。遮蔽ガラスのため、外から中は見えないが中から外はお見通し。店内を覗こうとしている人、信号待ちで背中を掻いている人、人間ウォッチングをするだけで十分楽しめる。


目の前には昭和通りの喧騒があるが、それもなかなか乙なもの。ただ、おばちゃんが次々とやってきて、あんまり長居はできないが。楽しい昭和レトロのランチでした。ご馳走さま。

珈琲シーボン
台東区上野5ー15ー11
0338314813

上野駅(5)〜不忍池周辺

2019-06-19 05:00:28 | 日記

『メトロに乗って』その109。今回は東京メトロ日比谷線に乗車、上野駅で下車して歩いてみる。
実は『メトロに乗って』で上野駅を取り上げるのは5回目、①②は上野駅全体、③は西郷隆盛像、④は彰義隊遺跡や清水堂などを歩いたが、今回は不忍池方面。


上野駅からは京成上野駅の横の階段を登り、花見で有名な方に歩くと清水堂が右手に見える。今回はこれを左手の階段を降りて弁天堂を目指す。

冬の間は階段から池がよく見えるが、この季節は池を蓮の葉や水草が覆い全くみることができない。


小さな天龍橋を渡るとすぐに八角形の弁天堂が見えてくる。最近はこの辺りには外国人が多く、彼らも暑いのか露店でかき氷を美味そうに食べている。

弁天堂にまずお参りして次に大黒堂。その記述に面白いことを発見した。というのは大黒天は元はインドの『マハーカーラ』という戦争の神、時を支配する神として恐れられていた。

しかし、その後に日本に仏教が伝わったのだが、日本の福の神である大国主命(おおくにぬしのみこと)と同じ『ダイコク』という読みであったため、武神から福神になったというのである。なるほど面白い。


この辺りには色々なものを祀った塚が多い。大きな鳥塚、オブジェが可愛いフグ塚、見ただけで分かるメガネ塚、とにかくたくさんあるのには驚かされる。


弁天堂の裏の道を歩いて行くと目の前にはボート乗り場、ここから左右に分かれる道で池は分割されていてこの先には蓮などはなく、水をたたえている。よく見ると草はらにはハトや鴨たちも何か餌を取っている。


道を右に取って左右に池が広がる中を歩くがアジサイやフヨウが花をつけていて美しい。(以下、次回)

しむら〜浜田山ランチグルメ

2019-06-18 05:00:48 | グルメ

このところ気に入っている井の頭線ランチ、今回は街中華のレベルが高い浜田山駅近くの『しむら』にお邪魔した。近くにはたんたん亭や蘭浜田山店など中華のレベルが高いが、食べログでは高得点の街中華であるしむらは2度チャレンジしたが入れなかった。

今回は12時少し前に入ろうとするが一杯、しかし、少し待ては空きそうなので待つ。5分くらいで2組が帰ったので入店。メニューは意外に高め、冷やし中華は1100円〜、麺類も800円くらい。それならとお得なセット900円が肉団子甘酢餡かけなのでこれをチョイスする。

店内は4人がけのボックスが6つ、2人席が2つ、これも相席はしない方針らしく、広さの割にはたくさんお客さんが入れないのである。


隣の小さな子供と母親、その両親らしき4人連れは生ビールを飲みながら、餃子、酢豚、冷やし中華、春巻などで盛り上がっている。7分くらいで定食が到着、メインの肉団子のほか、スープ(中華風コーンスープ)、ご飯、高菜の漬物、サラダと揃っている。

まずは肉団子、野菜は人参、ピーマンと玉ねぎが多め。これがシャキシャキしているがちゃんと火が通されていて甘い餡によく合う。肉団子もあげたばかりで周りがカリッと食感が良く、甘い餡との相性がいい。


スープはトロミがあるため、最初はかなり熱かったが、これもうまい。ご飯のおかずになりそうなものばかり、こういう街中華の店は楽しい。ほかの人は定食意外にチャーハン、ワンタン麺、ゴマだれ冷やし中華と意外に種類が多い。これは食べログの得点が高いのも頷ける。ご馳走さまでした。食後にあったかい烏龍茶、嬉しかった。


しむら
杉並区浜田山2ー20ー8
0333023464

井の頭池とモネ

2019-06-17 05:00:22 | 日記

最近テレビ番組で池の水を抜くのが流行りだが、その先鞭を付けたのが井の頭公園の池のような気がする。井の頭池は神田上水の水源として有名だが、湧水の減少に加え、投げ入れられたゴミやブルーギルのような外来種の魚などのため、以前とは趣を異にした姿となってしまっていた。

しかし、2013年から1年ごとにかいぼりを3回実施してきたため、以前はヘドロのため見えなかった池の底もみえるようになり、水質の改善が明らかになってきた。

今年の夏は絶滅危惧種の『イノカシラフラスコモ』を始め、各種の水草が生えてモネの睡蓮池のようになってきたとのニュースがあった。自分の目で確かめるべくひょうたん橋から七井橋まで池に沿って歩いたが、天気が良かったこともあり、確かに水草が生えているのである。特にボートが入れないひょうたん橋付近や七井橋付近はかなり水草も密生して生えている。

これをモネの睡蓮池と言われると確かにと思うくらい。ただ、ローボートの櫂やスワンボートの舵に水草が巻きついていてボート屋さんは大変かもしれないが。

関係者や住民の方々の努力の甲斐もあり、ここまで回復したのかと思えて嬉しいと感じた。

尾張屋神田富山町支店〜神田ランチグルメ

2019-06-16 05:00:13 | グルメ

神田には老舗蕎麦屋がひしめいている。須田町付近には『かんだ藪蕎麦』『まつや』、神田駅近くには『にほんばし砂場』『尾張屋総本店』などがある。本日お邪魔したのは『尾張屋総本店』の支店である『尾張屋冨山町支店』、神田駅北口から歩いて5分ほどのところにある。

店はこじんまりとはしているが、比較的新しく、掃除もよく行き届いている。メニューの種類は多いがランチは殆どの人がそばと丼のセット(980円、税込)を注文する。丼はかつ丼、親子丼、天丼から、そばはもりかかけ、さらに小鉢も付く。私のチョイスは『天丼+かけそば』である。

注文をすると厨房から天ぷらを揚げる音がし始め、もう1人はそばを茹で始める。5分ほどしてお盆に乗ったランチが登場。

まずはかけそばから頂く。七味を振り、振りネギをかけて細く白いそばをすするが喉越しが良く、また、ツユも鯖節やうるめぶしのよい香りがする。さすが尾張屋、白ネギも細かく刻まれていて細かいところも手を抜いていない。ちゃんと揚げ玉も小皿に乗って出てくる。


小鉢はネギと豆腐の煮物、箸休めにちょうどいい。天丼は野菜がなす、インゲン、かぼちゃ、さらにイカとエビが乗っていて揚げたてである。

丼ツユはそばに比べて甘め、揚げたなすは美味い。丼を食べつつ、そばつゆを汁物のように飲む。バランスが取れていて、ついつい早食いとなってしまう。

漬物はキュウリと黄色い沢庵漬。あっという間に食べ終わる。まあ、丼はしょうがないか。老舗の味、特にそばつゆの味はさすがである。ご馳走さまでした。



尾張屋神田冨山町支店
千代田区神田富山町17
0332563081

神谷町駅(2)

2019-06-15 05:00:09 | 日記

『メトロに乗って』その108。一旦、神谷町駅まで戻り、今度は第二京浜を北に向かう。この辺りはちょうど谷の部分を道路が走っている。その1本外側の道に曲がると八角形の寺の建物が出てくるが、これが天徳寺。


1533年に創建、1611年に現在地に移った浄土宗の寺院であり、江戸時代は江戸浄土四寺に数えられ、また江戸三十三ヶ所観音霊場の20番目となっている古刹である。

少し戻ると23区内としては唯一の自然にできた山をくりぬいたトンネルとなる。愛宕山は標高26mの山であり、都内では最高地点。このトンネル、正しくは愛宕隧道は1930年に掘られた。

愛宕隧道を抜けると右側には愛宕神社に向かうエレベーター、そう出世の石段を登らなくても愛宕神社はお参りできるのである。(もちろん、無料)エレベーターではものの2分で頂上に到着。目の前にはNHK放送博物館、これは放送開始当時使われていた愛宕山放送局の跡地に建てられているのである。


右手に歩いていくと愛宕神社の入口があり、先程の出世の石段を馬で登った曲垣平九郎の顔出しパネルなども置かれている。

鳥居をくぐり、本殿にお参りするが、社務所には出世がらみの御守りがたくさん並べてある。その横の柱にもたれるように可愛らしい白猫くん。


ほとんど寝ているように見えたが、実は目の前の池にいる鯉を見ているのかもしれない。池の淵を回るが、そこで三角点を示す石を発見する。


その先は石段となっていて、特に男坂は降りる場合も怖いくらいの勾配。これを馬に乗り、登って、見事に梅の枝を取った曲垣平九郎の勇気には頭が下がる思いであった。ゆっくり階段を降りるが、神社の前の左右共が再開発で更地にしている工事中。ますます、神社がビルに囲まれてしまうのもそう遠い将来ではないようである。

横浜・山手の坂道(1)

2019-06-14 05:00:51 | 坂道

『東京の坂、日本の坂』その111。今まで『東京の坂、江戸の坂』というタイトルでブログを書いてきたがそろそろネタも尽きかけて今回から表題に変更、今回は横浜市山手地区の坂道を巡ってみる。


ご存知のとおり、横浜市・特に山手周辺には坂道が多い。今日はみなとみらい線の終点である元町・中華街駅で降りて元町方面出口から外にでる。目の前には高速道路が通っているが、これを右手に歩くとすぐのところに右に上がって行く坂道がある。


これが『谷戸坂』、S字のようになりながら坂道を上る。かなり急な坂道だが、路線バスも通っていて交通量も多い。途中には大きな切り株が2つあるが、かつては大木が影となっていたのだろうか。登りきったところに港の見える丘公園の入口がある。

これを曲がり、右方向に行くが、この道が山手本通り。両側に坂道があり、ちょうど尾根のようになっている。左手には岩崎博物館、これは日本初の西洋式劇場であるゲーテ座跡に造られたものだが、今は薔薇が美しい。


先を右に降りて行く細い坂が『見尻坂』、少し行くと横浜気象台がある。名前の由来は登る際に前の人の尻が見えるほど急だったためつけられたらしい。色っぽい名前である。


反対に左に降りて行く坂道が『陣屋坂』、こちらは広くてまっすぐな坂道である。由来は幕末から明治8年までこの付近にイギリス軍の陣営があったから付けられたようだ。


山手本通りに戻ると外人墓地がある。閉鎖中のため、中に入れないが、外から準鉄道記念物の墓石が見えた。これはエドモンドモレルやジョンタイアックなど日本の鉄道開業にあたり指導した技師たちの墓が記念物に指定されているのである。(以下、次回)


ユニオンカフェ〜横浜元町ランチグルメ

2019-06-13 05:00:17 | グルメ

元町あたりにはリーズナブルな店が少ない。汐汲坂を降りたあたりの蕎麦屋も千円以上は当たり前と驚く。元町通りまで出て少し歩くと元町ユニオンの2階にレストランを発見、意外に安いので早速お邪魔する。

2階の売り場の片隅にある『ユニオンカフェ』、中を覗くと地元の老夫婦や買い物中の女性が多い。一部サービスはセルフとあるが、料理はキーマカレー、チーズハンバーグ、ホットサンドイッチ、サーモンとアボカドのライスボウルとおしゃれである。私は『生海苔としらすのガーリックパスタ』とアイスティのセット(1170円、税込)にしてアイスティを受け取り席で待つ。


窓に向いた席からは向かいのkentの店が見え、中々おしゃれ。アイスティを飲みながら買物客を見て、パスタを待つ。

こんな店に多いのが母と娘の買物中の2人、スマホの使い方の指導を娘がするが、母親が理解出来なかったり、娘が買物のおねだりをしていたりして微笑ましく、また面白い。するとパスタが到着。

まずはミニサラダ、中華風のドレッシングが気が利いている。茹でたてのパスタは生海苔のいい香りに加え、しらすとガーリック、少し唐辛子の辛味、これが食欲を引き立てる。


こういう店だから隣の人がスパークリングワインを飲んでたりして、お洒落な雰囲気。季節外れの暑さの中で涼しい店内で落ち着いていただきました。アイスティも美味、十分に満足致しました。ご馳走さまでした。

ユニオンカフェ
横浜市中区元町4ー166
0456418551

横浜・山手の坂道(2)

2019-06-12 05:00:39 | 坂道

『東京の坂・日本の坂』その112。前回の続きとなるが、山手本通りは右手に山手十番館、左手に外人墓地を見ながら行く。


外人墓地の端を右のほうに元町まで降りていくL字に曲がった急な石畳の坂道があるが、これが『貝殻坂』。由来は周辺で見つかった貝塚のようである。
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元に戻り、山手本通りを行くと左側に横浜正教会、右側に元町公園が出てくる。ここにある八角形の電話ボックスは中々素晴らしい。

その先、左に曲がって降りていく坂道が『南坂』。この坂道はセントジョセフ坂という別名もある。

この辺りには学校と教会、洋館が立ち並んでいていかにも横浜らしい。左側には横浜雙葉学園、横浜ユニオンチャーチなどが並び、代官坂の交差点を右に下っていく急坂が『代官坂』である。


谷戸坂と同じくらいの長さがあり、ぐねぐねとしている。由来だが、坂道の途中に横浜村名主石川徳右衛門が住んでいたことからついた名前である。1854年にペリーが来航した際、徳右衛門の屋敷を訪れ、饗応したことがアメリカ側の資料に残されている。

坂道を下っていく途中にやや戻るように道ができていて代官坂トンネルと名付けられている。これは東京の愛宕山に似たものなのであろう。


長い代官坂を下り切る直前に左に戻るような階段が現れるが、登ると今度は90度左に階段は続く。この坂道が『高田坂』、または『百段坂』と呼ばれる。坂を登りきったところには元町百段公園がある。


そのまま真っ直ぐ行くとまた山手本通りに出るが、これを鋭角に右手に曲がって降りていく坂道が『汐汲坂』。たぶん、農家が塩づくりを副業でやっていたためらしいがはっきりとはしない。この坂道を280m降りていくが細く急な勾配である。この坂道を降り切ると元町商店街の真ん中あたりに出る。


横浜山手の坂巡りは風景が美しいところばかりだが、とにかく激しく長い坂道が続く横浜はあまり暑い季節は避けた方が良いかもしれない。


麺屋いし川〜人形町ランチグルメ

2019-06-11 05:00:49 | グルメ

人形町駅近くにあるラーメン屋はほぼ制覇したつもりだったが、昼前に歩いていると入ったことのない店がある。

店の名前は『麺屋 いし川』、どうやら蟹味噌ラーメンが名物のようだ。入口の券売機をよく見て何にするかを悩むが、『鶏とんこつ特製らあめん(白醤油)』(900円)にする。

店に入ると空いていて私以外に3人。目の前のご主人らしき人に食券を渡してカウンターで待つ。カウンターに座ると従業員の人の会話が聞こえて面白い。どうもガス台の調子が悪く、沸騰しないとこぼしている。おいおいと思っていたらラーメン到着。

麺の上には煮卵が2つに切って乗っていて、バラのチャーシューが2枚、太くて色の濃いメンマが3本くらい。チンゲンサイと白髪ねぎ、その上に辛味噌が少々。まずはスープをそのまま、コクのあるスープは塩気は強くなく、旨い。麺は中太ストレート、スープのせいなのかツルツルと喉越しが良い。

味玉はよく味が染みているが、色の濃いメンマは思っているより甘口。全体的に優しい味である。ここで辛味噌をスープに溶くが、辛味は強くなく、コチジャンのように甘みが増す。とにかくコッテリスープのおかげか、ラーメン全体が冷えない。お客さんは入ってくるが、どうもつけ麺が人気があるようであった。

とにかく、塩辛いラーメン屋が多い中でまったり味のラーメンは嬉しい発見であった。ご馳走さまでした。


麺屋いし川
中央区日本橋人形町2ー5ー2