hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

遊佐庵須坂屋そば〜日本橋ランチグルメ

2021-06-20 05:00:00 | グルメ
御徒町の吉池食堂で食べて以来、何となく『へぎそば』が食べたくなり、食べログで調べると近くにあることを発見。少し歩くが早めに事務所を出て、食べに行く。




店の名前は『遊佐庵須坂屋そば日本橋店』、15分ほどかかり、店に到着。不思議な造りで1、2階がお店とあるが、1階には何もなく、10段ほど階段を登ったところがどうも1階らしい。店に入ると古い店だが、結構広い。メニューにはあまり蕎麦が載っておらず、壁に貼ってある料理の方が遥かに多い。へぎそばは1.5人前で1320円と高い。ただ、その隣の紙に書いてある『天ぷら+へぎそば1人前』(1380円)にしてみる。



すぐに蕎麦は到着。へぎそばと天ぷらの乗ったへぎ、蕎麦猪口、追加のそばツユ、ネギ、ワサビなどの薬味が付いてきた。この大きなへぎを置くと、アクリル板で仕切られたテーブルにはぎりぎり。

まずはへぎそばから頂く。綺麗に揃えてあり、これをそばツユに漬けて頂くのだが、ふのりがつなぎのせいなのか、つるりんと喉を通る。吉池食堂で食べたものより柔らかく、よく言うと食べやすい。(コシがないとも言えるが)



天ぷらはニンジン、ピーマン、茄子、小さめのかき揚げ、海老の5種類。何れも揚げたてで野菜の風味が素晴らしい。かき揚げもニンジン、玉ねぎ、長ネギなど野菜中心だが、味がいい。バナメイエビでも揚げたては美味い。



蕎麦が若干少ないかもしれないが私は満足。残った蕎麦つゆにテーブルにある揚げ玉を入れ、蕎麦湯を飲む。蕎麦湯がもう少し熱ければ最高。しかし、蕎麦つゆがたっぷりあるところは嬉しい。

ご馳走さまでした。フロアのおばさんたちは一生懸命、レジの打ち方が難しくて悩んではいたが、気持ち良い接客でした。

遊佐庵須坂屋そば
中央区日本橋久松町13ー4
0336698844

田町駅港南口周辺の運河を歩く②

2021-06-19 05:00:00 | 川と橋
『ぶらり橋巡り』その104。田町駅を降りて10分ほど歩くと周囲の風景もかなり変わる。提供公園の緑も深く、鳩や椋鳥たちのサンクチュアリーとなっている。左手には三角の斬新な設計で知られるヨコソーレインボータワー、というより旧カネボウ本社ビルと言った方が分かりやすい。実はこのビル、一部は居住部分となっていて目の前にレインボーブリッジが見えると人気物件となっている。


その前を通過すると右側にレインボーブリッジの端の部分がよく見える。大きな橋のループを弧を描きながら車もゆりかもめも登って行く。



人間はというとレインボーブリッジまで登るエレベーターが1番手前の橋脚に設置されていてこれを登る。私はここに来るのが実は2回目で前回は反対側からレインボーブリッジを徒歩で歩き、降りたことがある。



エレベーターで7階まで登ると歩道に出る。ここから対岸の台場や螺旋状の橋を写メで狙うのだが、横を通過するトラックの振動でどうしても一部焦点がぼけてしまう。さすがに非常事態宣言下、登る人は少なかった。




再び地上に降りて再び汐彩橋を渡り、芝浦運河沿いの道を左に曲がる。途中、保育園児たちの列を追い越す。運河沿いにはデイゴの仲間のサンゴシトウやガクアジサイが美しい花を咲かせている。



次の港栄橋まで行き、右に曲がる。この辺りは新しいマンションの建設ラッシュ。確かに都心からも近いし、目の前にはある富士急行のバスの車庫があり、乗るなら始発だし。利便性を追求するにはよい場所だろう。



次の芝浦西運河に架かる夕凪橋を越え、突き当たりを右に行く。少し先の新芝運河まで出てさらに右に行くと運河が交差する百代橋、藻塩橋の所に出る。



すると藻塩橋の袂に子供ばかりか大人も集まって運河を見ている。物見高い私もその視線の先を見ると何とカルガモのお母さんとひなたちが岩の上に乗っている。



水はほぼ引いているのだが、小さい岩の上にラッシュアワーのようにひなが小さい身体を寄せている。数えると11羽。可愛いいとしか言いようがない姿を見せてくれた。ひなたちの健やかな成長を祈りたい。

ここからは田町駅港南口までは歩いて10分足らずである。

新潟タレカツ〜吉祥寺グルメ

2021-06-18 05:00:00 | グルメ
私のブログを見ていて気づかれたかもしれないが、よくトンカツを食べている。あまり続けないようにしているが、やはり食べた時の感動が忘れないから余計に記事にしてしまうのかもしれない。ある夜、吉祥寺駅近くで夕食を食べることになり、ウロウロしてみるが、酒も飲めないのであまりそそる店がない。

南口駅沿いのパス通りを歩くとラーメン、さらに増えているのが焼肉の店。焼肉ライクなど1人で入れる店も多いが、あまり気乗りしない。ふと気づくと『タレカツ』の前にいる。やはり行き慣れた店に入ってしまう


店に入るとやや早いのか、先客は1人のみ。カウンターに陣取り、メニューを開く。シンプルなタレカツ(トンカツ4枚、880円)ももちろんいいが、エビフライについたあいもりカツ丼(トンカツ2枚、エビフライ2本、1000円)がオススメ。とにかくエビフライに付いてくるタルタルソースが絶品なのだ。迷わず、あいもり丼を注文する。

すぐに厨房では作り始め、5分程度で到着。私はここで小皿をお願いする。ご飯の上のカツを一時退避させるためである。わたしの流儀はトンカツに半分辛子、半分は山椒をあらかじめ掛けて頂くこと。



揚げたてのやや薄めで叩いて伸ばしたカツは柔らかく、独特の甘めのタレを十分吸いながらもカリカリした食感が残り美味い。辛子だけでもいいが、山椒が味を引き立ててくれる。



次いでエビフライ、タレは同じだが、オニオンの効いたタルタルソースを掛けて食べると味が全く変わり、堪らない。
もちろん、以前と同様に味噌汁、漬物も付くが、コロナ前は取り放題だった甘酢生姜が予め漬物と一緒に出てくる分しか食べられないのは残念。



店に来るお客さんを見ているとテイクアウトが約半分、タレカツは家に持ち帰っても味が変わらないのが強みのようでコロナ禍のこの時期にヨドバシカメラ前にもう一店舗最近オープンしたのである。
普段より早いペースで完食、以前と変わらない味、もちろん満腹となりました。ご馳走さま。
新潟タレカツ吉祥寺店
武蔵野市吉祥寺南町1ー1ー9
0422430249

田町駅港南口周辺の運河散歩①

2021-06-17 05:00:00 | 川と橋
『ぶらり橋巡り』その103。田町駅港南口を降りて海の方向に歩く。学生時代に田町駅にはよく来たが、港南口はボーリングをするため以外に行くことはなかった。

元は畜産市場などがあったが、今は高いビルが軒を並べており、まるで風景が変わった。道路や橋も綺麗になり、あまり昔の面影はない。



まっすぐな道を歩くが1つ目の信号を越えると1本目の運河、新芝運河が流れ、その上に新芝橋が架けられている。



運河は自然の川と異なり、ほぼまっすぐに流れ、川を掘り進め、橋を高くするために太鼓橋となっているものが多い。
新芝運河も他の運河同様に両岸には遊歩道が作られていてちょうど昼休みであったこともあり、散歩をしたり、中には着替えてジョギングを楽しむ人もいる。



なぎさ通りをまっすぐ行くと新芝北運河、新芝西運河、新芝南運河が交わる渚橋となる。この橋は2本に分かれていて海に向かい左側を歩く。



橋の中心にはカルガモの説明板があり、橋の下あたりにカルガモ用の巣と休憩場になるような木製の小さな小屋が作られていた。ただ、カルガモは不在であったが。



渚橋は東京モノレールの架橋とクロスしており、間近でその姿を見ることができる。ただ、周囲の人には珍しい風景ではないようで立ち止まり、写メを撮るのはわたしだけであった。



また、渚橋からは新芝北運河に架かる芝潟橋、芝浦運河に架かる人道橋の船路橋もよくみることができる。



さらに行くと今度は芝浦運河に架かる汐彩橋が見えてくる。芝浦運河は幅が広く、海鳥も多く空を舞う。



前方にはレインボーブリッジの橋脚が大きく見えてくる。もうゆりかもめの芝浦埠頭駅まではすぐである。(以下、次回)





布恒更科〜築地ランチグルメ

2021-06-16 05:00:00 | グルメ
築地駅近くには老舗のお蕎麦屋さんが結構ある。『木挽町 湯津上屋』『築地さらしなの里』、立食いでは『天花そば』など、いずれも江戸前の辛いつけ汁の店である。
そんな中で今日は『築地 布恒更科』にお邪魔した。いかにも老舗という佇まいだが、大森にある同名のお店の長男が暖簾分けして作られたお店である。

店は地下鉄日比谷線築地駅で下車、一本入ったところにある。金曜日の昼だが、お店は半分くらいの入り、静かな雰囲気である。名前からして蕎麦は細く白っぽい更科を想像するが、この店はそうでもないようだ。

驚くのは天ぷらのネタの数、定番の牛蒡と桜エビ、海老、穴子などはもちろん、季節物でジャコ、モンゴイカ、キス、白魚、白エビ、はも、生桜エビと取り揃えている。コロナ禍の中、お酒のメニューが見られないのは寂しい。その中で定番の牛蒡と桜エビのかき揚げと冷たい蕎麦(大盛)にした。値段は『ごぼう天もり1680円+大盛240円=1920円』である。




奥の調理場では天ぷらを揚げる音、すると大きめのボールのような入れ物に黒々としたツユ、さらに小さな蕎麦猪口とレンゲ、聞くと蕎麦は蕎麦猪口にツユを入れ、大きな方で天ぷらを食べてもいいとのことである。

10分程度待ったところでまずはかき揚げが登場、半分に切ってあるが、上の部分に大量の桜エビ、お店のかき揚げにはたっぷりの桜エビがいるのが嬉しい。


厚さは4センチほど、これを箸で割っていく。通常、真ん中部分はあげ残しというか、ホットケーキのようになり易いが、こちらのかき揚げは中までちゃんとパリパリ。技術の高さに驚く。


次いで蕎麦が登場。3つに分けて盛られているが、やや太め。エッジの効いたさらしなよりやや濃いめの色、一口いただくとコシがあり、しっかり。ツユはやはりかなり辛口、ただ醤油辛いのではなく、しっかり出汁が効いていてさらに奥の方に甘さも感じる。要するにどっぷり付けなければよいのである。


カリカリのかき揚げに少しツユを付けて頂くがこれこそビールのあてにピッタリ、だけど今は我慢。蕎麦の量とかき揚げの量がちょうどいい具合、牛蒡の香りもよく、大満足である。最後に蕎麦湯を頂いた。次回は是非酒が解禁されてからお邪魔したい。ご馳走さまでした。

築地布恒更科
中央区築地2ー15ー20
0335458170

交流戦の好調を回顧してみた〜タイガースファンのたわごと

2021-06-15 05:00:00 | 阪神タイガース
プロ野球全体ではあと数試合は残されているが、阪神タイガースのセパ交流戦は18試合終了し、11勝7敗勝率.611に終わった。たぶん、全体では2位、セリーグでは1位になると思われる。

成績の評価だが、5年間を見ると、2019年は6勝10敗10位、2018年は6勝11敗1分11位、2017年は10勝8敗4位、2016年は7勝11敗10位、2015年は10勝8敗4位(2020年はコロナ禍のため、実施されず)と18試合制になってからでは最も良い成績を残した。また、交流戦全体では試合数は何回か変わっているが、2位というのは2008年以来の好成績である。

しかも試合運びが良かった。最初に当たったロッテから西武、オリックス、ソフトバンクの2戦目まではすべて勝ち負けが交互で5勝6敗、ソフトバンクの最終戦に惜敗したあと、2カードが残されていた。この日ハム、楽天戦に全勝して11勝7敗とした、つまり上昇ムードで終わることができた。

要因は沢山あるが、①まずは近本、中野、佐藤、マルテ、サンズ挙げればキリがない打線が良かったこと、完封負けがないことも素晴らしい。さらに②西→秋山→アルカンタラ→青柳→伊藤将と6人必要なローテーションピッチャーのうち5人が固定できたこと、③クローザーのスアレスが完璧であったことが最も大きいと考えている。

セットアッパーの岩崎の不調、糸原の故障はあったがよくこれだけの成績が残せたこと、セリーグ2位の巨人・ヤクルトとのゲーム差が7まで拡げられたことは実に喜ばしい。

ただ、気になるのが、今年の変速日程である。7月14日で前半戦終了、オールスターが7月16、17日、そこから8月12日まで試合が無くなってしまうことである。オリンピックは致し方ないが、調子の良いチームには大きな試練かもしれない。また、誰かがオリンピックに参加するとなった場合はな疲労を考える時チームにとってもプラスだけではないようは気がする。

ただ、縁起担ぎにすぎないが、阪神タイガースは『東京オリンピック』と相性がいい。1985年に阪神が日本一となったことは知っている人が多いかも知れないが、その前のリーグ優勝を知る人は少ないであろう。それは1964年、つまり東京オリンピックの年なのである。東京オリンピックが10月10日開催のため、9月までに公式戦を終わらす必要があり、開幕が3月21日と早かった。

前年に世紀のトレードと言われた小山投手と毎日の山内選手の交換があり、投手力不足と言われながら、バッキーが29勝、村山が22勝、石川緑が10勝と安定したことが大きく、80勝56敗4分、勝率.588で優勝したのである。

今年も1964年のように久しぶりの優勝に向かってひた走ることを願ってやまない。私にとってはオリンピックよりタイガースが注目の年となりそうである。

浄真寺(九品寺)にお参りする

2021-06-14 05:00:00 | 日記
『九品』の考え方を調べたところで久しぶりに九品寺を訪れてみた。このように『上品・中品・下品』にそれぞれ『上生・中生・下生』を組み合わせた九躰仏を祀っているのは東京の浄真寺と京都の浄瑠璃寺しかないのである。

(京都・浄瑠璃寺)

浄真寺は東急大井町線九品仏駅で降りるとすぐそばに参道入口があり、分かりやすい。参道は付近の人の生活道路ともなっていて人通りが多く、少し歩くと総門が出てくる。額には『般舟場』と書かれている。



門を入ると左側に閻魔堂、水は流れていないが三途の川。お堂の中には大きな閻魔像、入口にある『うそはつくな』という赤い幟が妙に印象的であった。



突き当たりが開山堂、こちらは新しい建物である。左に曲がると山門(仁王門)が見えてくる。



門の手前、左側に土塁が覗いており、『奥沢城跡』の石碑が残されている。



浄真寺は世田谷吉良氏の世田谷城の出城である奥沢城跡(1590年廃城)に1678年に開山されたものであり、境内は12万平米と広く、江戸時代に参詣で賑わった。ただ、その城跡を窺わせるものは殆どなく、城跡マニアとしてはやや寂しい。



仁王門の中に入ると左側に鐘楼、右側に本堂が出てくる。そして本堂の向かい側に3つの御堂が並んでおり、左から下品堂、上品堂、中本堂。本堂に入ると大きな釈迦如来坐像がある。天井は高く、他にも五劫思惟像やおびんづるさまなど多くの仏像が並ぶ。ここで写経をした上で御朱印をいただく。



本堂の真正面が上品堂、中に入るとまん前に上品上生の印相をした阿弥陀如来坐像。比較的新しい像のため、頭の青さが目を奪う。

(上品上生)

(上品中生)

(上品下生)

左には上品下生、右には上品中生。印相は上生が定印、中生が説法印、下生が来迎印をしている。付近の老人ホームの人たちが熱心に上品堂にお参りしていた。やはり皆様、上品を狙われているのだろうか。



(中品上生)

下品堂は工事中のために入れず、中品堂に行く。こちらも上品堂と同じように三躰の阿弥陀如来坐像が並ぶが、私などはせいぜい中品が限界だろうとここの仏様には時間をかけて手を合わせた。


(中品中生)

(中品下生)
東京とは思えないゆったりとした敷地に立つ3つのお堂、その中の仏様、時間が止まっているかのようなひと時を過ごすことができた。


久我山歳時記⑥〜ユリのある風景

2021-06-13 05:00:00 | 日記
『久我山歳時記』その6。梅雨にいつまでも入らないうちに花は先取りするのか、昨年より早くユリが咲き始めた。白いユリはもちろん、色々な色のユリが競うように咲き出した。



まず、赤く咲くのはスカシユリの仲間であろう。毎年最初に咲くような気がするのだが、まとまって咲くし、花の色、花の大きさ、いずれも一番目立っている。

これに比べて薄いピンクの花を付けるのがササユリの仲間。2本くらいしか咲いていないのだが、奥の方にしとやかに咲いている立ち姿が美しい。



黄色いユリはどうしてもカンゾウやキスゲの仲間と思ってしまいがちだが、こうした植物はワスレグサ属。(歌に唄われているワスレナグサ・勿忘草はムラサキ科の全く違う植物)ネットで調べるとマンシュウキスゲと出てきた。 

白いユリは同じソフトの診断ではタカサゴユリという台湾原産の植物と出てきた。

ようやく花が咲き始めたのがアバカンサス。近年公園や園地にアジサイと共に植えられることが増えた植物。元々はユリ科に入っていたのだが、近年はネギ科、ヒガンバナ科に入れられることが多い。アフリカ原産で名前の由来はagape(ギリシャ語で愛)とanthos(ギリシャ語で花)を組み合わせたとされる。



色は青紫と白の2色で咲き始めると一斉に咲く。これを見ると梅雨明けかな、と思うのだが、今年の梅雨はどうなっているのだろう。

吉池食堂〜御徒町ランチグルメ

2021-06-12 05:00:00 | グルメ
久しぶりに御徒町まで来た。この街は美味い物が多い。老舗揃いなのは『とんかつ』、ぽん多、蓬莱屋、井泉。他にも『蕎麦』『うなぎ』なども素晴らしいし、『ラーメン』も青葉、阿吽、えぞ菊など多数。しかし、色々な種類の料理が食べられるのは今日お邪魔する『吉池食堂』しかないだろう。

吉池は大正時代に高橋周平が起こした鮮魚店が嚆矢で1933年に今の御徒町駅前に移転、2014年に今のビルが完成、ユニクロやユザワヤなどとともに食品スーパーとしてその種類の豊富さ、新鮮さを売りにしている、また、高橋の出身地である新潟県の銘酒の品揃えは圧倒的である。その9階に吉池食堂はある。

ビルの8、9階への専用エレベーターに乗り、9階に行くとワンフロアが吉池食堂。眺めもよく、ゆったりとした席の配置となっている。メニューは和洋中と揃えているが、コロナ禍もあり、来店客が少ないことも影響しているのか、和食以外のメニューは休止中。昔の百貨店のお好み食堂的な営業スタイルは興味深い。



ここでも鮮魚店の良さ、例えば刺身や天ぷら、寿司などのメニューが多く、鰻のひつまぶしまである。今日はランチのため、新潟県十日町市の妻有そば(ふのりをつなぎとして使用)の天ざる(850円)を選ぶ。
残念ながら窓側の席は埋まっていたが、2面が窓になっていて明るい。右奥の席からは東京スカイツリーも臨める。



しばらくして天ざるが到着。まずは蕎麦からいただくが山形の板そば同様にふのりをつなぎに使ったやや硬めのスタイル、とにかく喉越しが素晴らしい。



天ぷらはしし唐がらし、かぼちゃ、海老の3種類。いずれも揚げたてでカリッとする食感がいい。海老は多分、バナメイ海老だが、大きく、食べ応えがある。



蕎麦屋でないため、蕎麦湯は出なかったが気軽にいただける眺望のよいレストラン。食後は150円で飲み物が楽しめる。

平時には自慢の新潟県の銘酒を飲みながら刺身や天ぷらを楽しむのも良さそうである。フロアの人もテキパキ動き、気持ちの良いお店であった。ご馳走さまでした。



吉池食堂 
台東区上野3ー27ー12御徒町吉池本店ビル9階
0338360445

久我山歳時記⑤

2021-06-11 05:00:00 | 日記
タイトルを『久我山散歩』から『久我山歳時記』に変更しました。
久我山を歩いているとアジサイの数と種類に驚かされる。まずはその花の色、以前に土壌が花の色に与える影響をこのブログで書いた。



アントシアニンにより土壌のアルミニウムが吸収されると青く発色するのだが、元々酸性土壌ではアルミニウムがよく溶けるのでアジサイの花は青くなる。一方、アルカリ土壌ではアルミニウムが溶けにくいためにピンクの花をつけるのである。



土壌によらない場合もある。花が長く咲いているうちにアナベル種は白から緑色に。ヤマアジサイは白から紅色に変わってしまう。


また、白い花は元々アントシアニンを含んでいないため、土壌に関係ない。



花はアジサイと野生種のニホンアジサイ(ヤマアジサイ、ガクアジサイ)に分けることができる。




ニホンアジサイの場合は中央部の青い部分が中性花と呼ばれる小さな花の集合体であり、それを取り囲むのが装飾花、つまり萼片である。



これは訪花動物、つまりミツバチや蝶などを誘引する効果がある。一方、ニホンアジサイを改良した一般的なアジサイは全てが装飾花であり、果実は付かない。



どうしても雨が多い時期ではあるが、色々なアジサイを見ながら散歩するだけでも目を楽しませてくれる。そう考えると雨の季節もいいものである。



(カシワバアジサイ)