outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

旅について

2011年08月08日 20時38分09秒 | 退職生活
昔の日本人の旅は、俳句や短歌が出来るほど「ゆっくり」でした

「旅に出る」と言えば一週間や10日で無く、数ヶ月でした。

そこには「旅の空」が存在し、時に望郷の念さえもが芽生え、自分や社会を「外側」から見る機会でもありました

負けて戦争が終わり「アメリカナイズ」された日本人は、日本人が持っていた「旅の心」を失い、「パックツアー」を旅と勘違いしてしまった気がします。

今の僕は、非常に中途半端な時を過ごしています

キャンピングバスが壊れ、突然の計画変更。

今年登りたいと思っていた山に登れないまま・・・でも少しでも登っておこうと今回も出てきました

こんな狭い車の中でも、家で寝るよりは愉しいですが・・・

この状態で続けるのは無理です。

一日や二日で450キロも移動して、山に登って、また移動して山に登って・・・家に帰ると・・・

一週間の間に千キロも走る事になります

言い換えると・・・殆どの時間や体力を走る為に使っています

今までの山旅と違って、全く無駄が多すぎ、楽しめる時間の割合が非常に少なく、地球を汚し、体力的にも精神的にも運転は疲れます。

交通事故の確率も数倍と思います。

「本当の旅」とは最低でも一ヶ月以上、旅を本当に愉しむには四ヶ月が必要と
思います

そうなると・・・殆どの日本人は旅をしたことが無いんですが・・・

「だからなんだ」と今回感じました。

先ず・・・一ヶ月以内の旅は「家が気になる期間」なんです。

後は少しづつ薄らぎますが・・・

四ヶ月以上の旅となると「最初から気にしなくなります」

気にしてもどうにもならない期間だから、最初から最後まで心から愉しめます

中途半端な生き方をしたくない僕は、常にすっきり心からリラックスして楽しめるように心掛けているのに・・・・

このような短いパックツアーに出て・・・

深く反省しています

皆さんも・・・生きている間に、せめて一度でも「本当の旅」をして見てください。

言ってることが解ってもらえると思います

ただ・・・快適な環境で行かないとだめですよ。

さて今日は高速を下りて買い物、燃料補給をして・・・山道を登ってくる途中で温泉(白山展望の湯)に入って・・・

今は白山の登山口まで行けず(交通規制で)途中のキャンプ場です。

四時過ぎより、涼しい風を受けて・・・気持ちよく飲んで・・・飲みすぎましたが・・・

明日の朝シャトルバスに乗って登山口まで行き、山頂近くで泊り、明後日下山してきます

久しぶりの高い山、天気が少し心配ですが・・・・苦しい思いをして「このために来た」んですから・・・・目一杯愉しんできます

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする