outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

消えてしまった集落や町

2012年08月11日 19時53分08秒 | 退職生活
歳の所為で早起きになってる二人は、安達太良山が見える道の駅を六時半に出発

仙台空港周辺を動き回って・・・・津波浸水調査。

多くの場所が「瓦礫処理で立ち入り禁止」で、充分な判断ができる状態にはなりませんでした

仙台に出て買い物と、少し早い時間の昼食はまたも回転寿司(かっぱ)

大好物のエンガワは三皿づつ食べました

そして夕方まで掛かって、津波被害が大きかった「女川町」と「南三陸町」を特に良く見てきました。

その途中にある沢山の集落もですが・・・

津波を「受け止めた」集落や町は、高台に建つ僅かな家を除いて、一瞬に全てを消し去ってしまった事が解ります。

僕の地元阿南市を想定すれば、椿泊、橘町は女川町や南三陸町と同じように「受け止める地形」ですから、南海地震が起きれば同じ事になると思います

徳島県南部の、室戸岬方向へ伸びる海岸線も「リアス式」ですから、三陸海岸と全く同じです。

ただ、津波被害は湾の一番奥の周辺が酷く、奥に行くまでの、湾の両側は予想より遥かに小さな被害でした。

特に小さな山などがあって、その裏側になると低い所でも被害がなかったのが印象的でした

一番心配している「世帯数が多い地域」なんですが

これは海抜が僅かな海沿いの平地なので、仙台空港周辺を基準に考えるしかありません。

阿南市、小松島市、徳島市、鳴門市の四つの市街地です

これは津波の大きさや発生する時間、季節によって大きく変わりますが、現在予想されている規模の津波に襲われたとすれば、最悪の場合徳島県だけで5万人以上の死者、行方不明者が出ると思います。

家屋の完全消失も五万軒以上でしょう

ただ津波の規模にも拠りますが、今回見てきて解った事は、開けた平坦地の場合、海岸線から3~4キロ以上離れると、津波は急激に「破壊力」を失う事です。

我が倉庫ハウスの場合だと、一番近い海岸線から10キロ以上離れていますから「殆ど破壊力の無い水」が侵入してくると考えて良さそうです。(ただし1メートルと予想してたが、1,5メートルと考えるのが妥当かも?)

地震が原因で津波が起きる訳ですが・・・

今時の建物は「地震だけ」に関して言えば、それ程心配はないように思えました。(火を使う時間で無いと考えれば)

いずれにしても、恐ろしい災害で、偉そうに言っても、まだまだ人間はそれを避ける力がありません

「南海地震が起きたら」どうなるか?今回の視察で僕の頭の中に「絵を描く」事ができました。

心配がある方々は、是非一度視察して考えてみるのが良いのではないでしょうか??

最後に、しっかりしていると思う建物でも、海岸線に近い所にある建物は信用してはいけないと思います。

それから助かる方法は、大きな地震が起きたら「すぐに出来るだけ高い土地」まで逃げることでしょう。

僕の場合は、車が動かせればキャンピングカーで「加茂谷町熊谷」(阿南市の西方の山里)方面へ逃げたいと思います。

車が動かせなければ、家の前の中学校の三階以上。

逃げる先を家族で決めて置く必要も感じました





コメント
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