このスープは日本では極めて溝田流かも知れないが・・・僕が若かりし頃ハワイでコックのアルバイトをしていました。
アラモアナショッピングセンターから真っ直ぐ北に伸びるケアモクストリートを北に進むと右側に24時間営業の大きいけれど地元に大人気のLike Like Drive Innと言うレストランが在ります。
そのレストランで週に一度日替わりランチメニューとして出していたのがこのオックステールスープで、その日の昼はこの大きなレストランの席が一杯で並ぶ人もいました。
僕も美由紀もこのスープが大好きで調理中に三人前位をのけておいて一緒に食べる事も良くありました。僕が二人前でしたが。
そんな事で日本に戻ってからもヨットで世界を回っていた時も牛の尻尾が手にいればこの時は僕の出番でハワイ時代を思い出しながら作っています。
海外の尻尾と日本の尻尾の違いは肉も同様ですが肉の間にサシが入ってるだけでなく外側まで脂が巻いていますので、その脂の撤去が最初の仕事で全体の2割以上捨てる事に成ります。(海外の尻尾はそのまま)
次に良く洗ってほんの少し塩を入れて火に掛けるのですが、目を離さない様に出てくるアクを次々確実に掬い取って捨てます。
尻尾の量にも依りますがアクが完全に出なくなりスープが澄んでくるのに大体二時間から三時間は掛かります。
これを怠ると美味しいスープになりません。
そのあとピーナッツを投入するんですが本来は生のピーナッツなんですが最近は簡単に手に入らないのでツマミにするバターピーナッツを洗って入れてますが何とかなっています。
濃口醤油と塩で軽く味をつけて、昔は圧力鍋が無かったので10時間位炊いてましたが今は圧力鍋で新しい吹き始めてから30分位弱火で炊いて後は圧が抜けるのを一時間ほど待てば骨から身が簡単に外れる様に成ります。
再度味を整えて出来上がりです。(出来上がった写真を写してないのが残念)
ハワイに行く機会があったらリキリキドライブインで、また尻尾が手に入ったら自分で作ってみて下さい。
好みはあるでしょうが美味しいですよ。
そして今日はそのオックステールスープで久しぶりの宴会でした
品川、八十、かっちゃん、角ちゃん、美樹ちゃん、美香ちゃんに我が家の三人の総勢9名
六時から10時まで最後は果物とケーキが五段階に出てきて・・・それを全部食べたので腹一杯
これも僕らしく宴会の写真は一枚も無くて・・・後片付けを始めてから写真を写すのを忘れた事に気づきました
70歳ですから・・・忘れます
72歳で兄が死んだ時も随分考えを変えたんですが・・・先日娘の嫁ぎ先の親が73歳で死んだのを見て・・・
80歳までの近さ、元気に動ける残りの期間の少なさを一段と考える様になりました
そして今まで立てていた今後の計画を大幅に変更しようと考えています
その辺の事を・・・・今日は飲み過ぎなので・・・明日書こうと思います。