草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

安倍首相に求められるのは力強い決断と創造的な行動力だ!

2012年12月27日 | 思想家

 安倍第二次内閣がスタートした。私は会津人であるが、長州人の安倍晋三首相にエールを送りたい。葦津珍彦が『永遠の維新者』で述べていたように、危機的状況であればあるほど「変革期に相応しい力強い決断と創造的な行動力」が求められるのであり、それを命懸けでやってくれるのは、安倍首相しかいないからだ。幕末期において、長州などの倒幕派と比べて、会津などの幕府方は、天皇への忠誠や開明的な新知識の面では、それほど違いがなかった。断じて会津は賊軍ではなかったのである。にもかかわらず、片方が勝者となり、片方が敗者となったのは、「政治的なものであったと思う」と葦津は書いている。「政治とは、いうまでもなく人間の社会行動である。この行動する主体(人間)が問題である。同じ思想、同じ政策をもって行動するにしても、その行動の主体の優劣によって政治の事実はまったく異なったものとなってしまう」からだ。会津が敗れたのはその点で劣っていたからである。倒幕派は「必死の地において、政治的主体の強化確立」を目指した。それまでの惰性に甘んじ、決断を先送りしていた幕府側とは大違いであった。政治力では倒幕派の方がはるかに優っていたのだ。「長薩では、攘夷を決意すれば、敢然として黒船と戦うを辞さぬ。停戦和平の必要をみとめれば、急展開する能力もある。藩内に異論が起こり紛糾すれば、断固たる政治力をもって、無理にでも統一を回復するだけの生命力をもっている」からこそ、長州と薩摩が倒幕派の中心となることができたのだ。長州人である安倍首相はそのことをよく知っているとは思うが、安倍第二次内閣で問われるのは、政治力のあるなしなのである。


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安倍首相の誕生でようやく希望が見えてきた日本!

2012年12月26日 | 政局

 たった今、衆議院本会議と参議院本会議で安倍晋三自民党総裁が第96代の首相に指名された。長かった暗いトンネルから、ようやく日本は抜け出せるのである。株価も上がっており、安倍首相への期待は高まっている。ネットのニコニコ動画でも中継されたが、圧倒的に安倍支持者が多く、喜びのコメントが溢れている。マスコミがいかに邪魔しようとも、国民の声なき声が総理大臣にまで押し上げたのである。人間である限り、安倍首相も完全ではないだろう。しかし、危機な状況を突破するには、今の日本に安倍首相しかいないのである。一度は地獄を見た政治家が、復活を遂げたのであり、挫折を乗り越えることの大切さを、身をもって示してくれたのである。政治が安定し、国民が安心して任せられるようになれば、景気も回復するのである。あまりにも民主党政権はお粗末であった。統治能力がないために、責任を回避することばかりに終始した。マニフェストにしても、耳触りのよい言葉だけで、実際は絵に描いた餅でしかなかった。それでも、その一方で、イデオロギー的にはサヨクそのもので、永住外国人の地方参政権の付与法案や、言論の自由を縛りかねない人権擁護法案をごり押ししようとした。それを阻止したのは、行動的な保守派グループの日の丸デモであった。その運動が盛り上がったことが、安倍首相の誕生にも結びついたし、国民を覚醒させたのである。安倍自民党は次の参議院選挙でも圧勝し、そこで足場を固めてから、本筋の戦後レジームからの脱却へと向かうべきだろう。そして、昭和ヒトケタの世代が存命中に、占領政策によって失った日本を、私たち草の根保守の手で取り戻すのである。


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国民を煽るだけ煽ったマスコミに水をさしたのがネット言論だ!

2012年12月26日 | マスコミ評

 日本国民が切望しているのは、政治が安定してくれることだ。改革とか未来とか、維新とかの言葉には辟易しているのである。それを煽ったマスコミは、国民から見放されているにもかかわらず、未だに騒ぎの種を探すのに必死である。そうした風潮に真っ向から対決し、そこに水を差したのがネット言論だ。その批判があまりにも的確であったために、立場がなくなったのがマスコミである。「ネトウヨ」を連発したのは、既得権益を脅かされると危機感を抱いたからだろう。しかし、今回の衆議院選挙では、自民党を支持したネット言論に軍配が上がった。民主党を応援してはばからなかったマスコミは、大恥をかいたのである。失笑を禁じなかったのは、野田佳彦首相が解散総選挙を口にした、安倍晋三総裁との党首討論である。野田首相が優勢だったかのような印象操作をしたのは、マスコミではなかったか。それが本当であれば、民主党が大敗するわけはなかったはずだ。さらに、「ネトウヨ」ということで、マスコミはネット言論を「排外主義者」と決めつけていた節がある。だからこそ、竹島などをめぐっての安倍総裁の現実路線を揶揄すれば、一緒に反安倍の戦列に加わると思っていたようだ。見当違いもはなはだしい。ネットの世界の主流は「ネトウヨ」ではなく「ネト保守」なのである。あまりにも民主党政権が売国であったために、舌鋒がエスカレートしただけだ。温厚な保守主義者ばかりで、安倍新政権の現実路線に対して、クレームをつけることはまずあり得ない。問題は国益にかなうかどうかなのである。ネット言論は、マスコミよりもはるかに沈着冷静なのである。


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安倍新政権では国が原発事故対応の前面に立つべきだ!

2012年12月25日 | 政局

 復興大臣に福島県2区選出の根本匠代議士が内定したようだが、福島県民の一人として、それだけは是非とも実現してもらいたい。復興大臣が大変な激務であることは容易に想像が付くが、ここは命がけでやってもらわなくては。民主党政権下の原発事故対応はデタラメで、遅々として進んでいない。地元からの大臣誕生ともなれば、現場を熟知しており、これまでとは変わってくるはずだ。また、根本代議士は、東北志士の会の代表として「地域の雇用を支える中小企業の再建」を訴えてきた。東北大震災でガタガタになった中小企業に対して、直接資本を注入する案を提案している。その柱となるのが「地域創造復興国策ファンド」である。福島県内の中小企業のなかには、東京電力からの補償でもって、かろうじて倒産を免れているところが多い。それだけに、根本代議士の政策提言は貴重なものがある。ただ、それと同時に、忘れてはならないのは、郡山市や福島市にとどまっている子供たちのことだ。放射線管理地域に人々が住むというのは、法律的にも問題があり、健康対策に万全を帰して欲しい。そして、除染によって住めるようになるのか、隠さずに本当のことを福島県民に教えて欲しい。今回の衆議院選挙で、福島県民は圧倒的に自民党に投票した。統治能力のない民主党政権のように、東京電力任せにするのではなく、国が責任を取ってくれると信じたからだ。福島県民の不安はまだまだ解消されていない。しかし、国が本格的に乗り出してくれるならば、それが希望へと変わるのである。福島県民を「棄民」にするかどうかは、安倍新政権の政治の力にかかっているのである。


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権謀術数の外交と違って安全保障は確固たる決意だ!

2012年12月25日 | 政局

 安倍新政権のスタートが秒読みになってきたが、私たち国民が忘れてはならないのは、安全保障の面でも、日本がかつてない危機に直面していることだ。安倍晋三自民党総裁の肩に、国民の命がかかっているのである。政権発足前から、安倍総裁が腰砕けになったかのような印象操作が、多くのマスコミで行われている。外交交渉は相手があることであり、選択の幅を広げておくことは大切だ。今から自分の手を縛ることはないだろう。しかし、国を憂うる国民の応援を受けて、衆議院選挙で大勝したわけだから、ここぞという時には、リーダーとして決断してもらいたい。戦後の日本は、安全保障については、まったくのお花畑であった。カール・シュミットは『政治的なものの概念』(田中浩・原田武雄訳)のなかで、夢物語の非武装論を「無防備の国民には友しか存在しない、と考えるのは馬鹿げたことであろう」と述べるとともに、「一国民が、あらゆる政治的決定を放棄することによって、人類の純道徳的ないし純経済的な状態を招来することなどありえないのである。一国民が、政治的なものの領域に踏みとどまる力ないし意志を失うことによって、政治的なものが、この世から消え失せるわけではない。ただ、いくじのない国民が消え失せるだけにすぎないのである」と痛烈に批判した。お花畑の日本人は、中共が尖閣諸島に攻めてきているのに、北朝鮮が日本に向けて弾道ミサイルを撃ってきているのに、丸腰になることが最善の策と考えているのだ。いかに自民党が衆議院選挙では過半数を制したとはいえ、護憲勢力の公明党との連立政権である。すぐに安倍カラーを出すのは難しいに違いないが、国家として身構えるという危機意識だけは、常に念頭に置くべきだろう。


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クリストは「人の子」マリアは「永遠に守らんとするもの」!

2012年12月24日 | 思想家

 芥川龍之介の『西方の人』のイエス像に、心惹かれるのは私だけだろうか。クリスチャンでもない私は、せいぜい聖句を幾つか暗記しているだけだ。それでも、芥川の「十字架上のクリストは畢(つひ)に人の子に外ならなかった」との断定は、私たちと同じ血が通っていたことを、さりげなく述べたのだった。神の子であったとしても、神ではなかったのだ。ゴルゴダの丘での「エリ、エリ、ラマサバクタニ」の悲鳴は、その弱さから出たのだろう。芥川は「わが神、わが神、どうして私をお捨てになさる?」と悲鳴を上げたことに対して、「クリストはこの悲鳴の為に一層我々に近づいたのである。のみならず彼の一生の悲劇を一層現実的に教えてくれたのである」と書いている。あくまでも芥川は、日本人的な見方をしているのではないか。しかし、それを恥じていないところが立派だ。日本人は近代化を受け入れるにあたって、一緒にキリスト教も受け入れようとした。だからこそ、芥川は「永遠に守らんとするもの」をマリアと呼び、「永遠に超えんとするもの」を精霊と呼んだのである。善悪の彼岸に立つ精霊に振り回され続けたのが、日本の近代化であった。それだけに、私たち日本人は、内なるマリアを思い起こすことで、日本人であることを確認してきたのではないか。今日がクリスマスイブのこともあり、なおさら『西方の人』におけるクリストにこだわってしまう。今の季節の会津の雪原は砂漠に似ているが、あくまでも私たちは日本人なのである。


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迫りくる大震災に備えるのが安倍新政権の一番の仕事だ!

2012年12月24日 | 政局

 安倍新政権がまず手を付けるべきは国土強靭化だろう。政府の地震調査委員会が去る21日、「全国地震動予測調査」を発表した。東海道ベルト地帯は、軒並み危険性が高まっているという。とくに水戸市や千葉市では、30年以内に震度6弱以上の地震に見舞われる確率が、62・3%、75・7%となっている。それよりも切迫しているのは、静岡市と津市である。89・7%、87・4%と高い数字を示している。日本の繁栄などは、風前の灯であり、老朽化した橋や高速道路、トンネルなどの補強は、一刻の猶予もならないのである。それと同時に、藤井聡京大教授が指摘しているように、国の機能を地方に分散することも必要だろう。マスコミなどは公共事業を悪と決め付けているが、何もしなければ、かけがえのない日本が失われるのである。地震調査委員会が作成したマップを見れば、赤で塗りつぶされている危険な地帯は、ほとんどが人口密集地である。それ以外の場所となると、山間部の過疎地である。国土の均等ある発展を目指す上からも、関東平野より上の栃木県、福島県会津、山形県に国の施設を移転させる。それだって一つの備えではないかと思う。危機が迫っているのに、お花畑で能天気なのはマスコミである。どこまで「コンクリートから人へ」を金科玉条にすれば、気がすむのだろう。いくらマスコミに批判されようと、国民の安全と財産をどのようにして守るか、それが安倍新政権の一番の仕事なのである。


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日本を取り戻すためにアベノミックスで景気回復を!

2012年12月23日 | 政局

 日本を取り戻すためには、焦らずに地道な努力が必要ではないだろうか。まずはアベノミックスで国民に安心感を与えるべきだろう。最終的には憲法改正を目指すべきであり、その旗をおろしてはならないが、当面の課題もなおざりにはできない。デフレから脱却し、景気を回復させ、雇用をつくっていく。それが達成されてから、じっくりと腰を据えて、本題に入ればいいのである。民主党が野に下ることで、経済政策以外でも、国の役割が再認識されつつある。原発事故被害者への補償が遅々として進んでいない。東京電力というよりは、ここは国が前面に出るべきだろう。一民間企業のせいにするのではなく、これまで原発に依存してきた、国の責任こそが問われているのである。さらに、今後のこともあり、真相究明も徹底的に行ってもらいたい。それを隠蔽するために、民主党政権は関係機関の議事録すら作成しなかったのである。「官から民へ」ではなく、国家の関与を認めるのが保守である。その場合に忘れてならないのは、国として果たすべき役割である。新自由主義に踊らされて、ここ10年ほど日本は迷走を続けてしまった。安倍新政権は、その反省を踏まえての船出となる。安倍晋三総裁は過去の自民党からの決別を口にしており、アベノミックスを前に進めることで、日本を復活させようというのだ。それを成功させるためにも、保守派が結束して安倍総裁を支えなくては。


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安倍叩きのために保守派を装うサヨクを嗤う!

2012年12月23日 | 政局

 安倍晋三自民党総裁は長州人であることを誇りにしている。会津人の私としては、抵抗がないわけではない。しかし、過去のことにこだわるのではなく、私は安倍総裁を支えるつもりだ。そんな私の思いとは裏腹に、保守派を分断させる動きが活発化している。「極右政治家」と罵った連中が、韓国や中共への弱腰を批判しているのだ。安倍総裁を追い詰めるためには、彼らは手段を選ばないのである。政権が発足していない今の段階で、保守派の一部がそれに呼応しているのは、あまりにも情けない。まずは韓国や中共の出方を注視すべきだろう。マスコミは安倍自民党がソフト路線に転じたかのような印象操作をしているが、実情は違うと思う。逆に韓国や中共が泣き付いてきているのではなかろうか。両国とも権力基盤が盤石ではない。それと比べると、安倍自民党は、朝日新聞を始めとするマスコミからは攻撃されているが、総選挙で圧倒的な国民の支持を得たのである。向こうが手加減を求めてきているのであれば、結果的に日本が優位に立つということだ。安倍自民党が譲歩しているように見えるが、それは上っ面だろう。口舌の徒ではない安倍総裁は、いつでも身を捨てる覚悟なのである。だからこそ、負ける可能性が高い総裁選に立候補したのだ。私は安倍総裁を信じたい。一度は地獄を見たのであり、そんじょそこらのやわな政治家ではないからだ。


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会津の年の瀬 5首

2012年12月22日 | 短歌

盛り場のないみちのくのさみしさよジングルベルを遮りし山

かのときの年末なれば親子して会津乗合四つ角で下車

孫の声いとにぎやかになりたれば大酒飲みも頬をゆるめん

人並みに齢重ねて果てるまで本を読みたし読みたし本を

心なき身にも会津は情けあり町の灯りと「あがらんしょ」かな

 
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