神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

内視鏡検査、MRI検査の結果が出た

2024年07月02日 17時22分43秒 | 病気と健康
 先月24日、25日の検査以来、胸の中に不安材料として残っていたはず
内視鏡検査はその場で先生から、直腸から大腸全体について無罪放免の発表があって一安心したが、肺、心臓、小腸から肝臓などの内臓全般のMRIが心配だった。
9日の午前、結果発表を聞きに病院へ行った、ともだちのつー君が心配してくれてラインをくれた
散歩途中に神社へ寄って安全祈願のお参りをしてくれたそうだ、友とはありがたいものだ。
埼玉の友達も大宮の氷川神社から時々エールを送ってくれるが、当の本人が先日、体調不良で入院したという、何事もなく一日で退院したというので安心した。
結果を言えば、内臓全て何もなくセーフだった、表向き嬉しいという程度だが深層心理で言えばものすごいストレスから解放された気分なんだと思う
たしかに何か軽い気持ちにはなった、先生に一つ聞いてみた「大腸は何センチくらい切ったんですか」20cm+3cmくらいだと言っていた
10数センチと予想はしていたが、倍くらいだったんだな、9時間の手術だったからなあ、本当に先生に恵まれてラッキーだった。
来週は予防のための抗がん剤投与が始まる、三週間1クールで最大12クールだというが、私の場合は最少の4クールで終了とのこと、秋には普通の生活に戻れそうだ。

廊下で順番を待っていたら、偶然に母の従弟に会った、父が仲人した人で今年82歳だそうだ
「どうした」と聞いたから「大腸がんを切った」と言ったら「おれと同じだ」と言った、わが家系はガンと無縁と思っていたが、母の従弟、私の従兄(母方)とガンを患った人がいたんだなあ
私も含めて三人に共通するのは母の父(外祖父)の実家だった。
父方にはガンの患者はいないが(父も舌癌を患ったから、いないとはいえないか)母方には居た、いまごろ気づいた。
ともあれ、私自身は安心した次第である。

今度の入院手術については、妹夫婦以外の親戚、近所の人たちは誰も知らない
けれども日頃から付き合いがあるボランティア仲間、同級生旅行会(飲み会)にはすぐに広まった
ボランティア仲間には一気に広まらず、口づてで伝わっていくので、最近になって電話や、お見舞いに見えられる人もちらほら
外見は、すっかり元気で退院当時のか細い声とは全く別人になったので、見舞いに来られても恥ずかしいくらいである
多くの友達からお見舞いをいただいて心苦しい程だが、ありがたい。

最近はボランティアの大姐さん、中姐さん二人、小姐さんも見えて、大姐さんの寅姐さんと中姐さんKさん(元看護師)にはご大いなるアドバイスをいただき
中姉さんOさん(医療関係)からは健康茶をいただき、小姐さん(大規模農家)からは自家製のコシヒカリをいただいた
大阪の姪からは蜂蜜をもらった、毎晩小さじ2杯舐めて寝る
また同級生のつーくんからは時々、健康に気を使った野菜をいただいている
同じく同級生のT子はケーキやパンを焼いて持ってきてくれる

病院の外科、内科の医師、看護師、そして友達、弟妹、女房殿の兄弟、叔父さんたちには感謝、感謝である
そして私を守ってくれているまぶしい程の光に包まれた全知全能の神、私の体内宇宙で体と健康を支えてくれている幾兆の住人達の働きで、今日も元気に過ごしている
「ありがとう」感謝の気持ちでいっぱいである。







「甲越軍記」を現代仕様で書いてみた (128) 長尾家 41

2024年07月02日 08時23分36秒 | 甲越軍記
 攻め来る本庄勢は勇気凛々、一方の黒田勢の先手は体が凍えて動かず初めから勝負は決していた
たちまち黒田勢は崩れ去り、本庄勢は大いに勇み、追い詰めては首を取り、なおも追い詰めれば黒田勢はたまらず川の中に引き返した
百余人を討ち取られて逃げ帰った兵に、戸屋因幡は大いに怒り「汚き者共、逃げ帰る様は何ぞ、すぐに引き返して敵を討て」と下知すれども、崩れ発った兵は誰も是を聞かず我先に逃げ落ちる。

松尾八郎兵衛は未だ川の中にあり、士卒に下知するが、これまた臆病風に吹かれて逃げ去る兵に包まれて共に退散する
されども松尾は残兵百余を率いて再び川を渡り、戸屋因幡と槍を並べて本庄勢に討って懸かった
これを見た宇佐美勢は本庄勢を救わんと喚き叫んで打って懸かり、右に左に切りかかれば黒田の先陣はここに九十余人が討死する
戸屋、松田の大将二人も僅か十八人の従卒だけとなり、「いつまで命ながらえようか、ここが死出の三途の川なり」と面も振らず戦えば、宇佐美勢は気おされて後ずさりしたが、ここに上田の加勢、栗林、金子、樋口、斉木勢が駆け来る
この新手に討ちたてられて、戸屋を包み込む、本庄勢も松尾に懸かれば、劣勢の戸屋、松尾の従卒は討ち取られたが、さすがに両大将は少しもひるまず
華々しい鎧兜、旗さしものに恥じぬ戦ぶり、直槍を振り回して近寄る敵を突き落とす

ここに本庄の家士、金井与十郎が因幡めがけて馳かかり、互いの言葉をかけて秘術を尽くし戦えども、ついに金井が勝り、因幡を馬から突き落として首を取る
松尾八郎兵衛は銀の半月の指物を小桜縅の鎧の背に刺して大太刀で敵を薙ぎ払い薙ぎ払い三騎まで切って落とす
勇みに勇んで戦うところへ、上田勢の中より星野七兵衛と名乗り、大太刀を打ち振るい、松尾に討って懸かる
互いに金剛力を出して切り結ぶ、星野は討ち合ううちに己の力が劣勢とみると一計を巡らし、偽り負けて馬首を翻し散々に逃げ走れば、松尾は大音をあげて「汚し、引き返せ」と後を追う
星野は隙を見て、突然馬を反転させ大太刀を振りかぶれば、追って勢い余った松尾は受けの体勢もできず、星野の切っ先を左の足にまともに受けて、たちまちこらえきれずに落馬した
星野は馬から飛び降り、松尾の首を掻き切った
これを見て川向こうの黒田勢は一戦も交えず崩れたち三条の城へと敗走した。
景虎は兵に勝どきを上げさせ、「大手は未だ合戦の最中である、これより大手の方へ打って出るぞ」と言えば、勝利の興奮冷めやらぬ兵たちは大いに意気を上げ勇み立つ。