神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

実録 抗がん剤治療

2024年07月09日 19時29分34秒 | 病気と健康
 がん 手術を体験したが 抗がん剤治療も また 別の症状で 大変 だった。
 最初は 点滴で始まったが 今までの 栄養補給の 点滴とは 全く違う 
何が違うって 心構えが違う 色々な 副作用が 現実的に あることは 経験者の 言葉で知っている
とにかく気を使う、 普通の点滴では 最初の入院の時には 3回ほど 針刺しの ミスで 筋肉注射になってしまったが
あれも 結構 痛いんだが、 こっちは 針 のミスがなくても 周囲が チクチク してくる それは 腕の 下半分 どこでも つっつくだけで ちり ちりする 
手のひらや指先は チリチリしないんだが 腕の 部分が今も痛い 
点滴は 最初 副作用の 軽減 のための 点滴を 2回で 1時間ぐらい して 昼食 後、 本番の 抗がん剤点滴が始まった これが約2時間 それが終わると 生理食塩水で 血管を洗い流す 作業 10分ぐらい これの時に 一番 腕がパンパンになった 、今も針が腕に刺さっている感覚が抜けず、ありもしない、点滴棒をみあげる

昼食も 夕食も 普通食で 今まで 家で食べないようにしていた おかずが 結構あった
 例えば さっと 湯がいただけの人参 きゅうり さや などが あった 
明日からは 自分も、レパートリーを増やそう 
ただし 問題がある 早くも 副反応の問題が発生 指先の 過敏症 手を洗ったら 指先がピリピリと 電気が走ったような 針に刺されたような そんな感覚 自販機で 冷たい水を買って 取り出したら もう指先がピリピリして持つことができない 明日の 顔洗いは 何か方法 を考えないといけない 
それより料理作りができるんかい?

副作用 一覧に あった 症状では 今のところ これだけ で夜は 錠剤を 飲んで これの 副作用が どれだけ出てくるか
 長期的に見れば この先 一番問題になるのは 白血球の減少、 元々 私は 市の検査の 度に 白血球の少なさを 確認している、 これがさらに言えば 感染症にかかりやすくなる
 白血球を増やす 食べ物はないので とにかく減らさないこと、 先生も これを心配していた 
ともあれ 食欲旺盛 体力も OK などがありがたい
明日は午前中に退院、この際だから外科の先生に皮膚科と歯科の予約をお願いした
歯は、また反対の奥歯のかぶせ物が外れた、これを治さないと歯のバランスがくずれて虫歯、胃の消化不良などになりやすくなる
かかりつけは今回だけは日程調整ができないし、何かあれば総合病院は連携して対処できる。
この際、悪いところは処置すれば良い。

今朝の畑収穫
しばらく畑もかまえなくなる


「甲越軍記」を現代仕様で書いてみた (135) 長尾家 48

2024年07月09日 07時41分48秒 | 甲越軍記
 さて、栃尾の戦で大敗を喫して味方の多くが討ち死にした金津伊豆守は僅か三千あまりの敵に翻弄されたことを悔しく思い、再び兵を整えて栃尾に攻め寄せる算段をした。
三条から兵を出してもらい、再び大軍となって栃尾に攻め寄せた
されども日々合戦をしても、長尾景虎は若年ながら天性の英傑であり、都度敗北を喫するのであった。

金津勢に加わった柿崎和泉守は、もとは府内の長尾晴景に属していたが、照田常陸介が味方に引き入れる為、好色家の柿崎に美女を与えて味方の陣営に引き込んだことは以前の章で明らかになっている。
栃尾にかまけているが、いよいよ府内からも大軍が発向して三条征伐に向かう噂が聞こえて来たので、照田親子はこれに備えて前線に砦を築き、ここに籠るは剛勇の柿崎のほかあるまいと、常陸介の弟、照田将監と共に砦に入れた。

新津彦次郎という郷士が居る、かれは柿崎の古き友であった
その彦次郎から柿崎に密使がやってきて言うには
「先日、長尾俊景討死の後、照田親子は味方する諸士に対してまるで郎従の如き態度で接するようになった
元は長尾為景の旗本と言え、柿崎ら豪族は照田の家臣に非ず、諸士みなこれを不満として恨みを抱き、心が離れだしている、このように人の和が無くなればそれは滅亡へつながっていく、それを察した諸士はみな府中の屋形に降っている
これは信義に背くとは言えまい、貴殿は聞いておられるか知らぬが、京より勅使が屋形に参って逆徒討伐の勅状を賜った
黒田一類は朝敵となったのである、古来朝敵が生き延びた例を知らず、貴殿は朝敵黒田一類と共に汚名をきたまま滅して良いと思われるか
旧友の身として見るに忍びず使者を遣わしたのである、もし心変わりいたすならば某が仲介して屋形に宜しく執り成すので任せてもらいたい、これは神に誓って疎意はないから安心して任せるが良い」
柿崎和泉守これを聞いて思うに、金津が一味の上に自分が立つのならば異存ないが、確かに現状は金津らは儂を下に見て命を下している
何よりも知らぬうちに朝敵にされていたのはいかにも不名誉なことであり、恐れ多いことである
また金津の戦ぶりを見ても栃尾の小勢に翻弄されて負けをとる体たらく、士卒の心が一つにならぬのが原因である
そう思うと、心は既に反旗を翻し、策を講じて照田将監の陣へ使いを出した。