石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

11月27日本日も自由民主党都連事務局長会研修会において一泊二日で東日本大震災被災地視察へ行きました

2011年11月27日 | Weblog
 こんにちは、昨日に引き続いて被災地視察を行っている石井伸之です。

 南三陸町にあるホテル「観洋」に宿泊し、目覚めてみると断崖絶壁に立つホテルであることが初めて分かりました。

 ホテルの窓から海の向こうに南三陸町らしき街並みが見えるものの、鉄筋コンクリートの建物以外は無く、津波の恐ろしさを実感します。

 朝食後、午前8時より南三陸町へ入り、本格的な被災地視察が始まりました。殆どのがれきは片付けられておりましたが、志津川病院内に入ってしまった車や病院の庇部分に乗り上げた漁船はそのままとなっていました。

 そして、殆ど何も無くなってしまった町の中心部に、鉄骨造の防災対策庁舎が見えて来ました。既に壁面にあったと思われる部材はどこにもなく、へし折れたC型鋼が津波の方向と巨大なエネルギーであったことを物語っております。

 建物の正面に設けられた献花台に全員で線香を上げ、亡くなられた方のご冥福をお祈りさせていただきました。中にはお経を唱えて亡くなられた方を弔っている方もおりました。

 ここで最後まで津波からの避難を呼びかけて被災された職員の方を思うと、胸が押しつぶされそうになるほどの切なさで一杯になります。

 防災庁舎の周辺にチリ沖地震での津波が2.4mであったと書かれている看板があり、16mと言われている東日本大震災での津波が如何に途方もないものであるか分かります。

 所々地盤沈下しているらしく、防災庁舎の前を流れる川の水位よりも低くなっているところがありました。

 その後は、バスで気仙沼へ向かいました。バスの車中でも津波被害の爪痕が残る地域があり、僅かな標高差で建物が全壊していたり、半壊であったり、殆ど無傷であるように明暗が分かれている姿を見るたびに胸が苦しく言葉にできません。

 気仙沼にあるホテル「観洋」屋上に上がり、そこからの光景は南三陸町に比べて、湾内であることや大島という大きな島が自然の防波堤となってくれたために、津波の力が弱まったと聞いておりますが、それでも津波の高さは6mを超えたそうです。

 さらに、魚市場周辺は地番沈下があり、引き潮でさえもあと数十センチで波が上がってくるのではないかと見えました。

 震災直後は火災にも悩まされ、あちこちで火の手が上がり、消火作業もままならず、燃え尽きるのを待つ状態だったそうです。

 震災から8か月を経過し、津波に襲われなかった地域は今までの生活を取り戻しつつあるように見えますが、その反対に津波に襲われた地域の復興には時間がかかるように思います。

 被災者の生活再建に向けて、政治が一丸となって取り組むことが必要であると感じると共に、観光地である松島や中尊寺に大勢の観光客が来ており、以前と同様の賑わいを見られたことはホッとしました。

 この貴重な経験を忘れず、もしも国立市が巨大地震に襲われた際の防災対策を向上させるように努力したいと思います。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11月26日本日は自由民主党都連事務局長会研修会において一泊二日で東日本大震災被災地視察へ行きました

2011年11月27日 | Weblog
 こんにちは、本年7月より自民党国立総支部事務局長を務めさせていただいている石井伸之です

 本日は午前7時30分立川駅北口菊屋ビル前に集合し、バスで一路宮城県を目指して北上したところ、国立府中ICへ入った直後からの大渋滞は新宿まで続き、東北道方面蓮田PAまで2時間以上かかってしまいました。

 それでも道中は串田克巳前都議会議員の隣に座らせていただいたこともあり、1月22日投票で行われる八王子市長選挙について新聞報道の通り石森都議が立候補予定であるという話を始めとして、様々な話題で盛り上がりました。八王子市という大きな選挙区で2期8年間もの間、都議会議員を務められたことに対する様々な苦労話や出馬の経緯などは、それだけでドキュメンタリー映画が一本できるのではないかと思えるほどです。

 串田前都議との話の中で、政治家として相手の立場でモノを考え、誰かの為に何かをするという姿勢が大切だという話は、どういった立場であっても初心として忘れてはならないものであると実感しました。

 バスに乗ってから8時間後の午後3時30分頃には日本三景の一つである松島に程近い瑞厳寺へ到着しました。瑞厳寺の参道奥には「ここまで津波が来ました」との表示があり、その距離に驚きました。

 小さな島々が浮かぶことから、津波の力が分散し、それほど大きな被害は無かったと聞いておりますが、海沿いの駐車場は地盤沈下の影響で海水が流れ込んでおり、大きな池となっております

 駐車場近くの防波堤は防波堤上のタイルが何か所も剥がれ落ちておりました

 午後5時30分に本日の宿泊先である南三陸町の「ホテル観洋」へ入りました。本日は暗闇の中でホテルに到着した関係で周囲の状況は全くわかりません。明日の被災地視察では、厳しい現実を目の当たりにすると思いますが、冷静に現在の状況を見つめたいと考えております。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする