こんにちは、政治家が保身に走った際、民主主義が崩壊するという言葉を大切にしたいと考えている石井伸之です。
本日は、くにたちファミリーフェスティバルに向けた全体会議資料の作成、MOA美術館国立児童作品展実行委員会に向けた資料作成、東京国立白うめロータリークラブにおける地区補助金取得申請に向けた検討、午後6時30分からは自民党東京第19選挙区における国民投票連絡会議の発会式に出席しました。
自民党では選挙区ごとに、憲法改正を見据えた国民投票連絡会議を設置しています。
自民党は立党において自主憲法の制定を掲げています。
それでも、憲法改正に向けた国民的な議論が深まっているとは到底思えません。
これでは国会で憲法改正の発議がされて、衆議院議員及び参議院議員の3分の2が賛成して可決した後に行われる国民投票で否決される可能性が十分にあります。
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何故、自民党が改憲を求めているのか?この点を国民の皆様へ分かりやすく丁寧な説明をしなければなりません。
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そこで、松本洋平衆議院議員が選挙区支部長を務める東京第19選挙区において国民投票連絡会議発会式を迎えることとなりました。
現在、松本洋平衆議院議員は自民党政治刷新本部ワーキンググループ座長として議論を取りまとめているそうです。
松本洋平衆議院議員より国民投票連絡会議発会の意味や意義、組織体制を説明した後に石破茂自民党元幹事長より記念講演をいただきました。
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石破元幹事長は、鳥取県知事を務めていた父親が亡くなる前に葬儀委員長を田中角栄元総理に務めて欲しいということから実現に向けて努力されていたそうです。
無事に葬儀が終了して田中元総理に目白へ挨拶に行ったところ、総選挙への出馬を打診されたという話から政治家としての道を歩み始めます。
昭和61年7月に行われた衆議院議員選挙に初当選して以来、当選12回を重ねる重鎮となっています。
その中で、憲法改正に向けて自民党が最も熱心に議論した時は、平成21年8月の総選挙で自民党が大敗した時から平成24年12月に政権を取り戻した期間だったそうです。
その期間に、日本国憲法改正草案Q&Aを自民党憲法改正推進本部によって作成しました。
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こちらの冊子を見ると、日本国憲法の課題や問題点について改善すべき点が示されています。
自衛隊については国家主権を構成する国民、領土、国の統治の仕組みを武力で侵された時に排除する為にその存在を明記すべきです。
憲法学者の約7割が自衛隊の存在を憲法違反と判断していることから、現在の憲法にある「戦力の不保持」と自衛隊の存在が矛盾している部分は改正が必要です。
自衛隊の方々が災害派遣を始めとして、日本人の命を守るために多大な貢献をされています。自衛隊の存在を憲法が否定している状態をそのままにして良いものでしょうか?
日本が保有できる戦力は憲法上最小限度との規定をされていますが、それはどの国に対して最小限度なのでしょうか?
相手国によって大きな差があることは誰の目にも明らかです。
石破元幹事長はこの点を熱弁されていました。
明確な物差しの無い曖昧な状況では、どれだけの戦力が必要となっているのか分かりません。
ロシアによるウクライナ侵攻を始めとする力による現状変更が実際に行われていることからも、現実を見据えた議論が必要です。
それ以外にも政党について、国家元首について、テロ組織に対する備えについて、様々な点から憲法改正の必要性を説かれていました。
そして、戦前の大政翼賛会による政治によって、斉藤隆夫議員が国会で日中戦争における疑問を問いただした後、軍部を中心とする圧力によって議員を除名されることは絶対にあってはならないことと訴えていました。
政治家が自らの信念を曲げて軍部に迎合し、保身に走ることによって民主主義が滅びるとの言葉は胸に刻みたいと考えています。
本日の講演を聞いていても自民党議員の中で次の総理にふさわしい人物というアンケート結果で石破元幹事長がトップを走っている理由が分かります。
私自身もまだまだ憲法改正について学ばなければならない点が多々あると感じました。
今後とも国会における憲法改正の議論を注視して行きます。