こんにちは、平成15年の国立市議選に初当選して以来、福祉保険委員会に最も長く所属している石井伸之です。
本日は、福祉保険委員会で韮崎市の市民交流センター「二コリ」における子育て支援センター「にら☆ちび」と青少年育成施設「ミアキス」を視察しました。
韮崎市の市民交流センターは韮崎駅徒歩0分の距離にあります。
元々はイトーヨーカ堂を核店舗とする商業施設「ルネス」の建物だったそうです。
平成21年3月末にルネスの廃業したことによって、韮崎市が当建物を買収して、平成23年に市民交流センター「二コリ」としての運営が始まりました。
二コリは株式会社まあめいくが指定管理者として運営されています。
視察内容としては、介護予防訪問型サービスB事業のおたすけ隊についての説明を受け、その後は、子育て支援センター「にら☆ちび」と青少年育成施設「ミアキス」を視察しました。
おたすけ隊の対象者は65歳以上の高齢者でチェックリストに該当する方となっています。
基本的には週一回の利用となっており、1日60分迄で利用料金は30分50円、60分100円です。
内容としては掃除や買い物、話し相手、ゴミ出し等となっています。
おたすけ隊の隊員になるには丸一日の研修を受けていただきます。
60代から70代の方が多く、地域で生きる為に地域の力を借りるということをモットーに支援をおこなっています。
自助・共助・公助という言葉がある中で、互助という言葉が新たな光を発しているように感じました。
国立市でもこういった取り組みを更に前へ進めるよう、議会や委員会で訴えて行きます。
その後は、二コリの3階にある「にら☆ちび」を視察しました。
平日の昼間ということから、利用されている方は10名程度となっていましたが、休日は多くの方が利用されるそうです。
特に甲府市からの利用者が多くなっているという部分は、会派で視察した江別市野幌駅近くにある、子育て支援施設「ぽこあぽこ」と似ています。
実は国立市南口にオープンする子育ち子育て応援施設や矢川プラスの建設に向けて当施設を参考にしているそうです。
ボールプールや子供用のボルタリング遊具を始め、様々な遊具があり、子ども達が生き生きと遊んでいました。
また、3階の窓から見える中央本線は、銀河鉄道999のように空へ向かって線路が見えることから子ども達に人気のスポットとのことです。
続いて地下一階にあるミアキスでは、青少年が気軽に集まれるスペースとなっています。
ダーツや卓球、勉強スペース、キッチン、ソファなどが配置されています。
利用されている学生さんに話を聞くと、文化祭やイベントの打ち合わせなどに利用するそうです。
また、現在のスタッフさんは中高生スタッフとして働いていた方が戻って来た方もいます。
ミアキスの運営はNPO法人河原部社となっています。
韮崎市は市制施行前は河原部村と呼ばれておりました。
河原部社のホームページのトップには以下のように書かれています。
『やって、みせる。』をポリシーに、全員複業型「NPO×自分の生業」で働いている若者集団。
自分たちの未来を自分たちでつくっていくために、公共事業への若者参画や若者育成を行っています。
人口約3万人。山梨県韮崎市。河原部村と呼ばれていた時代から、人の往来や物流の拠点として栄え、独自の文化を、人を、育んできた地域が活動の舞台です。
韮崎市の将来を見据えた拠点として、ミアキスの取り組みが注目されている理由が良く分かります。
未来を築く為に、青少年が集う場所が重要であると感じました。
こういった取り組みを国立市で実現する為に努力したいと考えています。