こんにちは、自民党所属国立市議会議員の石井伸之です。
本日は午前10時より国立市議会では会派代表者会議が行われ、一般質問の代理通告や議員研修、11月15日に行われる臨時議会の確認、部長・課長との懇親会の確認を行いました。
さて、午後5時30分からは自由民主党本部で青年局主催の研修会が行われ、講師には7月の参議院議員選挙全国比例区で初当選された三原じゅん子参議院議員を招かれていました。
金八先生を見ていた我々世代にとって、三原じゅん子と言えば萩生田光一前衆議院議員も挨拶の中で触れていたように、テレビの中で最も身近な存在で、若者の悩みをストレートに伝えていたことを忘れられません。
そんなこんなで、ある意味ミーハーな私は雨の中にも関わらず、足取り軽く自民党本部へ向かいました。
予定の時間となり三原じゅん子参議院議員が登場すると、参議院議員選挙中に「女優を辞め、退路を断って、政治家への道を志した」という硬派なイメージ通りで、子宮頸がんを患った事に対する体験と父親が脳こうそくに倒れて、母親が長年介護に携わった経験を力強く丁寧に訴えていました。
講演の内容はというと、まずは子宮頸がんについての一般的な知識の点から入り、年間15,000人の方が発症し、そのうち3,500人の方が亡くなる病気で、その原因はヒトパピローマウイルスが体内に留まる中でそのうち10%の方が発症するそうです。ヒトパピローマウイルスは性交渉で感染し、たばこ・多産・ステロイドによって発症のリスクが高まり、およそ7年をかけてがん化すると言われております。
予防する手段の一つとしてガン検診がありますが、残念ながら日本の検診率というのは23%~24%しかなく、アメリカでは80%以上、ヨーロッパでは60%以上となり、韓国では国策として急上昇しているそうです。この検診率の上昇が発がんを防ぐ最後の砦であるように思いました。
もう一つの予防手段としては、ワクチン接種があるのですが、そのワクチンは3回接種して5万円という高額で、なかなか手が出ない状況があります。そこで、全国1,700の自治体の中で242の自治体では何らかのワクチン接種補助をしているそうです。
その補助でも補助率があり、全額であったり半額や数10%というように分かれ、その補助率に応じて接種率も比例しております。国立市保健センター職員の方に聞いたところ、国立市としても補助の検討をしているそうですが、現在は補助が無い状況です。
本来であれば、9月議会でも陳情が採択されたヒブワクチンのように、国が全額公費で実施すべきものですが、国は現在の平成23年度概算要求時点で1500億円の補助を、現在ワクチン補助を実施している自治体へ補助内容の3分の1を助成するという内容であると言われておりました。
どうもこの辺りが変だと感じてしまいます。本来であれば財政力が乏しい自治体へ補助すべきものが、現在補助を実施しているところへ更に手厚く補助をすれば、自治体間の格差を広げ、それが地域の過疎化や地方の疲弊に繋がることは間違いありませんので、こういったワクチン接種は広く公平・平等の観点で国が責任を持って実施すべきではないでしょうか?
それと、この問題は性教育の問題とも密接に関わることから、誰がどうやって教えるのがベストなのかという点については、母親から娘に時期を見て伝えるべきだとも言われており、下手に学校現場で教えることによって、性の低年齢化へ向かうのでないかとの危惧もされていたことは、この問題を単なる医療問題だけでなく、大きな視野で大きな視点からも議論を積み重ねている証拠であると感じました。
話しは、三原じゅん子参議院議員自らが立ち上げた介護施設の問題へ移り、介護の現場を70数ヶ所回って、経営者・職員・利用者の話しを聞く中で、介護の現場で働く方が頑張っても報われない、頑張りに見合った報酬を得られないという状況を変える為に政治家になったと断言されておりました。
介護職で働くベテラン職員の方々は年齢と共に、往々にして腰にダメージを受け、働くことが出来なくなるそうです。その為にも介護職員を辞めるという方が多いことからも人材不足に陥ると言われておりました。
最後に再び子宮頸がんの問題に移り、次世代の母親となるべき少女たちに、自分と同じ悲しみを背負って欲しくないという言葉は、一人娘を持つ父親としても、一市議会議員としても、多くの方へワクチン接種と子宮頸がん検診の向上に向けて強く働き掛けていきます。
大変短い時間でしたが、中身の濃縮された素晴らしい講演でしたので、もしもお近くで三原じゅん子参議院議員の講演がありましたら、足を運んでいただければと思います。
長文にも関わらず、最後まで読んでいただきありがとうございます。
本日は午前10時より国立市議会では会派代表者会議が行われ、一般質問の代理通告や議員研修、11月15日に行われる臨時議会の確認、部長・課長との懇親会の確認を行いました。
さて、午後5時30分からは自由民主党本部で青年局主催の研修会が行われ、講師には7月の参議院議員選挙全国比例区で初当選された三原じゅん子参議院議員を招かれていました。
金八先生を見ていた我々世代にとって、三原じゅん子と言えば萩生田光一前衆議院議員も挨拶の中で触れていたように、テレビの中で最も身近な存在で、若者の悩みをストレートに伝えていたことを忘れられません。
そんなこんなで、ある意味ミーハーな私は雨の中にも関わらず、足取り軽く自民党本部へ向かいました。
予定の時間となり三原じゅん子参議院議員が登場すると、参議院議員選挙中に「女優を辞め、退路を断って、政治家への道を志した」という硬派なイメージ通りで、子宮頸がんを患った事に対する体験と父親が脳こうそくに倒れて、母親が長年介護に携わった経験を力強く丁寧に訴えていました。
講演の内容はというと、まずは子宮頸がんについての一般的な知識の点から入り、年間15,000人の方が発症し、そのうち3,500人の方が亡くなる病気で、その原因はヒトパピローマウイルスが体内に留まる中でそのうち10%の方が発症するそうです。ヒトパピローマウイルスは性交渉で感染し、たばこ・多産・ステロイドによって発症のリスクが高まり、およそ7年をかけてがん化すると言われております。
予防する手段の一つとしてガン検診がありますが、残念ながら日本の検診率というのは23%~24%しかなく、アメリカでは80%以上、ヨーロッパでは60%以上となり、韓国では国策として急上昇しているそうです。この検診率の上昇が発がんを防ぐ最後の砦であるように思いました。
もう一つの予防手段としては、ワクチン接種があるのですが、そのワクチンは3回接種して5万円という高額で、なかなか手が出ない状況があります。そこで、全国1,700の自治体の中で242の自治体では何らかのワクチン接種補助をしているそうです。
その補助でも補助率があり、全額であったり半額や数10%というように分かれ、その補助率に応じて接種率も比例しております。国立市保健センター職員の方に聞いたところ、国立市としても補助の検討をしているそうですが、現在は補助が無い状況です。
本来であれば、9月議会でも陳情が採択されたヒブワクチンのように、国が全額公費で実施すべきものですが、国は現在の平成23年度概算要求時点で1500億円の補助を、現在ワクチン補助を実施している自治体へ補助内容の3分の1を助成するという内容であると言われておりました。
どうもこの辺りが変だと感じてしまいます。本来であれば財政力が乏しい自治体へ補助すべきものが、現在補助を実施しているところへ更に手厚く補助をすれば、自治体間の格差を広げ、それが地域の過疎化や地方の疲弊に繋がることは間違いありませんので、こういったワクチン接種は広く公平・平等の観点で国が責任を持って実施すべきではないでしょうか?
それと、この問題は性教育の問題とも密接に関わることから、誰がどうやって教えるのがベストなのかという点については、母親から娘に時期を見て伝えるべきだとも言われており、下手に学校現場で教えることによって、性の低年齢化へ向かうのでないかとの危惧もされていたことは、この問題を単なる医療問題だけでなく、大きな視野で大きな視点からも議論を積み重ねている証拠であると感じました。
話しは、三原じゅん子参議院議員自らが立ち上げた介護施設の問題へ移り、介護の現場を70数ヶ所回って、経営者・職員・利用者の話しを聞く中で、介護の現場で働く方が頑張っても報われない、頑張りに見合った報酬を得られないという状況を変える為に政治家になったと断言されておりました。
介護職で働くベテラン職員の方々は年齢と共に、往々にして腰にダメージを受け、働くことが出来なくなるそうです。その為にも介護職員を辞めるという方が多いことからも人材不足に陥ると言われておりました。
最後に再び子宮頸がんの問題に移り、次世代の母親となるべき少女たちに、自分と同じ悲しみを背負って欲しくないという言葉は、一人娘を持つ父親としても、一市議会議員としても、多くの方へワクチン接種と子宮頸がん検診の向上に向けて強く働き掛けていきます。
大変短い時間でしたが、中身の濃縮された素晴らしい講演でしたので、もしもお近くで三原じゅん子参議院議員の講演がありましたら、足を運んでいただければと思います。
長文にも関わらず、最後まで読んでいただきありがとうございます。