こんにちは、当時の議会運営委員として政治倫理条例の制定に携わった石井伸之です。
本日は国立市役所2階委員会室で、ハラスメント研修を受けました。
国立市議会ではとある議員による職員に対してのハラスメントがあり、大問題となったことがあります。
二度とこういったハラスメントを防止する為に、国立市議会は 平成29年12月21日の第4回定例会最終本会議において、全会一致で「国立市議会政治倫理条例案」が可決され、平成30年4月1日より施行されました。
「国立市議会政治倫理条例案」の策定に当たっては、遠藤議員が議会運営委員長を務める中で私も委員の一人として作成に向けて幾度となく協議を重ねました。
そういった中で、国立市議会では定期的なハラスメント研修を実施しています。
本日は金子雅臣(かねこ=まさおみ)氏を講師にお招きしてハラスメント研修を実施しました。
演題は「ハラスメントなぜ起きる、どう対処する、議会はなぜハラスメントに取り組まなければならないのか」となっています。
金子氏は新潟県出身で静岡大学文理学部卒業後、東京都庁入庁し、その後は東京都職員として労働相談を担当するかたわら、豊富な経験を生かして労働問題を扱う社会派のルポライターとして活躍されました。
日本の「ホームレス」「パワーハラスメント」問題を提起し、東京都の設置した「セクハラ相談窓口」での経験をもとに、セクシャルハラスメントの解決に向けた活動をされています。
話によると、企業での講師経験は多いそうですが、議会でこういったハラスメント研修を実施することは珍しいそうです。
実際に4%の議会でしかハラスメント研修を実施していないとの話がありました。
そうすると、分かっているつもりでも実際は分かっていないことがあるそうです。
ハラスメントに対する何らかの対応を検討していない議会は、7割に上るという事には驚きを隠せません。
ハラスメントというのは、同じレベルの話をしても人や立場によって人の受ける印象が変わります。
そして、セクハラの定義としては判断基準があります。
①被害者の不快感の程度
②職務上の地位、関係性
①としては、平均的な女性の受け止め方により、同じ職場で被害者と同じ性に属する人たちの一般的な受け止め方が基準になります。
国家公務員などの立場がある人ほど、高い倫理観が求められます。
国立市議会では議員政治倫理条例の中で「~おそれのある行為をしないこと」というように、幅を広げた形で高い倫理観を求めています。
講演終了後に質問の時間となり、いの一番に質問させていただきました。
1としてハラスメントに関して先進市議会があるのか?
2としてハラスメント解決の流れを分かりやすく説明したイントロダクションやフローチャートなどはあるのか?
1としては、大学での研究は進んでいますが、議会内部で検討が進んでいるというところは無いそうです。
そういった意味では国立市議会が先進的との言葉をいただきました。
2についても議会で作成されたところは無いそうです。
如何に議会という場所が、ハラスメントに対して遅れているという事が分かります。
誰もが議員を目指せる環境の整備という面から考えても、議会におけるハラスメント防止はこれからも研鑽を重ねる中で倫理観をより高めて行きたいと思います。
本日は国立市役所2階委員会室で、ハラスメント研修を受けました。
国立市議会ではとある議員による職員に対してのハラスメントがあり、大問題となったことがあります。
二度とこういったハラスメントを防止する為に、国立市議会は 平成29年12月21日の第4回定例会最終本会議において、全会一致で「国立市議会政治倫理条例案」が可決され、平成30年4月1日より施行されました。
「国立市議会政治倫理条例案」の策定に当たっては、遠藤議員が議会運営委員長を務める中で私も委員の一人として作成に向けて幾度となく協議を重ねました。
そういった中で、国立市議会では定期的なハラスメント研修を実施しています。
本日は金子雅臣(かねこ=まさおみ)氏を講師にお招きしてハラスメント研修を実施しました。
演題は「ハラスメントなぜ起きる、どう対処する、議会はなぜハラスメントに取り組まなければならないのか」となっています。
金子氏は新潟県出身で静岡大学文理学部卒業後、東京都庁入庁し、その後は東京都職員として労働相談を担当するかたわら、豊富な経験を生かして労働問題を扱う社会派のルポライターとして活躍されました。
日本の「ホームレス」「パワーハラスメント」問題を提起し、東京都の設置した「セクハラ相談窓口」での経験をもとに、セクシャルハラスメントの解決に向けた活動をされています。
話によると、企業での講師経験は多いそうですが、議会でこういったハラスメント研修を実施することは珍しいそうです。
実際に4%の議会でしかハラスメント研修を実施していないとの話がありました。
そうすると、分かっているつもりでも実際は分かっていないことがあるそうです。
ハラスメントに対する何らかの対応を検討していない議会は、7割に上るという事には驚きを隠せません。
ハラスメントというのは、同じレベルの話をしても人や立場によって人の受ける印象が変わります。
そして、セクハラの定義としては判断基準があります。
①被害者の不快感の程度
②職務上の地位、関係性
①としては、平均的な女性の受け止め方により、同じ職場で被害者と同じ性に属する人たちの一般的な受け止め方が基準になります。
国家公務員などの立場がある人ほど、高い倫理観が求められます。
国立市議会では議員政治倫理条例の中で「~おそれのある行為をしないこと」というように、幅を広げた形で高い倫理観を求めています。
講演終了後に質問の時間となり、いの一番に質問させていただきました。
1としてハラスメントに関して先進市議会があるのか?
2としてハラスメント解決の流れを分かりやすく説明したイントロダクションやフローチャートなどはあるのか?
1としては、大学での研究は進んでいますが、議会内部で検討が進んでいるというところは無いそうです。
そういった意味では国立市議会が先進的との言葉をいただきました。
2についても議会で作成されたところは無いそうです。
如何に議会という場所が、ハラスメントに対して遅れているという事が分かります。
誰もが議員を目指せる環境の整備という面から考えても、議会におけるハラスメント防止はこれからも研鑽を重ねる中で倫理観をより高めて行きたいと思います。