アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

遅い時間の更新ですが、気合を入れて書きます。

1.フランス研修中にエッフェル塔前で撮った写真などをインターネット上に投稿した自民党女性局長の松川るい参院議員らに対する批判が続いています。
松川議員は昨日、党執行部に女性局長の辞任を届け出たようです。

このことについて、昨日の産経新聞で「エッフェル塔写真バッシングは嫉妬?和田秀樹氏に聞く」がとても説得力がありました。
https://www.sankei.com/article/
20230819-26M4PK47QBOAZKT3NVJQ3F3WHM/

概要は次のようです。

・批判に背景には嫉妬の一種があることは否定できない。
今の日本社会では、他人の足を引っ張ってやろうという詩っとが生まれやすくなっている。

・ただ、嫉妬には悪い嫉妬だけでなくい嫉妬もある。

・前者は「エンビ―」。
相手に自分より勝っている点を見つけたときに、破壊したいという衝動を抱く心理。
これが今の日本社会に広がる危険な嫉妬。

・後者は「ジェラシー」。
自分よりも買っている人間に追いつき追い抜こうとする心理。
互いに競い合う向上心をもたらすプラスの一面がある。
戦後から高度成長期までの日本は米国に追いつき追い抜こうとして、自分も頑張って少しでも偉くなろう、豊かになろうというのが国民全体の心理だった。

・それが(高度成長の終焉と共に)健全な競争があった社会に、いつの間にか政治家や財界人でも2世や世襲が普通になり、特権階級とは言わないにしても、社会階層のようなものができた。

・学歴までもが階層化して、「上にいる奴には絶対に勝てない」という感情が起き、素朴な向上心が失われ、成功者が憎らしくなって、足の引っ張り合いのエンビ―型が主流になってしまった。

・30年不況で人の心がすさんできて、さらに日本社会が競争を否定し過ぎたことがこの心理に輪をかけている。

・国の発展の原動力は国民の競争心であることを忘れたら、日本はますます世界に取り残される。

後半部分の展開はいかにも和田秀樹先生らしいのですが、私は「エンビ―」と「ジェラシー」の違いには大きく納得するものがあります。

◆嫉妬の感情のついては拙著『感情を整えるアドラーの教え』(大和書房だいわ文庫)をご参照ください。


2.昨日のYouTubeアドラー心理学専門チャンネルは「アドラー心理学で考える『不寛容社会での生き方』」をタイムリーに配信しています。
職場を含めた私たちの周囲の「不寛容社会」の中でどう生きるか、「共同体感覚」を切り口に永藤かおるさんが解説。

動画リンクはこちらです。
   ↓
https://www.youtube.com/watch?v=a1cf88E8UPc

是非、ご視聴ください。
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