アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日(2月27日)は、私はヒューマン・ギルドで「ユーモアの心理学」と題して講演(研修)を行いました。

滑りました!いつもの3倍も時間をかけて準備した割にはあまり受けませんでした。

「ジョーク」や「ユーモア」と題して笑いを取る講座を行うことが難しいことを再確認しました。

そもそも「ジョーク」や「ユーモア」に真面目に取り組んだらいけないようです。

本来ならば落ち込むところを「感情のコントロール法」を学んでいるため落ち込まないですんでいます。


さて、その感情のコントロール法を学べる「感情のコントロール法」のセミナーが次の日程でヒューマン・ギルドで開催されます。

「感情のコントロール法」セミナー
http://hgld.co.jp/hpgen/HPB/entries/19.html 

日時:3月13日(日)9:30~17:30

料金:プレミアム会員15,000円 /一般18,000円

主な内容:自分が感情とどう付き合っているか、主に使っている感情は何か、その目的は何か、より建設的な対応方法や陰性感情/陽性感情を共に味方につけるにはどうすればいいのか。

申し込み方法:ヒューマン・ギルドにメール(info@hgld.co.jp)かお電話(03-3235-6741)、あるいは、ホームページのお申し込みフォーム(http://hgld.co.jp/hpgen/HPB/entries/19.html)から

アドラー心理学の立場からの感情の視点は、上のスライドのとおりです。

さて、この講座に関する受講者のご感想です。

昨年10月17日の講座に参加されたナガトーカオルさんが「思いどおりにいかない日でも笑うセイカツ ~ワタクシ、ハタラクヒトの味方です~」のブログに

「愛は恐れを“サバ折り”にする」

と題して書いておられます。


◎うれしい話

昨日のカウンセリング演習を終えてしばらく後H君から電話が入りました。

出場した東京マラソンで42.195キロを完走したとのこと! 快挙でした。残っている人たちの協力を得て、電話越しに拍手を送りました。

続いて、7時15分頃家にも電話がありました。今度は、カミさんと一緒に「よくやった! おめでとう!」と大声を出して、拍手を送りました。

H君は、もともとがひきこもりの青年でした。

私は、昨年の10月下旬にH君と2人きりで1泊2日の秩父観音霊場巡りを行っていました。以前から訪問カウンセリングや電話でのミニ・カウンセリングも行い、ずっと支援してきていました。

関連記事として次のブログをご参照ください。

秩父へ 
http://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/d/20101027

ヒューマン・ギルドの原点からの発想 ~ 秩父への想い
http://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/d/20100906

収穫の土日
http://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/d/20100905
(この中の「2.カウンセリングをしっかり」)



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

2月25日(金)、26日(土)は、株式会社インターリード さんが主催する

意識改革・目標達成(PMVA™) 公開講座

がヒューマン・ギルドを会場として行われていました。

私も昨年の6月18日(金)~6月19日(土)の2日間にこの講座に参加し、6月20日付のブログに「PMVAセミナーを受講」 として書いています。

ところで、26日(土)にその講座に来ておられた小野寺 一昭氏(㈱インターリード代表取締役社長、税理士、SL経営社長、東京中央合同会計事務所長、写真左 )とウッツ・ライフ氏(同社取締役、ロンドン在住の経営及び個人モチベーション・コンサルタント、写真右)が事務所で仕事をしていた私に話しかけてきました。

この2人のお話がとても面白い。

小野寺さんからは、一級建築士が成功させたレストラン経営の話(徹底的にお客様の視点)、ライフさんからは、第二次世界大戦当時、何度も拘留されながら逃げ出し、アイデアを駆使して事業経営者になった元医師のご親戚の話などポジティブなことばかり。

何かのいきさつで「岩井先生おいくつですか?」とライフさんから聞かれて、「もう63歳です」と答えたら、「私たちはまだ67歳です」と返され、言葉の使い方を学びました。

お2人とは、アドラー心理学と気功法を用いて、心身の融合を図るプロジェクトのご提案をいただきました。

話をしているだけでポジティブになってしまう、意識改革・目標達成(PMVA)セミナー精神を生き抜くお2人でした。


ところで、このセミナーには、ヒューマン・ギルドの関係者として関谷剛一さんと永藤かおるさんがご参加。
永藤さんは、セミナーの模様をつぎのとおりブログ(ワタクシ、ハタラクヒトの味方です)に書いていらっしゃいます。

2月25日付 脳を探検したい
http://ameblo.jp/kowloon73/day-20110225.html

2月27日付 壮大なる妄想を実現へ
http://ameblo.jp/kowloon73/day-20110227.html

関谷剛一さんも「仕事に悩んで『会社を辞めたい』と思ったら読むブログ」に「思いは実現する」と題して2月28日に書かれました。
http://ameblo.jp/d513/entry-10815627709.html

なお、意識改革・目標達成(PMVA)セミナーは、今年あと2回次の予定でヒューマン・ギルドを会場として行われます。

6月10日(金)~6月11日(土)
11月11日(金)~11月12日(土)
共に9:30~17:00

◎PMVA™ は最近話題の「心理学」と「脳生理学」をベースとした「実証された心理学コンセプト」に基づいて構築された研修プログラムです。
人間の心の仕組みとその働きを理解し、心の働きを基にした「自己宣言手法」を学ぶ事により自己改革を行い、個人の目標達成と、組織の成長を達成するセミナーです。
(株式会社インターリードのホームページより)



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

4回目からかなり日数が経ちましたが、今回はこのシリーズの最終回。

アルフレッド・アドラーの4人の子どもたちの中で唯一の男性であるクルト・アドラー(1905-1997)について書いておきます(下の写真の一番右)。

・クルト・アドラーは、1905年2月25日にウィーンに生まれ、珍しいことにオーストリアで物理学博士号を取得しています。同じ頃に離婚も経験しています。

・1935年9月初めに母親のライサと共にアクイタニア号でニューヨークに到着しました。

・クルトは、アメリカに渡ってから医学を勉強し、精神科医になりました。

・彼は、ニューヨークを拠点に活躍し、ニューヨークのアルフレッド・アドラー研究所の創立者の1人として、その後は理事として活躍、数百人の医師や心理療法家を育てました。傍ら、40年以上レノックスヒル病院のスタッフとして働き、診療や講義を行っていました。

・彼は、1997年5月27日にニューヨークで死亡しました。享年92歳でした。ニューヨークで再婚したターニャとの間にマーゴットがいて、マーゴットはアルフレッド・アドラーの唯一の末裔になります。

以上は、クルト・アドラーの死亡記事(新聞)と『アドラーの生涯』(エドワード・ホフマン著、岸見一郎訳、金子書房)をもとにしています。

アドラーの生涯
Edward Hoffman,岸見 一郎
金子書房


ところで、今年15回目の来日(ワークショップは7月30日から8月7日まで日本の各地で)を果たすジョセフ・ペルグリーノ博士は、クルト・アドラーを恩師の1人にしています。理論的にも、人間的にもかなり影響を受け、強い尊敬の念を抱いています。

ペルグリーノ博士がクライエントから即座に重要な情報を得る能力に高さについて「君は僕の父に似ているね」とクルト・アドラーから言われたそうです。

今年も多くの人たちにアルフレッド・アドラーからの系譜を受け継ぐペルグリーノ博士の講座にご参加いただきたいと思っています。



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

PHP研究所文芸編集部の副編集長 若林邦秀さんから昨日(2月24日)1冊の本が届きました。

今をときめく早稲田大学第17代野球部監督應武篤良著の『早稲田野球の魂』(應武篤良著、PHP研究所、1,300円+税)でした。

カミさんから應武さんが出たラジオ番組の話を聴き、さらに新聞広告で見、ちょうど買おうと思っていた本でした。

何と若林さんが編集者を務めた本なのです。

早稲田野球の魂 斎藤・福井・大石に受け継がれた一球への想い
應武 篤良
PHP研究所

会社にいるうちから、昼休みなどを利用して読み始めてしまいました。
読み始めたら止められない。

私は、カミさんと一緒に何度も早稲田の野球を観戦に神宮球場に行っているので、あの選手の、あのシーンの背景に應武監督の思いが込められていたことを知って、「應武監督、ゴメンナサイ」という気持ちになりました。

私は、どちらかというと應武監督の采配に批判的でした。
「アヒルの水かき」という言葉がありますが、アヒルの部分だけ見ていて、水かきの部分を知らないでいたのです。

ちなみに、早稲田の野球観戦に関しては、過去に次の記事を書いています。

2009-04-27  東京六大学野球 早法戦
http://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/d/20090427

2009-04-30  深キョンは余計なことをしてくれた
http://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/m/200904

2009-05-05  深キョンのイメージを払って立て直した斎藤投手
http://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/d/20090505

2010-04-12  東京六大学野球 早・立戦
http://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/d/20100412

2010-05-29  40数年ぶりの早慶戦 東京6大学野球観戦
http://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/d/20100529

2010-11-01 早稲田優勝ならず(東京6大学野球早慶戦)
http://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/d/20101101

2010-11-03 2つの家族 それぞれの喜び
http://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/d/20101103


この本は、應武監督の水かきの部分がよく伝わってきます。2つほどエピソードを紹介します。

・甲子園の優勝投手として「ハンカチ王子」と言われ、多くの報道陣が押しかける斎藤佑樹投手を見て、「普通の選手」との印象を持ち、練習風景から「ほんとうに甲子園で優勝した投手なのか」(どう見ても投手陣では4番手、5番手の出来)という思いに至り、
「ここは甲子園球場だ! もう1回、熱く投げてみろ!」
「強打者と対戦しているつもりで投げるんだ!」
と2日間で900球を超えるネットスロー(目の前に置いたネットに向かって球を投げること)を行い、斎藤を須田、松下、福井たちに追いつかせ、1年生の斎藤を開幕先発させたこと

・ショートの選手として入部させた大石達也選手(OBの広岡達朗氏からも「すごいショートになるぞ」と太鼓判を押されていた)と寮の風呂で一緒になったとき、高校時代のピッチャーに戻りたいと気持ちを察して、
「おまえ、ピッチャーをやりたいのか?」
「やりたいです」
とのやり取りで即決したこと


(左から應武監督、斎藤投手、大石投手)


早稲田野球のことだけでなく、プロ野球ドラフト指名された選手時代の話、新日鐵君津の監督時代に松中信彦選手(福岡ソフトバンク)、渡辺俊介選手(千葉ロッテ)など一流選手を見出した、「人間應武篤良」の人材育成論とも言うべき絶好著です。

強くお勧めします。


ところで、この本のプロデューサーの若林邦秀さんのことに触れておきます。

若林さんは、好著のプロデューサーで、次のような本は、若林さんが編集されました。
『早稲田野球の魂』と一緒にご注文・ご購読をお勧めします。

心の雨の日の過ごし方
岩井 俊憲
PHP研究所
夢をかなえるNLP
若本 勝義
PHP研究所
8割捨てればうまくいく! 人生を変えるガラクタ整理法
竹内 清文
PHP研究所


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「ユーモアの心理学」を
アドラー心理学ゼミナールで開催

アドラー心理学ゼミナール
http://hgld.co.jp/hpgen/HPB/entries/16.html

日時:2月27日(日)11:00~13:00

タイトル:「ユーモアの心理学」

受講料:2,100円(資料・税込み)

講師:岩井俊憲

申し込み:ヒューマン・ギルドにメール(info@hgld.co.jp)か、ホームページの「お申し込みフォーム」から


おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

2月27日(日)のアドラー心理学ゼミナールで私が講師となって「ユーモアの心理学」を担当するため立て続けにユーモアに関する本を読んでいます。

まずは、『頭がよくなるユダヤ人ジョーク集』(烏賀陽正弘著、PHP新書、720円+税)。

頭がよくなるユダヤ人ジョーク集 (PHP新書)
烏賀陽 正弘
PHP研究所

続いて、『笑いとユーモア』(織田正吉著、ちくま文庫、絶版)。

そして、現在は『ユダヤ・ジョーク集』(ラビ・M・トケイヤー著、加瀬 英明訳、講談社プラスアルファ文庫、777円+税)

ユダヤ・ジョ-ク集 (講談社プラスアルファ文庫)
加瀬 英明
講談社

『頭がよくなるユダヤ人ジョーク集』と『ユダヤ・ジョーク集』とは、同じユダヤ人のジョークなので、ネタが重なる部分があります。

また、登場人物が代わって、ジョークの対象になることがあります。

次のジョークは、その代表格です。『ユダヤ・ジョーク集』からの引用です。

女房!

イスラエルのある町の町長が、夫人と一緒にテルアビブの街路を散歩しているときに、建築現場を通りかかった。

「オフラ! ずいぶん久しぶりだな!」
労務者が夫人に声をかけた。

夫人は労務者と10分ほど親しげに話をすると、戻ってきた。

「彼はね、私と同じクラスだったの。そして、私が年頃になったときに、求婚されたのよ」

「お前は僕と結婚して、幸福だったな。ヤツと結ばれていたら、今頃は労務者の女房だった」

「何を言うのよ! もし彼と結ばれていたら、彼が町長になっていたわ」

すごい町長夫人ですね。

ところで、アメリカでビル・クリントンが大統領だったとき、イスラエルのある町の町長がクリントン大統領、オフラ夫人がヒラリー夫人、「テルアビブの街路を散歩しているとき」が「車でドライブをしているとき」、建築現場がガソリン・スタンド、労務者がその経営者にそっくり入れ替わって語られていたのをどこかで読んだことがあります。


ユダヤ・ジョークは、面白い!


◎ 「笑いとユーモア」のカテゴリーにジョークが満載! ご参照ください。


<お目休めコーナー> 名鉄グランドホテルのお雛様

 



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

このところ来年度の外部での研修依頼が少ないな、と少々心配していたら、ここ5日のうちにドカーッと10日分の研修が入りました。

札幌、徳島、山形にも行くことになりました。

ありがたいことです。

さて、昨日(2月22日)の夕方から名古屋に来ています。

目的は、社団法人 日本能率協会中部オフィス主催の公開セミナーで

メンタルヘルス予防のための
コミュニケーションコース

を担当するためです。

ついでに昨晩6時から愛知県内の親しい仲間と名古屋駅近くで懇談を行いました。

左から杉村さん、三輪さん、鈴木匠子さん、山下さん。みんなヒューマン・ギルドの会員です。

この他に鈴木広明さんもいらっしゃり、彼は、私に名古屋新名物の「民主主義まんじゅう」をお土産にくださいました。

話題は、7月30日(土)、31日(日)の名古屋でのペルグリーノ博士のワークショップから学校現場の話やら、あっちこっちに飛び、愛知弁でいっぱいでした。

私の両親は、愛知県江南市の生まれで、私も父親から江南市の土地を相続した(すでに売却済み)ことがあったり、愛知県にはふるさと感を覚えます。

「飲み放題」に釣られて、杉村さんに続いて日本酒を多く飲んだ私でした。

料理もお酒もおいしかったこと!

 



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ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

今日(2月21日)も午前中、三菱東京UFJ銀行の新任拠点長研修を担当してきました。

第1回目の2月7日(月)の研修以上に2月19日(土)の研修に対する評価がよく、回答者32人全員が理解度を「5」と評価していたことに担当者のMさん(女性)は気をよくし、私に感謝を伝えてくれました。

それに対して私が

「ところが、講師としての私のモチベーションは低かったんです」

と言ったものですから、Mさんは「え?」と、驚いたような、困ったような表情を示しました。

しばらく間を置いて、

「Mさんがお休みでいらっしゃらなかったからです」

と私が言うと、Mさんはうれしそうに、元マラソン金メダリストの高橋尚子さんに少し似た表情で笑ってくれました。

今日の研修前のひとこまでした。

私は、ジョークやいたずらが好きです。


さて、その私が2月27日(日)開催のアドラー心理学ゼミナールを担当します。

テーマは、ずばり「ユーモア」です。

詳細は、以下のとおりです。

アドラー心理学ゼミナール
http://hgld.co.jp/hpgen/HPB/entries/16.html

日時:2月27日(日)11:00~13:00

タイトル:「ユーモアの心理学」

受講料:2,100円(資料・税込み)

申し込み:ヒューマン・ギルドにメールか、ホームページの「お申し込みフォーム」から



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ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

2月19日(土)は午前中、9:40-12:00三菱東京UFJ銀行の33人の新任拠点長を対象とした

勇気づけのリーダーシップ心理学

の研修を行ってきました。

研修担当上席調査役からは「第1回目は極めて高い評価でした」とのご指摘をいただきました。

この日は、第1回目のご指摘を95%取り入れて担当したため受講者の5段階評価が下記のようになったとご担当の方からメールをいただきました。

理解度 5(32名) 、記入なし(1名)
有益度 5(31名) 、4(1名)、記入なし(1名)

明日は、第3回目を担当してきます。

あざみ野での研修が終わるとすぐ、ヒューマン・ギルドに。そして、軽い食事。
アドラー・カウンセラー養成講座の第3日目が控えていました。

18人の受講者には事情を話して、本当は13:30研修開始のところを14:00スタートとさせていただきました。


2月19日(土)、20日(日)の2日間のメニューは、次のようでした。

・ライフ・スタイルの分析法

・カウンセリングの基礎的な演習

・カウンセリングのデモンストレーション


皆さん、とても熱心で、上達が早いです。

早期回想の読み取り方など、まだ2日目なのに、的を射た解釈ができるようになっています。

これも私が開発した「早期回想解釈がたちまち上手になる7つのコツ」の賜でしょうか?

今後がますます楽しみです。

 



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日(2月18日)は、さいたま市の埼玉トヨペットで主任クラス47人(男性45人、女性2人)を対象とした「中堅社員研修」を行ってきました。

埼玉トヨペットでは、1年間に200人以上の主任クラスが私の勇気づけを含む研修を受けたことになります。

ありがとうございました。

さて、これからが本題です。

株式会社 チームフローの代表取締役の平本あきおさん から出版社のKKロングセラーズを通じて贈呈していただいたのがこの『勝手にモチベーション』です。

勝手にモチベーション
平本 あきお
ロングセラーズ

平本さんは、東京大の大学院で臨床心理学の修士課程を修了し、その後、シカゴ・アドラー心理学大学院に留学して、さらに修士号を取得。
2001年に日本に帰ってからしばらくヒューマン・ギルドでコーチング室長(非常勤)として活躍していた人です。

その後は独立し、コーチングの世界で大ブレークし、柔道の金メダリスト(石井選手)、早稲田大学のラグビー部監督時代の中竹竜二氏などの専属コーチとしても成果を挙げました。

さて、『勝手にモチベーション』を読んでみると、「これはモチベーション詩」だと思いました。

実に読みやすい。札幌駅から新千歳空港行きの電車の中でほとんど読めてしまいました。

『勝手にモチベーション』のネーミングの根拠が面白い。
エピローグにこんなことが書かれていました。

よく、「やる気を出せ!」とか「モチベーションを上げろ!」と言いますが、それ自体ナンセンス。
「やる気」や「モチベーション」は誰にも元々あって、どんなに頑張っても取り除くことができない。

(略)

じゃあ、どうして「やる気が出ない」と思い込んでしまうのか?
それは、
「やる気が出ないことを、一生懸命やり続けている」から。
「やる気が起きない方法で、がんばっている」から。
なんとしてでも、あの手この手で、
やる気が出ないよう、全力を尽くしているから!」
やる気を出すには、モチベーションを上げるには、
今、頑張っていることをやめればいいんです。


本文もこの調子で、ハッと思わせることが一杯。勝手にモチベーションの障害要因が道を開けてくれる本です。
90分の「やる気のしくみがわかる」特別セミナーのDVDも付いて1,500円+税の、おトク感のある本です。


ところで、平本さんに本の贈呈のお礼のメールを送ったら、「岩井さん、久しぶりに一杯やりませんか?」という返信が来ました。

3月29日の夕方に株式会社 チームフローのオフィスを訪ね、その後、久しぶりに平本さんと懇談を図る予定です。

楽しみです。いろいろ学んでこようっと。


<お目休めコーナー> 富嶽三十六景②(すみだトリフォニーホールにて)



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

これもかなり以前の話です。いくつかのケースをごちゃ混ぜにして、それらしい話にしています。

妻と一緒に夫もしぶしぶカウンセリングにやって来ました。

夫と妻は、10歳以上の年齢差(夫が上)があり、夫は、会社では係長の職にあります。

この夫がやたら細かいのです。彼の頭にあるのは、「効率」「成果」「生産性」ばかりです。

家計費に関しては、予算と実績の差を厳密に管理します。もちろん妻に家計簿をつけさせ、毎月チェックします。1人の子どもも入れて、食費予算はわずか1日1,000円(毎月3万円、この中には夫の弁当代も入る)でした。

そればかりではありません。台所に入って妻の料理の仕方(素材の使い方、料理作りの手順)を事細かに指導します。洗濯の仕方も洗剤のムダがないかにも口出しします。もちろん掃除の仕方についてもです。

私は夫に尋ねました。

「もしかしてあなた、部下に煙たがられていませんか?」

「どうしてそんなことがわかるのですか?」と夫。

「あたりまえでしょ」と言いたいのをグッとこらえて、「会社でやっていることと、家でやっていることが同じだと想像したからです」

と答えました。

カウンセリングが進んでから、私はこう尋ねました。

「ひょっとしてあなた、妻を部下のように思っていませんか?」

「当然でしょ」と夫。

私は、アドラー心理学に基づいて夫婦間の対等について話しました。夫婦の年齢差は関係ないのだし、そもそも家庭は職場とは違うことを伝えました。

だんだん勢いが付いて「妻を部下のようにみなすこと自体、結婚に対する冒涜だ」と言いました。

と同時に妻に「この状態があと2年続いたらどうされますか?」と問いかけました。

妻は、抑えていた思いをいっぺんに晴らすかのように答えました。

「離婚します!」


夫をまるで上司のように増長させるのは、部下のように従う妻がいることを警告することも忘れませんでした。

それにしても、職場と家庭を勘違いする夫があまりにも多いのには驚かされます。


<お目休めコーナー> 富嶽三十六景①(すみだトリフォニーホールにて)



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

先週の金曜日の札幌での講演以来、ずっと研修・講演の日々が続いています。

火曜日(2月15日)は、トクヤマの東京地区での2日目の「カウンセリング・マインド研修」を行いました。

受講者は、男性ばかり17名だったので、前回に引き続きアシスタントとして永藤かおるさんを同行。
これが大成功! 男性陣がいきいきとし、懇親会にも受講者の17名中16名が参加。とても楽しい集いになりました。

途中、人事担当の取締役と理事が傍聴されました。

この模様は、永藤さんが次のとおりブログに書いてくれていますので、ご参照ください。

~ナガトーカオル 働く人の味方です~
「昼間のパパは 男だぜ!」
http://ameblo.jp/kowloon73/entry-10802979519.html


水曜日(2月16日)は、財団法人 住宅管理協会の派遣社員を主対象とした「感情のコントロール法」と「勇気づけ」の2つの柱の研修。

こちらは、女性だけ29名の受講生なので、関谷剛一さんをアシスタントとして同行しました。
これがまた大当たり! 女性陣の活力が大幅アップしました。

この研修のことは、関谷さんがご自身のブログに書いてくれていますので、ご参照ください。

仕事に悩んで「会社を辞めたい」と思ったら読むブログ
「研修のアシスタント体験」
http://ameblo.jp/d513/entry-10803465739.html

ここで私の学びがありました。

自己勇気づけの技法にあたる「鏡のテクニック」と称した、朝洗面化粧台の前で顔を洗い終わった後、鏡に向かって微笑むことをお話しすると、「気持ち悪い」という声が何人かから出ました。素顔だと恐怖感があるようです。

仕方なしに私は、この人たちには、お化粧後に微笑むことをお勧めしました。




昨晩(2月16日)は、研修後、カミさんと錦糸町の改札口で落ち合いコンサートに。

会場は、すみだトリフォニーホール。座席は3階席でした。

曲目は、ベートーヴェンの交響曲第6番、第7番。

フランス・ブリュッヘンという指揮者の《ベートーヴェン・プロジェクト》の第3回目のようです。

第6番「田園」はやや冗長に感じましたが、私の大好きな第7番にはカミさん共々大満足。
私は、指揮者以上にティンパニ奏者を見ていましたが、第7番の4楽章で大活躍。

ところで、指揮者のブリュッヘンは長身・痩身。拍手に応えて、何度もカーテンコールに応えていましたが、背中が曲がって歩くのがやっとのようでした。
それなのに、中人数のオーケストラから大ボリュームを出していたが感激でした。

今度は全曲を聴きたい。



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

ワーク・タスク一辺倒で、家族内でも「生産性の原理」で臨んでしまう人たちについて、の2回目です。

10年以上前に夫婦でカウンセリングにやって来た父親の話です。
主訴は、小学校高学年の男の子の不登校です。

この人は、会社で品質管理の担当者でした。
手にたくさんの資料を携えていました。

まず「QC(品質管理)ストーリーに基づいて」と、子どもの生育歴、登校に至ったいきさつから現在まで事細かにに記録していました。

続いて、「特性要因図」と言って、出来事の因果関係を明らかにする手法を用いて不登校の原因を図解していました。

私は、ひと通り話を聴いてから質問しました。

「説明はわかりました? ところで、お子さんの不登校の目的は何ですか?」

父親は、何を言い出したか、という表情で「は?」と言いました。「目的」など考えたことがなかったのです。

出来事、モノの因果関係を解明するには、品質管理の手法が使えるでしょう。しかし、人間に関わる出来事を理解するためには、「説明」にはなっても「解決」には至らないでしょう。

大きな勘違いと言うべきです。



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

一昨日(2月13日)は、新千歳空港の天候不順により19:50発の飛行機が50分ほど出発が遅れ、家に着いたのは23:20になってしまいました。

そのため昨日は、会社に10時ごろゆったりと出勤しました。

午後は、東京都中野区立谷戸(やと)小学校の道徳公開授業の後の講演(1時間ほど)を引き受けました。

テーマは

親と子どものよい人間関係づくり
~いかに勇気づけるか~

保護者と教員がほぼ半々の50人ほどが対象でした。

谷戸小学校の棚田校長は、校長が我が息子が通っていた小学校の教頭を務めていた頃からのご縁で、以来何度も講師としてお声をかけていただいています。

棚田校長は、リーダーシップのある方で、児童のライフスキルを高め、全校で体力づくり(6年生は全員が100メーター以上泳げる)、魚に直に触れる食育指導などに取り組み、そのことは東京都教育委員会推薦の「学級の話題」(下の写真)でも紹介されています。

教頭時代の棚田先生のことは、『勇気づけのリーダーシップ心理学』であるエピソード(「オレたちの卒業式」)を紹介しています。

勇気づけのリーダーシップ心理学
岩井 俊憲
学事出版

このアイテムの詳細を見

講演の細かい内容はさておき、1年生から6年生まで各学年2クラス、計12クラスの授業を参観してきて面白いことに気づき、講演でもそのことを話題にしました。

1.低学年の児童ほど手がしっかり挙がっているのに、高学年になるほど手がしっかり挙がらなくなっていること

2.高学年になればなるほど、児童は周囲を気にしながら手を挙げていること

3.低学年の児童が大きな声で発言するのに、高学年になるほど児童は声が小さくなっていること

私はこのことを「自己受容感」「自己肯定感」と関連づけて話しました。

学校の現場を訪問すると、このような観察ができて楽しいです。

会社に帰ったら、杉並区の小学校からも講演依頼が入っていました。

今年は、行けるところならどしどし講演を引き受けよう。自分で行けないところは、仲間を派遣しよう。



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

「アドラーと2人の子」の第4回目を札幌から投稿します。

今回は、アルフレッド・アドラーの次女のアレクサンドラ・アドラーについての最終回で、仕事面での彼女の意外な研究成果と、プライベートの側面の結婚と死について簡潔にお伝えします。

1.アレクサンドラ・アドラーがPTSD(post-traumatic stress disorder、心的外傷後ストレス傷害)の研究家であったことは意外に知られていません。

2.彼女は、1942年11月28日に死傷者492を出したボストンのココナット・グローブ・ナイトクラブで発生した火災に関して、500人を超える生存者のPTSDについて詳細に報告した最初の治療者の1人でした。

3.彼女は、生存者の面接をして、罪悪感、激しい怒り、倫理観の欠如、精気の消滅などで人格が変わってしまい、癒しがたい悲しみを体験していることを報告しています。

4.さらに、事件から1年が経過しても、生存者のうちの50%に睡眠障害、神経過敏、不安、生き残ったことへの罪悪感、火に関連した恐怖が残っていることも報告しています。


話は変わって、彼女のプライベートな側面です。

アレクサンドラ・アドラーは、1959年にハーフダン・グレガーセンと結婚しました。この人は、ウィリアムズ大学の古代ロマンス語の教授で、学部長も務めた人でした。
彼は、アレクサンドラより先に1980年に死去しています。

アレクサンドラ・アドラーは、2001年1月1日に彼女が勤めていたニューヨーク大学病院で息を引き取りました。享年99歳でした。


次回は、アドラーの第3子で、長男のクルト・アドラーのことを簡単に紹介します。



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ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

今日(2月11日)は、羽田発8時発の飛行機で札幌に来て、午後2時の講演会までに少々時間があるので、札幌雪祭りの会場の大通公園に行きました。

私は、雪祭りは2度目の観賞です。

人、人、人で大混雑。

まずは、ライオンキング。

こちらは「観光王国宣言! 北海道」

北京広場の「天壇 祈念殿」に圧倒されました。

「本願寺 飛雲閣」も目だっていました。

午前中は快晴。空は透き通っていました。


雪祭りは1時間ほどで切り上げ、ホテル経由で札幌駅近くの講演会場のエルプラザに

午後は結構雪が降っていました。

会場に入ると、スクールアドラーサークルのメンバーが準備中。

この日の講演テーマは、上の写真とのとおりで

豊かに育む勇気づけ
~気になる子をいかに勇気づけるか~

参加者数は74人。小学校の校長先生から、保育士、臨床心理士まで多岐にわたります。

私は挨拶もそこそこに3人一組のグループ作り。

私のペースに巻き込みました。

例によって時々3人でグループ討議。

あきさせない講演を行いました。

明日の「勇気づけリーダー・トレーナー養成講座」がまた楽しみ。


◎参加された方では、㈱アットマークの代表取締役の佐高晶代さんが次のブログに書いてくださっています。
http://www.at-mark.info/blog/?p=260


<お知らせ>
本日(2月12日)午後9時30分~(再放送2月18日(金)午前11:00~)のNHK教育テレビで放映の、「“子どもの自信”を考えてみる」に星一郎さん(ヒューマン・ギルド会員)が出られるようです。
ご覧ください。

谷鹿監一さん(会員)からメールでお知らせいただきました。谷鹿さん、ありがとうございました。

 



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