おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(2月18日)のトピックを3つ。
1.10:40~12:10に早稲田大学エクステンションセンターで「勇気づけの心理学 ー アドラー心理学の実践」の4日目を行ってきました。
受講者はいつもの9名。
質疑応答から始まったら、こんな質問が出ました。
アドラー心理学の重要なキーワードの【信頼】を実践に移そうとして「決意」「覚悟」「忍耐」をもとに行動しようとしたら、「決意」「覚悟」ができても「忍耐」が夫には不可能です。
これは「決意」「覚悟」が足りないからでしょうか?
私はいきなり回答しないで受講者に意見を求めました。
すると、発言してくれる人が続出。
いろいろなやり取りの末に次のような板書をしました。

やり取りの概要は次のとおりでした。
・(1)相手との関係、(2)自分、(3)相手、(4)環境のうちで変えやすいのはどれか?
受講者に尋ねると、自分が7名、関係と環境が1名、相手はゼロ。
もっとも変えにくい相手を変えようとして腐心している人が多いことがわかりました。
・信頼の再構築のために可能なことは何か?
受講者から相手の椅子に座ったつもりで関係を見直してみたらどうか、と「共感」の大切さを語る人がいました。
・受講者のやり取りの中で、友達に言ったら絶好されるような言葉を家族にも言ってはならないことを伝え、最後は支配性・攻撃性・依存性を基盤とする「タテの人間関係」を卒業して【相互尊敬・相互信頼】に基づく「ヨコの人間関係」を確立することでまとめました。
オミクロンの蔓延によりグループ討議の代わりに9人の受講者を巻き込むスタイルを用いていますが、このやり方はどしどし使えることが確認できています。
2.14:00~16:00はカウンセリング道場のシニアコース。

(一人退出後)
補講でご参加の一人を除いて全員がアドラー・カウンセラーの資格取得者、それだけにレベルが高い。
一人ひとりの自己紹介の後、三輪克子さんがクライアント役を担い、谷正さん と 廣川美也子さん がカウンセリングを担当。
谷さんは今までの自分が聴きたいことを質問するカウンセリング・スタイルをクライアントが語りたいことを語ってもらうスタイルで一貫。
廣川さんは三輪さんから心の奥にあるものを引き出すカウンセリングをしました。
どちらも匠の技でした。
3.16:00にカウンセリング道場を終えて中野サンプラザに。
3回目のワクチン接種のためです。
行きも帰りのちょうどいいタイミングバスに乗れて、何と45分で接種を終えて家に帰ってくることができました。
ただ、左上腕が痛い。
それ以外の体調がいいのは幸い。

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