アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



前回は、経営のスピードを重視したジャック・ウェルチが、性格的にもおよそ待つことができないライフ・スタイルの人間だ、と指摘しました。

心理学的には、このようなパーソナリティーの人間は、「タイプA」と言われます。

ところで、「タイプA」とはどんなパーソナリティーなのでしょうか?

「タイプA」というのは、米国の心臓血管財団のフリードマンとローゼンマンという2人の研究者が言い出した概念で、このタイプは、成功したいという成就欲求が非常に強く、仕事熱心で自己主張も強く、声も大きい、というようにすべてに徹底している。さらに、「ハリー・ハリー・アップ症(急げ急げ病)」と言われるくらい、およそ待つことができず、こういう人は、心筋梗塞や冠不全の有病率が、「タイプB」のようなゆったりしたマイペースに比べて、有意をもって大きいという形でその代償を払っている。

*以上は『職場ストレスとメンタル・ヘルス』(小田 晋、生産性出版)を参考にしました。

「タイプA」は、よくAggressive(攻撃的)の“A”から来たものだ、とよく言われますが、それは一断片でしかありません。
性格面、行動面で“A”で始まる次のような単語の資質があるのです。


性格面
Accountable 責任感が強い
Ascending attack 上昇志向が強い
Ambitious 野心的
Acute 時間に追われる
Adhesive こだわりが強い
Alert 警戒心が強い

行動面
Awful せき立てられるような
Active 行動的
Acute 反応が早い
Almighty 一度に多くのことをやろうとする
Annoying  いらだちやすい
Aggressive 攻撃的
Artificial  ウケ狙いをする


なんとジャック・ウェルチは、病理性を帯びたライフ・スタイルの人間であったのです。



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私がジャック・ウェルチの名前を初めて聞いたのは、私がGEの合弁会社の総合企画室の課長だったころで、彼は、GEの副社長(Executive Vice President)でした。

当時のGEの会長は、レジナルド・ジョーンズ。財務部門出身で、ボストン・コンサルティング・グループやマッキンゼーの力を借りて「戦略事業計画」を構築。PPM(Product Portfolio Manegement)などの経営戦略技法をどしどし作り上げていました。

そのジョーンズが後継者に指名したのが当時38歳のジャック・ウェルチ。多くのライバルを押しのけての登用でした。

ジャック・ウェルチは、短気な人間であることが浸透していて、当時の会社の取締役から経営会議に出た際、もどかしいプレゼンテーションをしている人間にウェルチが怒り狂って“Stop it! Stop it!”と叫んでいたエピソードを聞いたことがあります。

これは、出典を忘れましたが、何かのパーティーでウェルチが、ある国の担当に指示をし、しばらくして顔を見て、「あの話は、先方とどう話をつけた?」と問い、担当が「何せ時差があるので」というようなことを答えたら、彼のことをこっぴどく非難したというエピソードを読んだことがあります。

経営のスピードを重視したウェルチ。性格的にもおよそ待つことができないライフ・スタイルの人間だったようです。


<次回をお楽しみに。あと数回続きます>

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今晩は。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

新しいカテゴリーを作りました。「経営」です。

これでも私は、中小企業診断士の資格を持つ人間ですし、零細企業の経営者です。
「経営」のカテゴリーの記事も書いてみようと思いました。
ただ、途中から心理学に逸脱する可能性もあります。


話題は、1981年から2001年までゼネラル・エレクトリック社(以下「GE」と略称)会長兼最高経営責任者を務めたジャック・ウェルチのことです。

彼は、GEを1981年から売上高を5倍、純利益を8倍に伸ばし、GEを世界一の株式時価総額を誇る巨大複合企業に育て上げ、1999年には『フォーチュン』誌で「20世紀最高の経営者」に選ばれ、最高時の年収は9400万ドルにも達していたのだそうです。

彼は、企業のトップにもてはやされていましたが、個人の生活は、さほど幸福とは思えません。

私はこれから数回にわたり、彼の経営者としての側面が「光」だとすると、彼の個人的な側面の「陰」の部分に焦点を当て、また、彼を礼賛した日本企業の不健全な部分をも論ずるつもりです。

どんな展開になるかわかりませんし、途中で気が変わるかもしれませんが、お楽しみに願います。



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(上野駅構内のコニファー・ガーデン)

今晩は。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。


10月27日にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の監督問題が話し合われ、読売巨人軍の原監督にWBCの監督を要請することが満場一致で決まり、28日に正式要請を行い、原監督も受諾したようです。


原監督は、野球界で一部残っている鉄拳制裁とは無縁で、「今の選手は、小さいころから叱られなれていない。萎縮してしまう」という立場で、かなり勇気づける監督です。

彼からは、選手の悪口をほとんど聞きません。長所をどんどん指摘します。

「最強のチームを作るという一方で、現役監督を選ばないというのは、本気で最強のチームを作ろうとしているとは思えない」と語ったイチロー選手も、「WBCは五輪とは別。リベンジの場ではない」と追随した松坂大輔投手も、原監督には異論を唱えないことでしょう。


日本シリーズで読売ジャイアンツと相対する西武ライオンズの渡辺監督もまた、台湾で苦労した人で、監督の思いを選手は確実に受け取っているそうです。

「(昨年までは)監督と話をする機会はあまりなかった。本当に配慮してくれる」と栗山選手。

後藤選手も「失敗しても責められないから、またやってやろうという気持ちになる。怖がらずプレーできる雰囲気がある」と語り、渡辺監督の対応は、ナインを勇気づけているようです。


今までのカラーを脱却した勇気づけリーダーに率いられた日本シリーズが楽しみです。

 <訂正> 10月26日のブログで「申し込み締め切り」と書いた下記講座、まだ申し込みが可能だそうです。

めったにない講座です。DHC( http://dhc-culture.jp/index.php?module=Seminar&action=SeminarCommon&seminar_cd=3 )にお申し込みください。

DHC主催 「人間学的心理学の先駆者、アドラーを学ぶ―日常に生かす『アドラー心理学』」

対人関係重視「アドラー心理学」の特徴とは?
第1部 11/4(火)「ライフスタイルでわかるあなたの運命」 
第2部 11/11(火)「夢診断で、未来を読み解く」

時 間 19:00~21:00
受講料 6,500円(税込)
定 員 30名
講 師 岩井俊憲(「ヒューマン・ギルド」代表)



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(上野駅構内の菊)

おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日(10月27日)は、上野駅から特急ひたち号に乗って日立市に行き、茨城日立情報サービス㈱ (森田憲一社長、従業員数930名、年商108億円)の社長・役員・本部長・基幹部長8人を対象に4時間25分「勇気づけ」の研修を行ってきました。

私は、この会社の中間管理職の研修を1992年から行っておりますが、このクラスの研修が行われるのは、茨城日立情報サービス㈱が1976年に創業されて以来初めてだそうです。

お忙しい経営層にもかかわらず途中離席する人が誰もいず、講義・演習・ペアでの討議を入れた研修が多いに盛り上がりました。


研修を終えてからは、9名で近くの料亭で会食。気分よく特急ひたち号に乗って家に10時20分に帰ってきました。


私の願いは、個人を勇気づけるのももちろん、組織を丸ごと勇気づけることです。


10月31日には、同じ茨城県の某中堅スーパーの組織活性化プロジュクトのスタートのためにお手伝いに行きます。


日本の企業で働く人たちの勇気がくじかれ続けている認識を持つ私は、「私の企業を勇気づけで元気にしてくれ」という要請があれば、規模の大小にかかわらずどこにでも飛んでいくつもりです。


「勇気づけによる人おこし、組織おこし」

これが私の当面の「売り」です。



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(宇都宮市文化会館2階からの庭の風景)

今晩は。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

10月25日(土)・26日(日)は、宇都宮の宇都宮市文化会館でNPO法人 セニア・サービスセンター(江波戸啓悟理事長)主催の「ピア・カウンセラー養成講座」でアドラー心理学講座を担当してきました。

NPO法人 セニア・サービスセンターからは、8年ほど毎年お招きを受けています。

参加者数は約30名。和気藹々とした雰囲気でした。テーマは、

25日(土)「アドラー心理学による勇気づけ」
26日(日)「感情のコントロール法」

皆さん本をよく買ってくださり、本の売上が55,000円ほど(30冊以上)ありました。
ありがたいものです。

受講生の方々には、ご購入の方のお名前にそれぞれ違った文字を添えてサインをさせていただきました。


ところで、11月から今までとは違った組織から研修依頼があり、講師を務めてきます。

1.朝日カルチャーセンター主催 工学院大学・朝日カレッジ講座 「職場に活かす心理学ー勇気づけを活用しよう」

日 程:11/1、8、22 全日土曜日10::00~11:30

受講料:3回会員・一般とも7,500円

講座内容
心理学を活かし、「気持ちよく仕事をする」「気持ちよく仕事をしてもらう」秘訣を習得します。
「勇気づけ」の理論を身につけ、職場や日常生活の活性化に役立てませんか。

どのように心理学を職場に活かすか解説講義のほか、職場の環境を良くする人間関係のコツ、聴き上手になる方法などを、受講者同士でのロールプレイを交えてお伝えします。

お申込、お問い合わせは、工学院大学・朝日カレッジの職場に活かす心理学
勇気づけを活用しようのページ(http://www.asahiculture-shinjuku.com/kogakuin/koza/2008/08/0120.html)から

(注)こちらはまだ定員に達していません。今からでも間に合います。


2.DHC主催 「人間学的心理学の先駆者、アドラーを学ぶ―日常に生かす『アドラー心理学』」

* 対人関係重視「アドラー心理学」の特徴とは?
* 第1部「ライフスタイルでわかるあなたの運命」
* 第2部「夢診断で、未来を読み解く」

日 程 <全2回>11/4(火)・11/11(火)
時 間 19:00~21:00
受講料 6,500円(税込)
定 員 30名
講 師
岩井俊憲(「ヒューマン・ギルド」代表)

カリキュラム
●11/4(火)「ライフスタイルでわかるあなたの運命」 
●11/11(火)「夢診断で、未来を読み解く」

講師からのメッセージ
ある心理学を学ぶことによって、あなた自身をしっかりと見つめ、そのことであなたの可能性が開き、日常をより輝かせるとしたら? しかも専門知識はいらないのです。
アドラー心理学は、その狙いにぴったりの心理学です。実践的で、対人関係にも役立つ心理学です。
アドラー心理学は、あなたの過去の問題をほじくることをしません。今から未来にかけての展望を開きます。
アドラー心理学は、あなたに欠けているものを指摘することがありません。あなたがすでに持っていて、開花しようとしている素養に気づかせてくれる心理学です。
アドラー心理学は、何よりもあなた自身を勇気づける心理学です。一緒に学びませんか?

お問い合わせは DHC( http://dhc-culture.jp/index.php?module=Seminar&action=SeminarCommon&seminar_cd=3 )へ

(注)こちらももう少々定員に余裕があるようです。


◎岩井俊憲が講師を務める外部研修のご案内
http://www.hgld.co.jp/event1/2008gaibukennsyuu.html



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人生が劇的に変化する実践・成功脳のつくり方―あなたの脳をバージョンアップ
鈴木 昭平
ロングセラーズ

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9.07倍速くなるひかり速読法―あなたの脳を高速シフト
鈴木 昭平
ロングセラーズ

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日本建築医学協会 事務局長の井上 裕宏さん(写真左)が鈴木 昭平さん(写真右)を連れてヒューマン・ギルドにやって来ました。



鈴木 昭平さんは、地球能力開発事業団・団長の他に知的障害児教育研究所(エジソン・アインシュタインくらぶ)所長、胎児・赤ちゃん教育研究所(エンジェルくらぶ)所長などの肩書きを持つ方で、上の『人生が劇的に変化する実践・成功脳のつくり方―あなたの脳をバージョンアップ』、『9.07倍速くなるひかり速読法―あなたの脳を高速シフト』などの著者です。


内容は、とても痛快でした。
鈴木さんは、長年の知的障害児やその母親とのかかわりから、自閉症(自閉性障害)の子どもであっても、3歳以下ならば半年以内にほとんど、小学校就学前なら1年以内に80%治せる、と断言しました。

カウンセリングや心理療法の世界では考えられないことです。


そこで私は、ヒューマン・ギルドで次の日程で鈴木さんの講座を開くことにしました。

概要は、次のとおりです。この分野でお困りの方、関心をお持ちの方は、是非ヒューマン・ギルドにお越しください。

講座名:「知的障害児は天才性を秘めている」(近著のタイトルと同じ)

日 時:12月26日(金)10:30-12:30

受講料:3,150円(消費税込み)


鈴木さんからは、見えにくいかもしれませんが、下の「すずき式・成功子育ての秘訣」をいただきました。

12月26日(金)の講座も、いただいた2冊の本を読むのも楽しみです。



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ものの言い方ひとつで自分も周りも幸せになる大人の心理術
岩井 俊憲
明日香出版社

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今晩は。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

ペルグリーノ博士が帰国された後、違った意味の忙しさがやってきました。

今夜は、「10月末の身辺雑記」として、研修と出版の話を書きます。

1.研修の話

昨日(10月22日)と本日は、横浜に出かけて自治体の35歳研修。「勇気づけ」を核に「アサーティブ行動」「自己変革」「キャリア形成」が加わった2日間研修を行ってきました。

明日は、会社にいますが、土日(25日、26日)は、宇都宮で恒例のNPO法人 セニア・サービスセンター主催の「ピア・カウンセラー研修公開講座」。
ここで、「勇気づけ」(25日)と「感情のコントロール法」(26日)の研修

27日(月)は、日立市に出かけ、日立の関連のIT企業の経営者の研修

28日(火)は、午後から消費者関連専門家会議(ACAP)第13部会のメンバーを対象とした「人おこし研修」

29日(水)、30日(木)は、また10/22、23と同じ自治体の研修

31日(金)は、茨城県の中堅スーパーのコンサルティングの一環としての役員面接

研修の合間にカウンセリングも3件ほどこなします。


2.出版の話

『ものの言い方ひとつで自分も周りも幸せになる大人の心理術』(拙著、明日香出版社、トップ写真)が第3刷になる旨の連絡が入りました。

今年だけで2回増刷と好調です。累計8,500冊になります。生協ルートで結構売れているのだそうです。

②11月12日には
『児童心理』12月号臨時増刊「特集 子どもを勇気づける心理学―教師と親のためのアドラー心理学」(金子書房、971円+税)が出ます。

分担執筆者27人のうち24人がヒューマン・ギルドの会員で構成される「勇気づけ」特集。

まずは、アドラー博士でおなじみの星一郎さんの「いま、なぜ『勇気づけ』なのか」、文教大学准教授の会沢信彦さんの「傷つきやすく、チャレンジできない子どもたち」、アドラーの本を次々翻訳されている岸見一郎さんの「勇気づけられた子どもはどう変わるのか―勇気づけの目標」の巻頭の文章から始まり、次に「基礎理論編」「実践応用編」へと続き、「Book Guide」でアドラー心理学の推薦図書の紹介、キーワードでアドラー心理学の用語がわかる「コラム」へと展開されます。

ちなみに私は、「基礎理論編」の『勇気づけの原理』と「Book Guide」の一部を担当しています。

この企画は、諸富祥彦先生(明治大学教授)の強いご推薦により実現化するものです。諸富先生に厚くお礼申し上げます。

<お目休めコーナー> 昭和記念公園のコスモス



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

ペルグリーノ博士は、無事モントリオールの自宅にお着きになりましたので、「ペルグリーノ博士がやってきた」のシリーズは、今回を最後にします。

今回は、私が一生懸命英文にしてペルグリーノ博士に渡したジョークをご紹介します。
大うけでした。

 
場所は、アメリカの医学部の授業風景です。

教授は、フラスコに黄色い液体を入れて授業に臨みました。



「糖尿病」に関する授業でした。

まず、教授は、医学を学ぶ際に大切な知識として「経験知」(経験によって得られる知識)と「観察知」(観察によって得られる知識)のことを話しました。そうして、こう言ったのです。

「昔の医師は、糖尿病の診断を下すにあたって、実際に患者の尿をなめて確かめた。患者は血糖値が高くなるので、実際に尿が甘くなるのだ」

驚くことに教授は、実際にフラスコに手を入れてなめて見せました。

ここまでは、学生は教授の経験知を大切にする姿に感銘を受けていました。ところが、教授は、「さーて、君たちの番だ。君たちも実際になめなさい。なめない学生には単位を与えない」と脅したのです。

学生たちは、恐れおののいたのですが、単位を与えられないのに困って、1人ひとり実際になめたのです。

フラスコが教授のもとに戻ったとき、教授は言いました。

「君たち、よくやった。経験知とはそういうものだ。実際に糖尿病患者の尿が甘いのを実感できたろう?」

学生たちは納得!

教授は、その後にこう言ったのです。

「君たちは、経験知においては間違いなく合格点だ。ところが、観察知においては、残念ながら落第だ」

学生たちにどよめきが起こりました。

教授は続けました。

「私は、フラスコに人差し指を入れて、中指をなめたのだ。誰もそれに気づかなかった」



(注)ペルグリーノ博士は、来年の11月下旬の来日が決まりました。
今度は、どんなジョークを披瀝してくれることやら。


<今月末の勇気の伝道>

今日(10月22日)から31日まで24日(金)を除いて毎日、「勇気づけ」に関連する研修を行います。今日・明日は、某大自治体の35歳研修です。
ペルグリーノ博士から充電したことを活用しなければ。


<お目休めコーナー> 昭和記念公園のコスモス







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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

ペルグリーノ博士は、昨日(10月20日)17:55発のアメリカン航空機で成田からシカゴに向けて出発し、今頃は、シカゴで乗り換えてモントリオールに行く機内のはずです。

昨日の午前は、ホテル・グランドパレスのカフェテリアで日能研の「キッズレーダー」の編集スタッフからユーモアに関する取材を受けました。

ユーモア好きの博士は、日常でもジョークを連発する人です。
伊勢神宮を参拝した日は、数えたら、10回以上ユーモアを発していました。通訳の埴原さんが同席すると、博士のジョークの大半は、シモネタ(セックスに関するジョーク)になります。

さて、取材中に出てきたジョークで、決して「キッズレーダー」の紙面には掲載されないものをここに記録として残しておきましょう。


ある母子家庭。小学生の子どもが母親に年齢を聞いても、母親は絶対に教えません。
子どもは、何としても母親の年齢を知ろうとして、母親のいないスキに運転免許証をこっそり見て、年齢を調べました。

母親が戻ってきたとき、子どもは、得意げに母親に言いました。

「ママ、ママ、ボク、ママの年齢知っちゃったんだ。パパと離婚した理由もね。年齢は38歳。離婚理由はセックス」

「年齢はともかく離婚理由がセックスっていうのはどういうこと?」

「実は、運転免許証を見ちゃったんだ。それで年齢もわかったし、セックス欄にはFマーク(不合格)がついてた」


このジョークの落ちは、セックス(性別)のFがfemail(女性)であったものを、この子がセックス(性)面でfail(不合格)と読んだことです。


<お目休めコーナー> うかい竹亭の野菜




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今日は。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

11時半ごろペルグリーノ博士とリーズさんを東京駅の成田行きのプラットフォームに見送り、会社に戻ってきました。

一連のワークショップが終わって、ヤレヤレという感じです。


さて、今回は、18日、19日(土日)に兵庫県三田市で行われた「自尊心を高めるワークショップ」の、特にデモンストレーションのことを書きます。


ワークショップには、25人がご参加。
関西流のボケとツッコミを予期していたのですが、予想に反して、講座は心に深く浸透する内容になりました。



(写真は、グループ討議の模様)

やはり圧巻は、ペルグリーノ博士のデモンストレーションでした。

子ども時代の母親の対応により自尊心を高めらず、友だちと遊ぶ機会に恵まれなかったクライエントに対するカウンセリングから始まり、続いて遊びのサイコドラマ(心理劇)に。

 (下は、雨に日に友だちと遊ぶ姿)

さらに、遊びの輪はだんだん数が多くなり博士や埴原さんも参加。

続いて、かくれんぼ。

最後には、衣服を買うことができない彼女に対してコミットメント(宣誓、約束)。

今後、クライエントを申し出た方がどうなるか楽しみです。


この「自尊心を高めるワークショップ」、昨年は、1日だけ受講者として参加し、今年は、2年ぶりにファシリテーターを務めましたが、非常に充実したテキストで、受講者には高い満足感を与えた、と確信しております。



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

兵庫県の三田市のホテルでブログを書いています。

昨日(10月18日)は「自尊心を高める」ワークショップの第1日目。関西にしては、静かに第1日目を終えました。
そして、今日が最終日。博士のデモンストレーションも行われます。


さて、今日は、ペルグリーノ博士の家族の話を書きます。

ペルグリーノ博士は、2000年11月、来日中に愛妻のリサさんを喪い、今年、長年住み慣れた家を手離し、長女のティナさん夫婦の家に同居しています。

また、フロリダに住むマリー・ルーさんのところにも年に数カ月滞在します。
この下に長男のジョンさん(独身)。

今年で4年目の同伴者のリーズさんは、奥様ではなく、日本の感覚では愛人です。博士は、“コンパニオン”(同伴者)と呼び、一緒にフロリダに行ったり、旅行することもありますが、お互いに結婚の意志がなさそうです。


博士が来日するとすぐに、私は3人の子どもたちに博士とリーズさんの到着を知らせるメールを出しました。

すると、しばらくして長女のティナさんから写真が添付されたメールが届きました。
博士が現在住む家の近くの山の風景(上の写真2枚)です。

東京の11月末くらいの陽気だそうです。
落葉の情緒がありますね。


下は、10月8日の八王子のうかい竹亭の玄関脇の風景。
カナダの落葉もいいですが、私は、さりげなく3色の番傘を並べる日本の風情も好きです。



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(伊勢神宮内宮の光景)

今晩は。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
名古屋のホテルでこのブログを書いています。


ペルグリーノ博士は、小山、宇都宮でのワークショップを終えて、最後の三田市での「自尊心を高める」を残すのみとなりました。

昨晩(10月16日夜)は、お疲れのためか、珍しくやや不機嫌でしたが、今日(17日)は、朝からジョークの連発。夕食時には、通訳の埴原さんも交えて、日本食のレストランで4人で笑い転げていました。


ところで、本日のメインテーマは、伊勢神宮参拝です。

私は、ペルグリーノ博士とリーズさんをお連れして、名古屋経由で伊勢神宮へ。まずは、外宮(豊受大神宮)を参拝。
勾玉池で記念撮影。

博士は、私のお教えした伊勢神宮のホームページでかなり予習済みでした。


内宮の参拝前におかげ横丁で食事をしての帰り道、お祭りを見ることができ、博士は、さかんに写真を撮っていました。




博士はさらに、外宮、内宮ともに建築と荘厳な森に関心をお持ちでした。



内宮(皇大神宮)の御正宮(写真)を参拝していたとき、カナダのケベック州から観光に来ていた団体と遭遇。お2人の知人が何人もいました。
ホテルでも一緒だったとか。フランス語で話していました(ケベック州ではフランス語が公用語)。



10月18日、19日(土日)開催の「自尊心を高める」ワークショップのために十分鋭気を養ったのでありました。



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今日は。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

しばらくペルグリーノ博士シリーズが続いていたので、ここで中休み。
博士には、今日宇都宮で「効果的な子育て」のワークショップをお願いしています。


私は、ヒューマン・ギルドの代表者のほかにいくつかの肩書きがあります。
大学・看護学校の非常勤講師、某学会の幹事に加え、NPO法人日本ビジネス作家協会の理事にも名を連ねています。

NPO法人日本ビジネス作家協会のホームページをご覧いただくと、「NPO法人日本ビジネス作家協会は、ものづくりをこよなく愛する人たちが、仕事をしながら、二足のワラジを履いて、創作活動をすることを支援する、東京都認定の特定非営利活動法人です」とあります。

続いて「理事長は、東北芸術工科大学メディアコンテンツデザイン学科教授の平林千春さん、副理事長はサントリー勤務から作家に転身された野村正樹さんにお願いしました。また、理事には週末の達人であり、ビジネス作家第一号の小石雄一さん、放送作家で歴史に残るヒット番組の制作に関わってこられた源高志さんを迎えるなど、志の高いみなさんで固めています。事務局長は、コンセプトデザイン研究所の廣川州伸が務めています」とあり、私の名前は出てきませんが、「事業内容」の役員欄には、ちゃんと理事として出てきます。

事務局長の廣川州伸さんが気合の入ったブログを書いておられますので、ご覧ください。

このところなかなか会合に出席できないでいますが、しっかりと協力しなければならない、と思う昨今です。
 


<お目休めコーナー> うかい竹亭の水車



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(八芳園のスラッシュカフェ[Thrush(「つぐみ」の意)//cafe]で食事前のペルグリーノ博士とリーズさん)

◎ペルグリーノ博士のワークショップの詳細は、ヒューマン・ギルドのホームページの2008年10月 ジョセフ・ペルグリーノ博士の講座の詳細で。


おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日(10月14日)は、ペルグリーノ博士のワークショップは、山梨と栃木の間の中休み。私たち夫婦は、博士とリーズさんを八芳園にご案内しました。



うちのカミさんは、和服を着て出かけました。


八芳園ではこの日、食事と茶道のお手前のセットのプランがあり、スラッシュカフェでは、オーガニックの西洋料理をいただき、その後は茶室に。



正座をしないスタイルなので、膝の悪い博士はラクそうでした。

午後から雨が降ってきたのも、いい癒しの雨になりました。


ところで、私がホテルに迎えに行ったとき、リーズさんの顔は日やけ止めクリームで真っ白。
そのことをペルグリーノ博士が指摘すると、鏡を持っていなかったリーズさんは大慌て。

すると、博士はリーズさんの両手を取り、言ったのであります。

「僕の瞳を見てごらん。君をそのまま映し出すよ」

しばらく見つめ合う2人。

やはりイタリア生まれの博士ならでは。



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