アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

この本もまた息子から借りて読んだ本です。

私が時々言っている TTPJ を理論化した痛快な本です。

T てっ
T ていてきに
P パクって
J じぶんのものにする

「徹底的にパクって自分のものにする」です。

私はSNS関連の情報で″TTP”を知り、それに”J”を加えました。

『一流の人は上手にパクる』(俣野成敏著、祥伝社、1,300円+税)

一流の人は上手にパクる――仕事のアイデアが
わいてくる大人のカンニング
俣野 成敏
祥伝社

『プロフェッショナルサラリーマン』で有名になった俣野氏の7冊目の本。

「学生時代のカンニングは処罰の対象になるが、社会人になってからのカンニングはむしろ褒められる」との立場から、

(1)「入社→定年」というレールが途切れる可能性が高い今、レール以外のところで成功している人の知恵を借りる「大人のカンニング」が重要になってくる。

(2)特別な才能がなくても、大人のカンニングを使えば「夢」を実現することができる。

(3)「大人のカンニング」が身につけば、見えるもの、聞こえるものすべてがビジネスの種になる。

の3つのポイントをもとに、「情報収集力」「情報変換力」「情報応用力」の3つの力について具体的に書かれている本です。

読んであらためて、私もSNS関連の情報は、かなりパクっているし、アドラー心理学の知識についても、かなりパクられるように伝えているのだ、と思いました。

TTPJ
に関心のある方には強くお勧めの本です。

人気ブログランキングへ 
(クリックしてね)



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

プロ野球のキャンプも打ち上げ時期に入りました。
そんな時期に読売ジャイアンツV9を監督として成し遂げた川上哲治氏の意外な人間像が明らかになりました。

川上氏は「哲のカーテン」でも知られ、打撃や監督としての実績の割に冷徹な印象で通っていましたが、意外でした。

V9戦士の遊撃手だった黒江透修(ゆきのぶ)さんが語ったことを紹介します(2月14日の朝日新聞から)。

最強のプロ野球監督№1に輝いた その男、プロ野球巨人軍で不滅の9連覇をなしとげた指揮官の川上哲治(1920~2013)の人間像

V9戦士の遊撃手だった黒江透修(ゆきのぶ)さん(76)は、「僕はなによりも、川上さんの誠実な人間性に心酔していました」と追憶する。

「ミーティングで川上さんが話すのは、野球とは直接、結びつかない人生論。人として成長するための心がまえを説いていた。『ファンの応援があるからこそ巨人軍がある。感謝の気持ちを忘れず、いいプレーで恩返ししなくちゃいかんぞ』と常々、言われました」

個人プレーの連鎖にすぎなかった日本のプロ野球に、川上巨人はアメリカじこみのチームプレーの精神と戦術を移植し、組織野球へ進化させた。川上の野球観によると、チームはひとつの「家庭」であり、みずからは父親だった。

チームの結束をゆるぎないものにするため、「父親」は選手の家族にも気づかいを怠らなかった。

入団後、黒江さんの1軍昇格が決まると、後楽園球場での試合前に夫婦で私邸へ来るよう、監督からの指令があった。何ごとかと思って駆けつけると、こんな話を切り出されたそうだ。
「奥さん、これからはご主人を馬車馬のように働かせなさい。そうすれば家庭は円満になるし、チームにとってもありがたい。それをお伝えしたくて、わざわざお呼びしたんです」

キャンプ中には毎年、妻帯者の選手の自宅に、「ご主人は元気に頑張っております」と監督直筆のはがきが届いた。

リーダーシップ理論では、リーダーが重視するものとしてよく「生産性」と「人間性」の尺度が強調されます。
前者は成果、結果などであり、後者は人の和、葛藤解決などですが、川上氏は、「生産性」と「人間性」の両方を重視していたことがわかり、人間的な魅力を感じました。

◆リーダーシップ論に言及した本として、私は『勇気づけのリーダーシップ心理学』(学事出版、1,600円+税)を書いています。

 

勇気づけのリーダーシップ心理学
岩井 俊憲
学事出版

 

人気ブログランキングへ 
(クリックしてね)



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

ヒューマン・ギルドの研修に関わる人たちの写真が更新されました。
プロの写真家の 細川 隆行さん に撮っていただきました。
いかがですか、いい感じでしょう?

 

細川さんとの撮影のプロセスがとても楽しかったし、値段もリーズナブルです。
超お勧めです。


もう1つの今日のお勧めがシューベルトの歌曲『冬の旅』。

私は今までディートリッヒ・フィッシャー・ディースカウ(バリトン)/ジェラルド・ムーア(ピアノ)が愛蔵版でした。

シューベルト:歌曲集「冬の旅」
シューベルト(作曲)
ディースカウ(バリトン)
ムーア(ピアノ)
ユニバーサル ミュージック
クラシック

そこにライバル登場。

冬の旅
松本 隆(現代語訳)
鈴木 准(テノール)
三ツ石潤司(ピアノ)
学研パブリッシング

鈴木 准(テノール)/三ツ石潤司(ピアノ)ですが、何と松本 隆が現代語訳。
松本 隆は、作詞家として太田裕美、松田聖子をはじめ多数のヒット曲を手掛けた人です。
「ルビーの指輪」では日本レコード大賞作詞賞を受賞しましたね。

シューベルトの歌曲の歌詞が現代の日本に蘇ったのです。

CDに歌詞(日本語、ドイツ語)に加えて風景写真が楽しめる本(3,500円+税)。

学研パブリッシングでこの本(CD)の統括編集長を務められた栗原きよみさんからプレゼントしていただきました。

栗原さん、ありがとうございました。

来月発売の『あなたの想いがとどく 愛のピアノ・レッスン』(江崎光世、バジル・クリッツァー 、岩井俊憲著、学研パブリッシング、3月17日発売)ではお世話になりました。

あなたの想いがとどく 愛のピアノレッスン
江崎光世,バジル・クリッツァー,岩井俊憲
学研パブリッシング

人気ブログランキングへ 
(クリックしてね)



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(2月24日)は、会社に行かず、在宅勤務をし、主にある原稿のチェック・大幅修正をしていました。
出版社の編集長に電話をしたところ、実に誠意あふれる対応なので、深い感銘を受けました。

その間、会社では3月度のニュースレターの発行作業、研修の受注など、どしどし進んでいました。
社長不在でも支障なく動く会社になっています。

このところ、ヒューマン・ギルドには プレミアム会員 の申し込みがどしどしあり、1・2月度は72名にも達し、歴代最高を記録します。

各地で行う アドラー心理学ベーシック・コース  の申し込み状況も順調で、それぞれ3月、4月開催の福岡、大阪での講座はそれぞれ40名近くに達します(東京の4月コースは満員御礼)。

株式会社大和書房編集部の高橋さんからは、『人間関係が楽になるアドラーの教え』の(1)韓国語訳が出ること、(2)7刷 2千部(累計2万1千部)が決定したこと、のメールをいただきました。
ロングセラーになりつつあります。

人間関係が楽になる
アドラーの教え
岩井俊憲
大和書房

ところで、

2月14日付けブログ 現代若者考(1):マイルドヤンキー
2月15日付けブログ 現代若者考(2):ラノベの監修

 に続く「現代若者考」シリーズの第3回目ですね。

なお、このシリーズのある部分は、社会人2年目の息子からかなり影響を受けています。
私と彼とは、少しばかり関心が似ているところがあり、同じ本をアマゾンに注文してしまい、我が家に別々に2冊が届きびっくりしたことがあります。

私は、ある雑誌に最近の若者に ― 特に40代以降の人たちと比較して― 次の傾向があることを書きました。

(1)Doingの幸福感
(2)協力原理
(3)オンリー・ワン追求
(4)情報検索力に強み (インフォメーション)
(5)リアクティブ (後手)・・・・このことには触れません。

第1に、現代の若者は、モノと所有することにこだわりがありません。
所有することよりも使うことに関心があり、また、幸福の尺度が行動するところにあります。

第2に、現代の若者は、特に父親の世代と比較すると、学校での総合的学習などによって協力を学んでいます。
無益な闘争をあまりしたがりません。

第3に、彼らは、ナンバー・ワンになることよりも、自分の個性を生かしたオンリー・ワンを追求します。

第4に、彼らは、Google検索などを駆使して情報検索力が培われています。そして、体験したこと、情報収集したことを積極的にシェアします。
このところを私は、「情報リテラシーの強み」として大いに尊敬しています。

私は、上の世代の人たちはこの能力を是非、彼らから学んでほしいと切望しています。

<2月の花>(8)

人気ブログランキングへ 
(クリックしてね)



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

私の監修本の紹介です。

『アドラー心理学を深く知る29のキーワード』(岩井俊憲監修、梶野 真著、祥伝社新書、840円+税)

昨日(2月23日)、祥伝社から見本が5冊が届きました。

ミネソタのアドラー心理学心理学大学院で6年間学び、昨年帰国された梶野 真さんのデビュー作です。

私は「はしがき」に次のとおり書かせていただきました。

『アドラー心理学を深く知る29のキーワード』の本の監修者として、この本の持つ意味と、著者の梶野 真さんの人となりについて「はしがき」に書かせていただきます。

2013年12月発刊の『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健著)がベストセラーになったのを契機に、アルフレッド・アドラーの名が「自己啓発の源流」として認知度が高まりました。それに伴い、「アドラー心理学」を知る人、語る人、学ぶ人が多くなり、書店では「アドラー」を名乗る本をたくさん見かけるようになりました。

30年以上アドラー心理学の普及・啓蒙に従事してきた私には、これはこれで好ましいことですが、一方で、著作の一部に次のような傾向があることを私は憂えています。

(1) アドラー心理学を学んだことがない人が、アドラー心理学の関係書を漁るように読み、もっともらしく1冊の本に仕上げている。
(2) アドラー心理学をほんの少し学んだだけで、アドラー心理学のある部分だけを本に書いているだけなのに、さも全体がアドラー心理学のようにして出版している。
(3) アドラーの言葉でないものを「超訳」と断ることもなく、さもアドラー自身が言った言葉のように引用している。
(4) 著者や一部の人の見解に過ぎないものを断定調に書いて、「これぞ正当のアドラー心理学」というように表現している。

天国にいるアドラー先生は、誤解・曲解を招きやすいこの状態を喜ぶどころか迷惑に思っているに違いありません。アドラーは、その高弟であるルドルフ・ドライカースの著書『アドラー心理学の基礎』に寄せた序文で次のようなことを述べています。

「ある人はこれ(アドラー心理学のこと)を理解するでしょうが、これを誤解する人の方が数は多いでしょう。多くの支持者を得るでしょうが、さらに多くの敵もできるでしょう」

アドラーは、今日の、あるいは近未来の日本のありようを見通していたかのようです。

こんな出版状況に『アドラー心理学を深く知る29のキーワード』が入るわけですが、この本は「29のキーワードをしっかり理解すれば、アドラーから始まり、その後も進化を重ねている心理学の全体像が把握できる」という内容を伴って発信されます。しかも、本場の、最新のアドラー心理学が盛り込まれているのです。先ほどの(1)から(4)に相当する本を書いている著者がこの本を読めばきっと、複雑な思いを抱くことでしょう。

この本は、第1編「『自分』とは何か」、第2編「『3つのライフタスク』とは何か」で構成されています。自分自身をよりよく理解でき、さらには、他者との関係がより円滑になり、さらには、自分が直面するさまざまな課題(ライフタスク)への対処がより適切になることでしょう。

また、本は3つの役割を兼ね備えています。

(1)これだけ知っておけばアドラー心理学の他の本、あるいはアドラー自身の本を読むための基礎知識が得られるという学びのガイド
(2)アドラー心理学をもとによりよく生きるための知恵の書

(3)アドラー心理学のキーワードを集めた用語集

<以下「この本の著者の梶野 真さんについて」は省略>

アドラー心理学を深く知る
29のキーワード(祥伝社新書)
岩井俊憲監修
梶野 真著
祥伝社

◆ヒューマン・ギルドには、3月25日に入荷します。
プレミアム会員の方は、3月末までの10冊キャンペーン(送料サービス、1割引き)を利用してのお申し込みも可能です。

人気ブログランキングへ 
(クリックしてね)



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

一昨日(2月21日)と昨日(2月22日)は、ヒューマン・ギルドで アドラー・カウンセラー養成講座 の3日目と4日目を行っていました。

「早期回想解釈がたちまち上手になる7つのコツ」を用いて早期回想を解釈すると、すぐさま的を射た解釈ができるようになりました。

段階を追ってカウンセリングの演習を行うと、上達の過程が見届けられます。

21日(土曜日)の晩に講座を終えて、かつて アドラー心理学ベーシック・コース  と 愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE) を修了した仲間たちとの懇親会参加のために「竹ちゃん」に行きました。



すると、同じ4階の別のコーナーには、アドラー・カウンセラー養成講座 を終えた人たちが15人ほど。

私は両方を掛け持ちせざるをえませんでした。


4日目の22日(土曜日)は、カウンセリングの徹底演習、最後には、私自身によるカウンセリングのデモンストレーションを行い、そのことを巡って意見交換が活発に展開されました。

今回のグループは、多彩な人たちが集まり、講師としてもやりがいがあります。

◆ヒューマン・ギルドのホームページには、カウンセラーになりたいについてわかりやすく書いてあります。

アドラー・カウンセラー養成講座 の平日コースも次のとおり開催することにしました。

特設4-6月月曜コース 4/20. 27. 5/11. 18. 25. 6/1. 8. 15. 22. 29 (10日間)
10:00~16:00 (最終日だけ10:00~13:00)

参加有資格者は、ヒューマン・ギルドのプレミアム会員アドラー心理学ベーシック・コース および 愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)修了者です。

 人気ブログランキングへ 
(クリックしてね)



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

 『児童心理』(2015年2月号金子書房)に書いた原稿をご紹介します。
ちょうどいい時期だし、3月号が出ているので、もう公開してもいいだろう、と判断しました。
かなり推敲を重ねて書きました。
お読みください。

受験に失敗した学校の制服を着た子に毎朝会う君へ
有限会社 ヒューマン・ギルド代表取締役 岩井俊憲

君には不快かもしれないが、中学生活のスタートにあえて「おめでとう!」と言おう。

僕は、新たな段階に移る人の多くに「おめでとう!」と言うことにしている。それが別れたカップルであっても、だ。その理由は、この手紙を読んでいただければわかると思う。

君は、伯父の僕に今まで何でも話してくれていたね。君が好きになった玲奈ちゃんのことも、両親には言わないのに、僕に教えてくれていた。

そんな君から今度の受験について、発表からもうだいぶ経っているのに、連絡がもらえず、ママから不合格だったことを知らされた。ほぼ合格ラインにいたはずの君としては、相当のショックだったと思う。ママもだいぶ気落ちして、娘時代に戻ったようで、僕なりに慰めるのが大変だった。

けどね。それでも君に「おめでとう!」と言いたい。これからの君を強く信頼しているからだ。

君が志望していた私立中学に行くのと比べてみよう。そのまま一定の成績を取れていれば、君はエスカレーター式に大学に行けるが、公立中学校に進むと、最低2回、大学の附属高校に入ればもう1回の受験を経験しなければならない。これは、かなりの負担だ。

しかし、ものは考えよう、君により多くのライバルと接する機会ができるのだ。別の言い方をすれば、君が自分のレベルを測れるチャンスがそれだけやって来る、ということだ。

君は知らないと思うが、君の歳の離れた従兄である僕の息子の貴之もまた、受験に失敗して公立高校に進んだ。勉強に専念するかと思っていたら、公立高校では珍しいラグビーにはまった。3年生の時はキャプテンを務め、秋大会まで活躍した。その結果、大学受験に失敗した。それでも、1年間浪人生活を送って、志望の大学に入り、今は希望どおりの職種に就いている。君も貴之の大学時代以降のことは知っているね。

もし、貴之が私立高校に入っていたら、彼はラグビーをやることがなく、青白い秀才をメインのライバルとして浪人生活を経験することなく目指す大学に入っていたかもしれない。でも、貴之に聞いてみたら、浪人したとしても、グリーンの芝生の上でボールを追っていたことが自分磨きに役立っていた、と言っている。

僕の好きな言葉に「第二志望の人生」というものがある。著名人の多くが第一志望の道に進めず、第二志望の人生を生きながら、第一志望に進んだ以上の努力を重ね、もともとは第二志望だった人生で花を開かせるたとえなのだが、今の君にそのことを伝えるのは、早すぎるかもしれない。

しかし、これから君の志望した中学校の制服を着た生徒とすれ違うことがあっても、君は彼らとは違った学生生活を送る人物だと自分を説得してほしい。彼らには、彼らなりの生活があるのと同じように、君にも君なりの過ごし方があるのだ。君がこれから中学・高校を通じて出会うタイプは、彼らとは明らかに違っていて多彩だ。そんな中学・高校生活が送れる君に、もう一度「おめでとう!」と言おう。

 人気ブログランキングへ
(クリックしてね)
 



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(2月20日)は、午前中に2件ほどカウンセリングを行い、夜は、法人事業部営業統括マネジャーの目次 心(めつぎ しん)さんと共に六本木の東京ミッドタウンに向かいました。

まずは、腹ごしらえ。
へぎそばを食べました。

目指すは、東京ミッドタウン7階のスルガ銀行の d-labo。

ここでは、私が講師として「アドラー心理学による自分を勇気づける技術」を担当します。

 18:30にはセッティングを終え、来場者を待ちます。

この講座は、案内から3週間もしないうちに満員になった人気講座。
研修は19:00~21:00
70人もの方がお越しでした。

「アドラー心理学に関心がある」という人たちが7割以上を占めていました。

いつものように、2人一組になってもらい、討議・演習を加えながら進めていきました。

 皆様とても熱心で、私も乗りに乗りました。

 アドラー心理学のより深い理解に貢献できたと思っています。 

 ◆ヒューマン・ギルドでは、外部向けに積極的にアドラー心理学の研修を行っています。
ご関心のある方は こちら をクリックしてご覧ください。

◆アンケートの声を抜粋で紹介(d-laboご担当の方から)
=====================================
・とっても楽しくパートナーに恵まれ、あっという間でした。
 岩井先生の方の力の抜けたリラックス+ユーモアのあるセミナー、今までで一番、スッと入って腑に落ちる内容でした(30代女性)
・実践をまじえ、熱く温かいメッセージをありがとうございました(30代男性)
・先生の言葉にハッとさせられ、前向きな気持ちになりました(女性)
・アドラー心理学、私の周りの知らない人に広めたいと思います(40代女性)
・自分自身を見つめなおす良い機会になりました(30代男性)
・実践したいでなく、すぐにでも実践します!(20代女性)
=====================================

人気ブログランキングへ
(クリックしてね)
 



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(2月19日)は、出社すると、『今流行りのアドラーは、異世界でも通用しました。』(著:神城咲弥/監修:岩井俊憲/イラスト:まさる.jp、KKベストセラーズ、1,300円+税)がKKベストセラーズから届いていました。

今流行りのアドラーは、異世界でも通用しました。
著:神城咲弥/監修:岩井俊憲
/イラスト:まさる.jp
KKベストセラーズ

若者に読まれるライト・ノベルです。
ストーリーが抜群に面白い小説です。

午前中に1件カウンセリングを済ませ、13:00に渋谷でかんき出版 の松本営業部長と酒泉さんと待ち合わせ、戸田久実さん(アドット・コミュニケーション株式会社 代表取締役)と4人で啓文堂書店にお店回りがスタート。

まずは渋谷店から。


(中央は渋谷店の大辻副店長)

 アドラー心理学の『アドラー流 たった 1分で伝わる言い方』『人生が大きく変わる アドラー心理学入門』はポイントが通常の5倍です。

アドラー流 たった
1分で伝わる言い方
岩井 俊憲監修、
戸田久実著
かんき出版
人生が大きく変わる
アドラー心理学入門
岩井 俊憲
かんき出版

共にかなり売れています。 

 戸田さんが写真を撮っているシーンを盗み撮りしました。

続いて新宿店へ。

 
(中央はご担当の安藤さん)

2冊ともベスト・ファイブのランキング入り。

3軒目は、明大前店に。


(中央は荘司店長)

続いて4軒目、下高井戸店。


(中央は沢村店長)

仙川店では、山下常務とも合流しました。


(中央は平野さん)

ここで、4人でショット(私の右が松本営業部長)。

桜上水店は、店長・担当共に不在でしたが、レジ裏に2人の本がごっそり。

京王線の電車の中ではキャンペーン広告が1か月間貼られています。

啓文堂書店内では、売れ行きが順調であることが確認できました。

他社からの本なので、あまり露骨には書けませんが、『マンガ・アドラー』の2冊も各店舗に平積みになっていることが確認できました。

マンガでやさしくわかるアドラー心理学
岩井俊憲
星井 博文,深森あき
日本能率協会マネジメントセンター
マンガでやさしくわかるアドラー心理学
2 実践編
岩井俊憲
星井 博文,深森 あき
日本能率協会マネジメントセンター


ついでの話題

昨晩のヒューマン・ギルド配信のメルマガの冒頭で次のことを書きました。
ちょこっとだけご紹介します。

***************************

1.私はなぜ、さまざまな本を出すのか?   岩井俊憲

Fmヨコハマ「MORNING STEP」で2月18日の朝、嵐の大野智さんの「今日の一言」のコーナーで、「人生には3つの課題がある。1つ目は仕事の課題、2つ目は交友の課題、3つ目は愛の課題。後者の方になるほど解決は難しくなる。・・・・・・と、オーストリア生まれの精神科医・心理学者アルフレッド・アドラーは言っています」との放送が流れたそうで、アドラーの知名度がさらにいちだんとアップしたようです。
このような環境下、私は2月~3月にかけて本を単著、監修、共著で次々と出します。

『今流行りのアドラーは、異世界でも通用しました。』(神城咲弥著/岩井俊憲監修/まさる.jpイラスト、KKベストセラーズ、1,300円+税、2月21日発売)
『アドラー心理学を深く知る29のキーワード』(梶野真著/岩井俊憲監修、祥伝社新書、840円+税、3月2日発売)
『あなたの想いがとどく 愛のピアノ・レッスン』(江崎光世、バジル・クリッツァー 、岩井俊憲著、学研パブリッシング、3月17日発売)
『親と子のアドラー(仮)』(岩井俊憲著、キノブックス、3月30日発売)

********以下省略***********

人気ブログランキングへ
(クリックしてね)
 



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(2月18日)はオフィスに3月30日発売の『親と子のアドラー(仮)』の原稿のゲラがキノブックスから届きました。

この本の出版を記念しての アドラー心理学ゼミナール が下記のとおり決まっているので、チェックは正確に早く行わなければなりません。

◆3月29日(日)11:00~13:00の アドラー心理学ゼミナール を「講師:岩井美弥子 & 岩井俊憲、タイトル:私たちの子育てを語る」としてご案内のところ、すぐ定員の32人を超えてしまい、「キャンセル待ち」状態になってしまったため、急遽同じ内容で3月31日(火)の10:30~12:30にも開催することにしました。
3月29日(日)にすでにお申込みの方で、3月31日(火)の方がご都合がよろしい方は、変更を受け付けしております。

あらまし:ヒューマン・ギルドの代表の岩井俊憲の妻、岩井美弥子は、子どもを生んでからずっと「子育て日記」を書いていました。その記録をもとにした本が3月末に出版されます。「アドラー式子育て」の実践編とも言っていい内容です。

この日は、夫婦で取り組んだ子育てについて岩井美弥子が中心に語り、時々岩井俊憲がコメントします。おそらく二度とない企画です。できればご夫婦お揃いでお越しください。

会場:ヒューマン・ギルド研修室
料金:2,160円(税込み)

※お申し込み:アドラー心理学ゼミナール のお申し込みフォームからか info@hgld.co.jp へメール。
プレミアム会員様はフルネームとをお知らせ下さい。一般の参加者様はフルネーム、ご住所、お電話番号をお知らせ下さい。


15:00からは、ヒューマン・ギルドの研修室がふさがっていたので、「加留亜」を借りてある方の「人おこし」を3人で行い、その後は9人で懇親会に移りました。

名目は、今度3月17日に学研から発売される『あなたの想いがとどく 愛のピアノ・レッスン』(江崎光世、バジル・クリッツァー 、岩井俊憲著)の関係者による打ち上げです。

あなたの想いがとどく
愛のピアノレッスン
江崎光世,バジル・クリッツァー,岩井俊憲
学研パブリッシング

この懇親会には、バジル・クリッツァーさん (東京藝術大学非常勤講師、BODY CHANCEアレクサンダー・テクニーク講師、管楽器トレーナーなど)が奥様の大崎まりあさんと一緒にお越しでした。

バジルさんは、栗原きよみさん(写真中央)の、いわゆる40肩の痛みをアレクサンダー・テクニークを使うことで軽減する指導をしておられました。

本来ならば、時間をかけて参加者一人ひとりのご紹介と、会の楽しさをお伝えしなければならないのですが、ご容赦ください。

◆バジルさんとのご縁の始まりとこの本の成立過程については、下記をご参照ください。
面白いですよ。

2014年2月22日5月22日6月27日7月1日

人気ブログランキングへ
(クリックしてね)
 



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(2月17日)は、千葉県内の某市役所の職員140名を対象にした

メンタルヘルスケア セルフケア
~自分自身への勇気づけ

の研修を行ってきました。

講師の控え室は、演劇にも使える鏡付きの部屋でしたが、私なりにゆったりしていました。

講座が始まる前に、知らない人と2人一組になってもらい、討議・演習を交えながら進める合意をいただきました。

「自分を勇気づける方法」に関しては、一段とトーンを上げました。

最後は、2人一組を組んだパートナーを勇気づけて終わりました。

この研修は、ヒューマン・ギルドの定番の研修(講演)の1つで、今では、3人の講師が担えるようになりました。

研修が終わってから30分ほど講師控え室で3人の個別相談を担当しました。
珍しい企画で、面白かったです。

◆ヒューマン・ギルドでは、法人向けに積極的に研修を行っています。
ご関心のある方は こちら をクリックしてご覧ください。
いろいろな研修メニューがありますよ。

人気ブログランキングへ
(クリックしてね)
 



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(2月16日)の午後、ヒューマン・ギルドに出版のプロジェクト・チームが集まりました。
旧知の間柄の4人です。
また新たに何かが始まるのです。ワクワクしています。

オフィスには、『週刊 教育資料』(2月16日号、株式会社教育公論社)が届きました。

この「自著を語る」欄で『「もう疲れたよ…」にきく8つの習慣』(朝日新聞出版、1,300円+税)を取り上げていただきました。
人生の長い階段の踊り場で、しばらく一休みするのにうってつけの本です。

 

「もう疲れたよ…」にきく8つの習慣
働く人のためのアドラー心理学
岩井俊憲
朝日新聞出版

 昨年の7月発売のこの本は、まだ重版がかかっていない本ですが、私としては愛着のある本です。

2月15日から1か月、啓文堂書店の「今月のオススメ」でかんき出版 発刊のアドラー心理学の本2冊が取り上げられ、京王線の社内中吊り広告が出されています。

 

かんき出版からは、戸田久実さん(アドット・コミュニケーション株式会社 代表取締役)が『アドラー流 たった 1分で伝わる言い方』

アドラー流 たった
1分で伝わる言い方
岩井 俊憲監修、
戸田久実著
かんき出版

 私が『人生が大きく変わる アドラー心理学入門』を出しています。

人生が大きく変わる
アドラー心理学入門
岩井 俊憲
かんき出版

共にかなり売れています。 

戸田さんと私は2月19日の午後に啓文堂書店訪問のご協力をさせていただくことになっています。

人気ブログランキングへ 
(クリックしてね)



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(2月15日)の11:00~13:00は、ヒューマン・ギルドで アドラー心理学ゼミナール を開催しました。

講師は、岡村佳和さん(社会福祉士、放送大学大学院生活健康プログラムで社会学分野での研究論文にて修士課程修了。江戸川区で福祉職として勤務)

タイトルは「福祉の仕事におけるキャリア選択リフレーミング」 でした。

拙著『失意の時こそ勇気を―心の雨の日の過ごし方』(コスモス・ライブラリー)を「影響を受けた1冊」とあげられた岡村さんは、2006年からアドラー心理学を学び始め、東京都の福祉職として働きながら、この3月に大学院で修士号を取得されました。

失意の時こそ勇気を―
心の雨の日の過ごし方
岩井 俊憲
コスモスライブラリー

岡村さんは、ゼミのアウトラインを次の3つに絞って話されました。

1.アドラー心理学とリフレーミング

2.私のライフラインとリフレーミング

3.福祉支援とアドラー心理学

アドラー心理学に出合う前の陽から陰に転じた人生で自己嫌悪、心理的疲労に陥っていた岡村さんは、アドラー心理学によってリフレーミングができ、それまでの「競争・比較・復讐」から「協力・自己受容・絶対的信頼感(人格重視)」に変わったいきさつをこの日のために用意した63枚のスライドを使って語られました。


(休憩時間に質問に答える岡村さん)

介護者(家族など)サイド、支援者サイド共に「不完全である勇気」が求められ、「福祉援助職には自己勇気づけが必要」という後半部分も、とても説得力がありました。

最後に、講座に参加していた岡村正江さん(岡村さんの奥様)にご発言をお願いしたら、夫婦愛に満ちた、とても感動的な感想をお伝えくださいました。

岡村さん、ありがとうございました。

◆次回3月29日(日)11:00~13:00の アドラー心理学ゼミナール を「講師:岩井美弥子 & 岩井俊憲、タイトル:私たちの子育てを語る」としてご案内のところ、すぐ定員の32人を超えてしまい、「キャンセル待ち」状態になってしまったため、急遽同じ内容で3月31日(火)の10:30~12:30にも開催することにしました。
3月29日(日)にすでにお申込みの方で、3月31日(火)の方がご都合がよろしい方は、変更を受け付けしております。

あらまし:ヒューマン・ギルドの代表の岩井俊憲の妻、岩井美弥子は、子どもを生んでからずっと「子育て日記」を書いていました。その記録をもとにした本が3月末に出版されます。「アドラー式子育て」の実践編とも言っていい内容です。

この日は、夫婦で取り組んだ子育てについて岩井美弥子が中心に語り、時々岩井俊憲がコメントします。おそらく二度とない企画です。できればご夫婦お揃いでお越しください。

会場:ヒューマン・ギルド研修室
料金:2,160円(税込み)

※お申し込み:アドラー心理学ゼミナール のお申し込みフォームからか info@hgld.co.jp へメール。
プレミアム会員様はフルネームとをお知らせ下さい。一般の参加者様はフルネーム、ご住所、お電話番号をお知らせ下さい。

<2月の花>(7)

人気ブログランキングへ 
(クリックしてね)



コメント ( 2 ) | Trackback ( )




おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(2月14日)は、長野県上田市で「上小臨床教育研究会」冬季研修会で10:00~16:00にアドラー心理学の理論と勇気づけのミニ・ワークの研修を行っていました。

新幹線で上田に向かう途中、大宮を過ぎてから富士山が見えました。

ところで、講座には教員を中心に34人が集まり、アドラー心理学人気を物語っていました。

ヒューマン・ギルドからは30冊の本を送っていたのですが、完売。
一人で数冊お買いになる方もいました。
また、私もサインに忙しかったです。


さて、今回は「現代若者考」の2回目。
こんな質問から始まります。

「あなたはラノベってなんだかご存知ですか?」

私は、半年前まで知らなかったです。
「ライト・ノベル」のことですって。
若者たちに人気です。

こんな私がラノベの監修を引き受けて、2月21日に出る本が『今流行りのアドラーは、異世界でも通用しました。』(著:神城咲弥/監修:岩井俊憲/イラスト:まさる.jp、KKベストセラーズ、1,300円+税)

今流行りのアドラーは、
異世界でも通用しました。
著:神城咲弥/監修:岩井俊憲
/イラスト:まさる.jp
KKベストセラーズ

本の「内容紹介」は、以下のとおりです(Amazonから)。

冴えない大学生が、「アドラー心理学」で世界を救う! ?

自分に自信がなく、何事も諦めがちな大学2年生の主人公・拓海。

ある日、とんだ手違いで異世界に召喚されてしまう。
召喚した側も「間違えた! 」と大騒ぎするものの、元の世界に戻るには隣国との戦いを終わらせなければならないと、拓海に『勇者』を押し付けてきた。

 頑なに拒む拓海だったが、『サイコロジー・オブ・アドラー』という不思議な本に導かれ、自分と同じように悩み苦しむ人々と対話しながら、勇気をもって危機を乗り越えていく。

―――そんな拓海に心惹かれた少女たちの間では、密かに恋のバトルが繰り広げられるのであった……!

監修は、『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』でおなじみの、岩井俊憲氏。
本書を読むだけで、アドラー心理学の要である「目的論」「全体論」「自己決定性」「認知論」「共同体感覚」「勇気づけ」が分かります!

ストーリーが抜群に面白いです。おじさんも引き込まれました。

私は若者からあれもこれも学んでいます。

<2月の花>(6)

人気ブログランキングへ 
(クリックしてね)



コメント ( 2 ) | Trackback ( )




おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

今日(2月14日)は早起きして、これから長野県の上田に向かい、教師たちを対象にワークショップを行ってきます。

さて、修理に出していたパソコンが戻り、その間に新規にパソコンを購入したので、私の情報環境は、これからグーンとアップします(ならいいのですが?)。

私は情報リテラシーの高い若者から謙虚に学ぼうと思っています。

我が家では、息子が私の指南役です。

息子が読んだ本を時々借りて私も読むことがあります。
その中の1つが『ヤンキー経済ー消費の主役・新保守層の正体』(原田曜平、幻冬舎新書、780円+税)。

ヤンキー経済 消費の主役・
新保守層の正体 (幻冬舎新書)
原田 曜平
幻冬舎

著者の原田氏は、博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーで、多摩大学非常勤講師。

「ヤンキー」というと、高校を中退し、暴走族に入っている不良を想像するかもしれませんが、そのタイプは、今では絶滅危惧種に近い「残存ヤンキー」、大半は地元に根差した「マイルドヤンキー」です。
地元の仲間とのみつながり、相対的に自分の趣味や嗜好品にお金をかけ、ITへの関心が低く、ネットで情報収集することを面倒がる傾向があります。
「困らない程度に稼げて、地元の友達との時間をちゃんと確保できれば、それでいい。忙しくなるのは嫌」という価値観を持っています。

著者の「あとがき」によれば、マイルドヤンキーを生み出した社会背景と彼らの行動パターンは、以下のようです。

「大幅な経済成長が見込めない、閉塞した世の中に育ったマイルドヤンキーたちは、経済成長ステージを享受した親の地位や収入を超える、大金を稼ぐ、有名になる、都会に出る、などといった大きな夢は抱かず、この閉塞感漂う社会に怒りや憤りをぶつけることをあまりせず、ただ生まれ育った5kmの地元で、竹馬の友と、『永遠に続く日常』を夢見るようになっています」

著者はまた、マイルドヤンキーの価値観の中に、「今後、成熟社会である日本で生きるヒントが隠されている」として、次のように書いています。

「GDPに換算される経済的な豊かさを絶対視し、地元を捨て、地縁を捨て、血縁を捨ててきたこれまでの日本人。対して、地元や地縁や血縁を拾い直しているマイルドヤンキーたちの『地続きの生活』は、戦後、日本人が捨ててきた『本来の日本人の生活』を取り戻した生き方だ、と言うことができるでしょう。今後の日本社会への1つの示唆となりうるかもしれません」

確かに「今後の日本社会への1つの示唆」となる本でした。

<2月の花>(5)

人気ブログランキングへ 
(クリックしてね)



コメント ( 2 ) | Trackback ( )



« 前ページ