おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(9月8日)は10:00~17:00に アドラー心理学ベーシック・コースの平日コース を行っていました。
平日にも関わらず参加者は15名。
新潟、静岡(2名)からのご参加の方もいらっしゃいました。
7割くらいの方がどこかですでにアドラー心理学を学んでいるとのことでした。
それだけにご質問も鋭いところがありました。
ただ、15人中8人が自己否定ぎみで、今までで初めてのことでした。
この人たちを自己受容に向けるのが私の役割のようです。
お昼休みは、私としては珍しく受講者とご一緒。
男性陣と活発に意見交換ができて有意義でした。
◆アドラー心理学ベーシック・コース は、東京コース(土日コース、平日コース)だけでなく 宇都宮コース、名古屋コース も予定しています。
さて、久しぶりで 私の好きな言葉 のカテゴリーの書き込みです。
ある人から、「あなたの最高傑作は?」と尋ねられた喜劇王チャップリン。
「The next one(次の作品)」と答えたそうです。
このことは、チャップリンの映画が回数を重ねるに従って進化させようとしていたことを示します。
そう言えば、私の同じ内容の研修を2度受けた方から、「岩井先生の研修は2度目の方がわかりやすいですね」と言われたことがあります。
それはごく当然のことです。
1回目で反応を確かめながら2回目に軌道修正をしているからです。
ところで、経営学者のドラッカーにも同じような話があります。
「今まで書いた数10冊の本の中で、どの本が一番良い良い本だと思いますか?」
ドラッカーの回答はこうでした。
「ザ・ネクスト!」
私にとって現在までの最高傑作は『男と女のアドラー心理学』(青春出版社、1,400円+税)です。
次回作(単著)は、どのような本にしようかな?
そろそろ取り組み始めます。
<お目休めコーナー>9月の花(9)
(クリックして勇気づけを)
そうでしたか。
巷間そのように伝えられていたので、鵜呑みにしておりました。
ご指摘ありがとうございました。
日本で「次の作品が最高傑作」という言葉がチャーリー・チャップリンに帰されることがありますが、これは実際には彼が言ったことではないという説があります。この言葉の起源について、日本チャップリン協会会長である大野裕之氏は、チャップリンが「ネクスト・ワン」と言った記録はなく、この話は事実ではないと述べています。実際にチャップリンが最高傑作と評価していたのは「殺人狂時代」だと自伝で記しており、彼の孫であるチャーリー氏も「ネクスト・ワン」という言葉については聞いたことがないとコメントしています [oai_citation:1,「アナタの最高傑作は?」「The next one」はチャップリンの言葉ではなかった。:人生やり残しリスト:So-netブログ](https://yarinokoshi.blog.ss-blog.jp/2012-05-12)。
また、トヨタの豊田章男社長がこの言葉を引用していたことがありますが、これについてもチャップリンが実際には使っていなかったということが指摘されています。この話題は「ウォール・ストリート・ジャーナル」の取材によって取り上げられ、大野氏がチャップリンは「ネクスト・ワン」などと言っていないと回答しています [oai_citation:2,トヨタの豊田章男社長の偽チャップリン発言について、「ウォール・ストリート・ジャーナル」の取材に答 | 人間の大野裕之](https://ameblo.jp/onohiroyuki/entry-11248659872.html)。
このように、チャップリンが「次の作品が最高傑作」と言ったという話は、広く信じられているものの、その根拠は確かなものではないということが分かります。
ご教示に感謝です。
勉強になりました。