アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

早いもので9月も今日が最後の日ですね。

9月は、猛暑から台風までいろいろなことがありました。

さて、私がカウンセリングでよく使うテクニックがあります。「ワースト・ケース・スタディ」と言って、今の事態で最悪(ワースト)のケースは、どんなことが想定されるかを検討するのです。

私は、この「ワースト・ケース・スタディ」をサラリーマン時代に事業計画の立案をする際に学びました。

この発想法では、ベスト(最良)>ベター(良)>プロバブル(可能)>ワース(悪)>ワースト(最悪)で見通しを立てるのです。

人は、事態のベストやベターを求めることが多いのですが、私はカウンセリングの際に「ベストやベターを求めても裏切られるだけです。今の状態からもっともっと悪くなり、もしかしたら最悪になるかもしれません。最悪になったらあなたはどうしますか?」と尋ねると、根拠のない楽観論の人はたじろぎます。

カウンセリングのプロセスで判明することは、ベストとワーストは想像上の産物で、実際には起きる可能性が極めて低いのです。

そこで、ベストとワーストを回避し、ベター、プロバブル、ワースの3つの中から選択肢を求めると、ベターのための代替案がどしどし出てきます。


◎ヒューマン・ギルドでは、アドラー心理学に基づき「勇気づけのカウンセリング」を行っています。
詳しくは こちら をご参照ください。

カウンセリングにやって来たときよりも元気になってお 帰りいただけるのが特徴です。

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月28日)の朝、支度をしていたら、カミさんが「ねーねー、テレビ観て」と呼びかけました。

テレビを観ると、俳優の香川照之(45)が紋付袴姿で記者会見を行っていました。

NHK大河ドラマ「竜馬伝」で岩崎弥太郎役を熱演した、私の大好きな俳優の香川照之が来年6月、東京・新橋演舞場公演「初代市川猿翁 三代目市川段四郎五十回忌追善 六月大歌舞伎」で歌舞伎俳優としてデビューすることになるそうで、その記者会見の模様でした。

香川は九代目市川中車(ちゅうしゃ)を襲名し、歌舞伎の舞台に立つかたわら、俳優は香川照之の名前で続けるようです。

記者会見には、2003年11月に脳梗塞で倒れた父の市川猿之助(71)や、お子さんの正明さん(7)、従兄弟の市川亀治郎も登場。

私が感動したのは、次の3点です。

1.市川猿之助と女優の浜木綿子との間に生まれた香川照之は、日本舞踊家・藤間紫さんとの間の不倫に走った猿之助が、当時1歳の香川のもとを離れ(両親は3歳の時に正式離婚)て以来、45年間、実質的な関係を絶っていました。

2.香川は25歳の時に母に内緒で猿之助の楽屋に押しかけ、物心ついて初めて父と対面したのですが、父から「今の私とあなたは何の関係もない」と冷静に言い放たれていました。それにもかかわらず、今回の和解記者会見。さらに驚いたのは、「この春から(父と)同居しています」と香川が語ったことです。

3.「浜さん、ありがとう。恩讐の彼方に、ありがとう、ありがとう」と、会見最後のフォトセッションで猿之助が小さな声で漏らした言葉は、重いものがありました。


記者会見であまり触れられていませんでしたが、この雪解けには2人の女性の存在を忘れてなりません。藤間紫と浜木綿子です。

藤間紫は、生前この和解を陰で仕掛けていました。そして、浜木綿子は、それこそ恩讐を超えて、最愛の息子の元夫との同居を認め、息子と孫を歌舞伎の世界入りを支援したのです。

晴れやかの歌舞伎の舞台の陰にひっそりと添えられた花のような女性の存在があるのです。


<この件に関する参考記事>

デイリースポーツオンライン
 
スポーツ報知

asahi.com



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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

9月17日(土)に荻窪小学校の「平成23年度 道徳授業地区公開」で講演(45分間)を行ったことは、9月18日のブログ 「荻窪小学校で講演」 に書きましたが、昨日、荻窪小学校から講演要旨が届きました。

参考までにコピーでご紹介します。

「勇気づけの親子関係」

子育ての指針とは、自立心、責任感のある子どもを育てるということです。究極的には大人になったときに他者への貢献ができるようなところを目指します。

小学校低学年から学年が上がるにつれて、子どもは勇気を挫かれてしまっていることが多く見られます(自己肯定感の低下)。これは自分のことが好きだと回答する子どもが年齢とともに減少傾向であることや、授業での挙手の割合からもそのことが現れていると言えます。

そこで、親の最大の仕事は子どもを勇気づけること(自立心や責任感を損なわない、他者への役に立つ存在として育てる→子育ての指針につながる)ではないでしょうか。

また、親や教師が自覚しサポートできることとして……

1.「体験こそが子どもの最大の教師」をモットーに
(こうやれ、ああやれ、これはだめと子どもが体験する前にストップさせていることで、子どもの勇気をうばってしまう)

2.「親や教師が…すると子どもは何を学ぶか?」ということのチェック

3.適切な行動に注目していく
(当り前の行動を認めていく。子どものよいところを意識的に探していくように心がけていくことで、勇気づけにつながっていく)

さらに、勇気づけの実践をしていくためには

1.「ほめる」ことと「勇気づける」ことは違うということを知る。

「ほめる」と、評価的なことを言うため(「えらいね」など)、評価してもらいたいから、よいことを行うようになる。「勇気づける」では、認めてもらいたいから行動するのではなく、自ら率先して行えるようになる(感情を伝える。「○○してくれてうれしいな。助かるな」など)。

2.ヨイとこ探しをしよう。

3.子どもに感謝しよう。

どんなことでも「ありがとう。助かったわ」のひとことを忘れないように。

4.行動のプロセスを重視しよう

5.失敗をも勇気づけよう

失敗の体験は、チャレンジの証、学習のチャンス、大きな目標へ取り組んだ勲章、再出発の原動力、次の成功のタネであるととらえる。

子育てをしていく上で、子どもにどのような言葉をかけてあげられるかで、子どもの成長が大きく変わってくると思います。そのスタートは、お一人お一人の勇気づけにかかわってくるのではないでしょうか。


(この日の講演時の写真ではありません)

◎ヒューマン・ギルドは、ご要望に応じて可能な限り講演・研修をお受けしています。
私がお邪魔できないときは、同じ内容で担当できる講師を派遣します。気軽にご相談ください。

企業・教育機関向け研修の概要は、こちらを クリック

メール:info@hgld.co.jp
電話:03-3235-6741
 

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

久しぶりに心を洗われる本を読みました。

私がドキュメンタリー映画『地球交響曲 第2番』で知った「森のイスキア」主宰の佐藤初女さん(90歳)の新著です。

キッカケは、ヒューマン・ギルドの会員のNさん(この本の企画編集者、合同会社 オフィスカレン 代表)から贈呈を受けたことです。

いのちのことば 心の道しるべ137言
佐藤 初女
東邦出版

この本は、佐藤さんがFM青森の「リラックス・カフェ」で2010年7月~8月放送分の収録されたお話をもとに構成したものです。

Nさんによれば、佐藤さんのことばは、そのまま名言になってしまうような内容と響きを持っているのだそうで、次の文章を読んでみると、そのことがわかります。

食べたものが自分の一部になる

すべての食べ物には「いのち」があって、
いったん口に入ったものは生涯私たちの一部となって生きていきます。

小学校で話をしたときのこと。

4年生が手を挙げて、「いのちは大切だっていうけれど、僕たちはニワトリや牛を殺して食べているのはいいんですか?」と言いました。

「殺して食べているのではないの。いのちをいただいて、それがからだに入って、一緒に生きていくんだよ」と言ったら、「わかりました」って言ってくれたの。

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
     いのちは支えあって、
     お互いに響きあって生きています。
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

*第1章 「食はいのち、食は生き方」から


第3章の「若いみなさんに伝えたいこと」こんなことが書いてありました。

自分自身で考え、自分自身で決める

「親のせいで」「世の中が悪いから」などと、
問題の原因をまわりのせいにして逃げている限り、
解決はいっそう遠ざかるだけです。

そうならないためにも、自分自身で考えて答えを出すことです。

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
     自分の意思で決定したことは、
     自分で責任を持つしかないのですから。
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アドラー心理学の自己決定性そのものですね。

「あとがきにかえて」では、「震災から、未来に向かって」として佐藤さんは、次のようなことばを残しています。

印象に残った部分を抜き書きします。

苦しいのは今、自分が刷新(さっしん)されているからで、一線を超えようとしているからだと、私は考えてきました。そこを超えるか超えないかで人生は変わってきます。

みんなの力を合わせることが大事です。
出会いに感謝してください。出会いは未来を開きます。
私たち人間は、精神的な向上よりも物質的な向上を望んできましたが、これからは、そのような考え方は淘汰(とうた)されていくと思います。物を所有することがしあわせでなくて、通じ合える人に出会ったときが一番しあわせなのです。

そして、一番最後には、こう結んでいます。

私たち一人ひとりは大きなことは何もできないけれど、小さなことならばできます。ひとりの小さな力が大勢集まれば、大きな変革を起すことができると信じています。私もそのようにしていきたいですし、始めています。
その気持ちを忘れずに、心をひとつに合わせて進んでいきましょう。


いかがですか、佐藤さんのことばの響きは?

強くお勧めします。

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

ヒューマン・ギルドで9月23日(金)~25日(日)までの3日間、定員一杯の11名(女性だけ)を集めて 「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)」のリーダー養成講座 を行っていました。

この講座は、私が「ヒューマン・ギルドの唯一の地獄の特訓」と称している講座ですが、あまり地獄模様がなく、なごやかの雰囲気の中で終わりました。

受講者は、1人2回リーダーを務め、1回目は、実際のSMILEでここまでの状況はないだろうというほどのメンバーの援助を受けながら担当し、フィードバックもしっかり受けるのですが、2回目になると、相互研鑽によってレベルが高まり、堂々たるリーダーぶりになります。

演技の得意な方、パフォーマンス豊かな人もいて、ロールプレイでは、お父さん役、お母さん役、子ども役に即興的な要素も加わりました。これまた楽しい!

優れたメンバーによる力は大きい、と今さらながらに感じた3日間でした。

講座の後、カウンセリングを行い、7時近くに神楽坂駅の改札を通ったら、見慣れた人が4人、お互いにビックリ!

離れがたく、神楽坂駅近くでお茶をしていたようでした。

 
◎今後のSMILEリーダー養成講座は、次のとおり開催します。

横浜コース

日 程: 11/13(日)・26(土)・27(日)(3日間土日曜コース)
講 師: 鶴田恵美子氏(シニア・アドラー・カウンセラー、SMILEリーダー、SMILE開発者の1人 )
会 場: 横浜市桜木町・ボランティアセンター
時 間:  9:30~16:30

東京コース

日 程:2012年1月コース1/7・8・9(土日・月祝日、3日間コース)
 
講 師:岩井俊憲 (ヒューマン・ギルド代表)
会 場:ヒューマ ン・ギルド研修室(東西線神楽坂)
時 間:1日目2日 目10:00~18:30 3日目10:00~17:00

料 金:  プレミアム会員65,000円 /一般70,000円(料金は変更することがご ざいます)
再受講:  30,000円


<お目休めコーナー> 横断歩道で

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

ある女性の話です。これも親から言われた言葉が内言化(自分で自分に言うセルフ・トーク化したもの)したケースです。

その女性は、子どものころから母親から「男は汚い。男に気をつけなさい」と言われて育ちました。

彼女が近所の男の子と遊んだときに、いじめられたりしたことを母親に伝えると、母親は「だから言っているでしょう。男に気をつけないと」と言われました。

彼女が成人してからは、完全に「男は汚い。男に気をつけなさい」と自分の心の中で自分に言うようになり、彼女の青春の時期に好意を持って近づく男性がいても、「男は汚い。男に気をつけないと」という内なる言葉が浮かび、恋愛も結婚もできないでいました。

彼女は、啓蒙活動を通じて「男は敵だ」を連呼しています。

この女性のケースは、母親から言われていた言葉にいつまでも縛られ、敵対的な男性像を築き、あらゆる場面でその信念を強化したケースです。


なお、私は、ライフ・スタイルを「心の本籍地」にたとえ、ヒューマン・ギルドのニュースレターをホームページ のトップページにあるTopicsの「過去のニュースレターでの岩井の『巻頭言』から」 に

「こころの本籍地」(1)~(3)

として書いています。

ご参照ください。

また、このトピックスには、面白い内容が満載です。
お時間のある時にお楽しみください。

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月23日)は、「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)」リーダー養成講座の第1日目。11名(北は青森、南は愛知まで女性ばかり)の参加者のうち6人が1章から2章までの各節を1人ひとりリーダーを務めてもらいました。

皆さん、高い力量をお持ちです。

「ヒューマン・ギルドの地獄の特訓」と言われるSMILEリーダー養成講座、まだ涙を流している人はいません。


さて、ライフ・スタイル考の第4回目です。

いままでは、親からの家族価値が自己理想に、兄のののしり言葉が自己概念に影響を与えてきたケースを取り上げてきました。

今回は、家族の雰囲気が子どもの自己理想に影響を与えたケースです。

私は、外と家とでは別の言語を話します。バイリンガルということになるでしょうか。

外では標準語、家では生まれ育った栃木県の言語です。

私の大学生の子ども(タクロウ)は、幼稚園生の頃近所の子どもたちとままごと遊びをしたときに、父親役をやり、出勤シーンでカバンを抱えてこう言ったのです。

「さあ、オラチ行ってくっか」(注:標準語「さあ、僕、出かけるか」の栃木弁)

息子は、私をモデルとして、ままごとで私と同じ言い方をしたのです。

このように子どもは、親と同じような行動をします。

「おはようございます」「ありがとうございます」「いただきます」「行ってらっしゃい」「お帰りなさい」・・・・・。私たちは挨拶を大事にしています。

1日あったことをべらべらしゃべるのも、息子は子どもの時から変わりません。

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

私には2歳4カ月年長の兄がいます。

この兄は、近所から「きかんぼ」とあだ名をつけられていた悪がきで、運動神経抜群の子どもでした。

兄は自分のできることを弟の私に「おまえもやってみろ」と押し付け、できないでいると、「臆病」「ぶきっちょ(無器用)」とののしっていました。

  

「臆病、ぶきっちょ」と兄から言われていた言葉は、いつしか自分で自分に言うようになり―つまり「内言化」し―、幼いころの自己イメージを形成するのに大きく影響を与えました。

ですから小学校4年生までの私の自己イメージは「臆病、ぶきっちょ」でした。
このことは、少年野球をやることによって克服されました。


今まで2回にわたって書いてきた父親や母親から言われてきたことは、家族価値としての自己理想(自分がどうあるべきかの理想)に影響を与えます。

同じように子どものころ他者から言われてきたことは、自己概念(自己イメージ)の形成に影響を与えます。

8~10歳までのライフ・スタイル形成期に家族や教師など、子どもに影響力を与える周囲の人たちが繰り返し繰り返し言う言葉は、そのまま子どもに影響を与え、言われてきた言葉をそのまま自分で自分に言うようになります。

「おまえは/あなたは・・・・」と言われてきたことの主語が代わり、「私/自分は・・・・」と、何かの拍子に自分で自分に言うばかりか、他人に対しても言うことになるわけです。

こうなると、他者暗示で始まったものがいつしか自己暗示に代わり、そのことを繰り返し言っていることで、自分自身の信念になるわけです。

ELM勇気づけ勉強会では、このことを「セルフ・トーク」として徹底的に扱います。


◎ヒューマン・ギルドでは、次のとおりELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座 (土・日 ・2日間コース)を行います。

第14期:10月8日・9日(リーダー:鈴木三穂子さん/米山秀樹さん)
第15期: 2012年2月18日・19日(リーダー:鈴木三穂子さん/原田綾子さん

なお、過去のELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座に関する記事は、以下をご参照ください。
ELMの開発から展開への歴史が読めて面白いですよ。

2008年9月28日 
第1回「勇気づけリーダー養成講座」

2009年8月10日 
「勇気づけ勉強会(ELM)」のマニュアル・テキスト発送

2009年9月29日 
第4期「勇気づけリーダー(ELM)・トレーナー養成講座」修了

2009年10月29日 
第5期「勇気づけリーダー(ELM)・トレーナー養成講座」が終わる

2010年3月7日 
第7期勇気づけリーダー・トレーナー養成講座開講

2010年12月12日 
第10期ELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座開催

2011年2月14日 
札幌で第11期ELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座②

2011年4月10日 
第12期ELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座

2011年7月24日 
第13期ELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

大雨によって被害を受けた地域の方々にお見舞いを申し上げます。
東京でもほとんどの電車が運休になり、そのため大変な思いをされた人たちがいます。

さて、かつて アドラー心理学ベーシック・コース に参加した、東大卒のある女性の話です。

その方は、子どものころから母親から「背負い水」の教えを受けていました。

「背負い水」というのは、人間は生まれてから死ぬまである一定量の水を背負っていて、浪費すると早死にし、節約して使うと長生きする、と言うのです。

その話を真に受けて育った彼女は、お風呂の水も、歯磨きの時も、飲む水もできるだけ小量に留めるだけでなく、夫や子どもなど近親者が浪費していると、叱りつけ、水道の蛇口を締める行動に出ていました。

 

    

      水道水-水は文化です。-   

その話を聞いた周囲の人は驚いて、「え、今でもそんなことを信じているの!?」と尋ねると、真剣に「そうです」と答えました。

東大を卒業していながら、30歳を過ぎてそう信じている彼女には、みんなが不釣合いな感じを持っていました。

彼女はやがて「背負い水」の教えに不自由さを感じていたことを告白しました。また、論理的に考えても、早死にした人が水を浪費していて、長命な人が水を節約して生きていたというのは、おかしな話です。
しかし、彼女は、疑うことすらしていなかったのです。

前回の私のお米の話も、彼女の話も親から植えつけられていた教え(「家族価値」)が自分を縛り、生活上不適応を起していたケースです。

私たちは、親から植えつけられていた教えの中で建設的なことは、それなりに生かすものの、不合理、非建設的で不適応を起すものは、自分の中から追放しなければなりません。

ところで、このブログをお読みになっている方も、日常生活の朝から晩まで振り返って「少し変だな」と思うことの中にはきっと、親・教師などの権威者から植えつけられていた教え(言い換えれば「暗示」)が潜んでいます。

そんなことは、いつまでも後生大事に抱えている必要がないのです。


アドラー心理学ベーシック・コースについて

アドラー心理学は、現代のさまざまの問題に具体的な解決法を与える実践的な心理学として、臨床現場はもちろんのこと、学校や家庭や企業でも、すでにさまざまに活用されています。ベーシックコースではアドラー心理学の基礎の理論をどなたにも分かりやすく日常生活で応用できるように学んでゆきます。またカウンセラーを志す方には必須講座となります。

■東京土日4日間コース 10月コース、2012年1月コース
 講師:岩井俊憲 
 10月コース・・・10/15.16.29.30(土・日)
 2012年1月コース・・・1/14.15.28.29(土・日)
 時間:土曜 13:30~19:00 日曜10:00~17:30

 ■札幌土日4日間コース
 講師:前半、青沼眞弓氏(シニア・アドラーカウンセラー)
     後半、岩井俊憲
 日程:10/8.9.22.23(土・日)
 時間:土曜 13:30~19:00 日曜 9:30~17:00

■横浜土日4日間コース
 講師:鶴田恵美子氏(シニア・アドラーカウンセラー)
 日程:10/15.23.29.30(土・日)
 時間:9:30-16:30

■愛知土日4日間コース 
 講師:岩井俊憲、 
 日程:11/5.6.19.20(土・日)
 時間:土曜 13:30~19:00 日曜 9:30~17:00
 会場:11/5.6は稲沢市総合文化センター講習会室
     11/19.20は稲沢市民会館研修室

■受講料:全コース共通 48,000円 再受講 24,000円

 お申し込み、お問い合わせはinfo@hgld.co.jp へ

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

9月19日(月)の石山さんのアドラー心理学ゼミナールでの発表に刺激されて、ライフ・スタイルのことを考えてみようと思いました。

これからだらだらと何回に及ぶかわかりませんが、アドラー心理学のライフ・スタイルのことを書きます。

自分自身のメタボリック・シンドロームを克服するために、私が子どものころに父親からうるさく言われていたこと(いわゆる「家族価値」)を再考したことがあります。

それは、お米を無駄にすることを極端に嫌がる父親の言葉でした。

父親が家でよく言っていた言葉は、「もったいない」でした。

ご飯が出ると、「残しちゃいけない」でした。このお米を作るためにお百姓さんが精魂込めて作り、流通過程を経て、家でご飯を炊く人にまでどれだけの人たちの手を経ているか、それを考えると、ご飯を残すようなムダをしてはいけない、という父の言葉にずっと支配されていました。その言葉は、まるで父親の遺言のように、ずっとずっと心に残っていました。

その結果、「出てきた食事は完全に平らげなければならない」という信念が父の死後も残り、体重増加に拍車をかけていたのでした。

思えば、父親が言っていたことをいつまでも大事にし、健康を害するほどになるのはばかげています。

英語で“ Weight or waste ”という言葉があります。大食いしてウェート(体重)を増やすか、それとも食事を残して捨てて(ウェイスト)体重のコントロールをするか、という選択です。

親の遺言のような言葉も、後生大事にするのが無駄なものがあります。
いい加減に親の洗脳から覚めるのも自分次第ということです。

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

9月17日、18日、19日の3連休、ヒューマン・ギルド界隈は、赤城神社の秋のお祭りでした。

神輿(みこし)をかついだ人たちが練り歩きます。

ヒューマン・ギルドでは、世間の3連休中、3日連続して研修をしておりました。

9月19日(月、祝)は、11:00-13:00に石山育朗(いしやまおくお)さん(国学院大学栃木短期大学教授)を講師として

アドラー心理学の理論から私たちの生活を再確認してみよう
―人間の体、行動、心―(生理学編)

のタイトルでアドラー心理学ゼミナールを開催しました。


(わかりやすい講義をされる石山さん)

石山さんは、アドラー心理学の理論を概説された後、ご専門の運動生理学の立場から健康・運動などについて触れてくれました。
心と体の統一に関して大事な示唆を得ましたが、私が主にこのゼミナールから学んだことは、次の3点です。

1.健康に関する石山さんの定義

健康とは、共同体感覚による健康な精神の働きが、その人の人生に必要な身体と体力、人間関係の構築に適応した、身体的・精神的・社会的にバランスの取れた動的状態である。
・・・・・楽観主義ベースの勇気づけられた身体と心の私(あなた)でいること

2.毎日、手軽にできる筋トレ

(1)片足立ち(30~60秒)
(2)膝の曲げ伸ばし(スクワット、10回)
(3)自転車のペダル漕ぎ(仰臥位、30~60秒)
(4)上体起こし(腹筋運動、背中を1cm浮かす)・・・・カウント5~10、10回
(5)腕立て伏せ(5~10回)
注意! とにかく「ゆっくり」

3.石山さんの貪欲な学びの姿勢

これは、このゼミナールで感じたことだけでなく、講座でお目にかかるたびに感じていたことですが、石山さんほど知識だけでなく体験からも貪欲に学ぶ人はなかなかいません。
このゼミナールは、石山さんの貪欲な学びの姿勢が溢れ出た講座でした。

石山さん、ありがとうございました。

やっぱりあなたは、とても「いい奴」です。


(質問に聴き入る石山さん)


◎ゼミナールの参加されたことりさんがご自身のブログで「今日は石山育朗先生のお話」 として感想を書いてくれています。プロの顔を見られて、かっこよかったー!!の表現もありました

10月のアドラー心理学ゼミナールは、森本ひとみさんを講師に次のとおり開催します。

日時:10月10日(月、祝)11:00-13:00

タイトル:「出逢い」
森本さんは「私がターニングポイントで出逢った方々について、その出逢いにより自分が助けて頂き成長をさせて頂いたこと。そして夢を頂いたことをお話しできたらと思います」としてお話しいただきます。

受講料:2,100円(税込み)

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月18日)は、ヒューマン・ギルドで アドラー・カウンセラー養成講座 の第6日目を担当していました。

ある人の早期回想の分析を行いましたが、この段階になると、受講者はかなりしっかりと分析ができるようになっています。

続いて私は、受講者の中の1人のカウンセリングのデモンストレーションを行いました。

その次は、3-4人一組でカウンセリング演習。
前日にかなり助言好きな方々がいらっしゃるので、「ニースなきところにサプライなし」 を徹底しました。


ところで、カウンセリングの世界で早い段階で助言することと共によくあるのは、 決めつけの解釈です。

「・・・・に違いにない」「・・・・の人は・・・・だ」と決めつける解釈がかなりあります。

私もさまざまなカウンセリングやセラピーを受けていますが、ある人から、私の顔の骨相をもとに決めつけをされたり、前世療法らしきものを受けたときに「あなたの前世が・・・・だから現世も・・・・の課題から免れない」を言われたことがあり、とても不愉快でした。

解釈は、あくまで仮説でしかないので、「もしかしたら・・・・かもしれません」「・・・・の可能性があります」と、暫定的・仮説的な表現に留めるのが良心的なカウンセラー/セラピストの解釈の伝え方です。


アドラー・カウンセラー養成講座やSMILEリーダー養成講座やELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座 に進むためには、アドラー心理学ベーシック・コースと「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)」の受講が不可欠です。
詳しくは、こちら をご覧ください。

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月17日)の午前中は、荻窪小学校の「平成23年度 道徳授業地区公開」の講演会の講師に招かれ、

勇気づけの親子関係

と題した講演をしました。

子育ての指針は、自律心と責任感をもとに他者の役に立つために勇気づけることだとし、45分のミニ講演を行ったのです。

冷房の効かない体育館には、100人を超える保護者が集まりました。


印象に残ったのは、この学校の校長先生の若さ(50歳)と行動力・情熱でした。

いただいた「おぎくぼ」という学校通信の7月号の巻頭言には「困難に負けない強い心に ― 勇気をお与える言葉がけ」と題して、アドラー心理学の勇気づけのことが書いてありました。

講演が終えたら、校長先生、以前ヒューマン・ギルドの研修にも参加されたことのある先生、道徳教育ご担当の先生の3人は、帰路を急ぐ私を学校の玄関まで送ってくれました。

バスに乗ろうとすると、先ほど講演を聴いてくれた保護者が「すぐ使えることばかりでした」と声をかけてくれて、バスの中でお話ししました。

校門での児童への挨拶、学校通信など校長の評判がとてもよく、「やはりこの校長はリーダーシップがある」と再確認しました。

またお会いしたくなった校長でした。


午後からは、ヒューマン・ギルドでカウンセラー養成講座の5日目を担当しました。


◎講演・研修のお話がありましたら、気軽にお声がけください。私自身、あるいは同じ内容を話せる人を派遣します。


<お目休めコーナー> 信号を待つ間に

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

まずは、ヒューマン・ギルドのプレミアム・メール会員の方々にお詫びを!

ヒューマン・ギルドのパソコンが不具合を起し、15日付けのメルマガが送れず、また、講座のお申し込みなどの対応でご迷惑をお掛けしています。

急遽新しいパソコンの購入手配や、当座の代替品の借用手続きなどをしているのですが、もう少々かかってしまう見通しです。

普通に info@hgld.co.jp 宛てにメールをくださるならば、私のパソコンでも見ることができますので、できるだけメールまたはお電話でのご連絡をお願いします(ファックスは完全にダメです)。


さて、昨日(9月16日)の午前中は、大泉にじのいろ保育園の祖父母を招く会で

次世代へのプレゼント
~楽しく人生を~

と題した講演を行いました。

80人くらいがご参加で、私は大きく2つのメッセージ(1.と2.)を発しました。

1.孫育てを楽しもう!
①祖父母と孫の相性
②困った祖父母の3つのタイプ
③孫とのつき合い方の3原則

2.自分自身充実した生き方をしよう!
①8掛け人生のすすめ
②ボケやすい人とボケにくい人
③生涯現役のすすめ

「誰一人眠らせません!」と宣言し、事実そのとおりにしました。

「祖父母と孫の相性」がよい理由は、下のスライドを使って、共に「あの世に近い」という話をしました。

後半の「自分自身充実した生き方をしよう!」では、お得意の「8掛け人生のすすめ」と「生涯現役のすすめ」をもとに大いにアジテーションをしました。

<お目休めコーナー> 大泉学園で

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おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨晩(9月15日)は、前々から約束していた株式会社 チームフローの新事務所移転お披露目パーティーに招かれ、お祝いのワインを持参して赤坂の新オフィスをお訪ねしました。

100人くらいの人たちでごった返していたでしょうか。

平本あきおさんにご案内をいただき、2階のセミナー・ルームをも見ていきました。

2フロアで150坪(500平方メーター)もあるとのこと。そっとお聞きしたらすごい家賃になります。

パーティでは皆、何のガイドもなく食事とお酒を飲みだし、私は根本英明さん(ヒューマン・ギルド会員、元「人材教育」誌編集長)を見つけて会話をしていたのですが、場違いな感じがして仕方なく、40分で失礼しました。

何せ昨晩は、我が夫婦の結婚22周年記念。東中野駅近くのケーキ屋さんで小さなケーキを買って帰りました。


ところで、話は大きく変わって、10月に外部で行う研修のご案内です。
収益を目的としない財団法人主催の研修なので、受講料はお弁当代を含めてたったの3,000円です。

お時間のある方は、是非お越しください(あるいはお知り合いにご紹介を)。
ただし、もう30名以上の申し込みが入っているとのこと。申し込みは、お早めに!

勇気づけを絡めたモチベーションが学べます。

財団法人 朝日中小企業経営情報センター主催
■中堅社員特訓講座 自分と組織のモチベーション・アップ法

研修内容
◎モチベーション(やる気)について考える
◎「自己変革なくして組織変革なし」
◎自己を勇気づける法(セルフモチベーション)
◎他者を勇気づける法(周囲の人達のモチベーション)
◎全体総括と質疑応答
※演習、グループ討議を交えながら、体験して学べる講座です。

開催日 : 2011年10月6日(木)10:00~16:00  ※当日、お名刺をご持参ください。
対 象 : 一般社員など(都内中小企業者の方)
定 員 : 先着40名(定員になり次第締め切ります)
受講料 : 3,000円 (昼食代を含みます)

お申し込み・お問い合わせ:
朝日中小企業情報センターのPDFから

会 場:朝日信用金庫 西町ビル(東京都台東区東上野1-2-1) 

◎今日の午前中は、第三者委員もしている大泉にじのいろ保育園で園児の祖父母を対象とした「次世代へのプレゼント」というタイトルの講演をしてきます。


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